
前回ラグビーワールドカップにおいて、日本はプール戦において3勝1敗という成績を残しました。
当時世界ランク3位であった南アフリカ代表に勝利したというニュースは日本国内だけではなく、世界を湧かせたことでも記憶に新しいところです。
しかしながら得失点差によって初の1次リーグ突破とはならず、これもまたワールドカップにおいては初のことでした。
この原因として考えられたのが、得点力不足です。
この難点を改良するために日本代表は得点力をあげるための、プレースタイルへと変更をしてきました。
従来のどちらかと言えばディフェンシブなプレースタイルから、攻撃的なラグビーを目指したと言ってもいいでしょう。
なかなかこのプレースタイルの変更は上手くいきませんでしたが、ワールカップに向けて徐々に改善されつつあります。
ラグビーは他のスポーツと比べて番狂わせが起こる可能性が低く、事実今回のワールドカップにおいても世界ランク15位までのチームがすべて参加しているほどです。
そのため前回番狂わせを起こした日本代表には、大きな注目が集まっていると言えるでしょう。
2019ラグビー日本代表の試合結果
では日本代表の最近の試合結果はどうなのでしょうか。2019年に行われたラグビー日本代表の試合結果を見ていきます。
7月27日に行われたフィジー代表との試合は34対21で、日本代表が勝利しています。8月3日にトンガ代表とも試合をしており、こちらも41対7というスコアを残しました。
続く8月10日にもアメリカ代表と試合を行っていて、34対20というスコアで勝利しています。
最も近くで行われたのが9月6日に行われた南アフリカ代表との試合で、こちらは7対41という結果でした。
プレースタイルの変更の結果が出ていますが、やはり格上のチームには通用しにくいのでしょう。
ラグビー日本代表の強みと弱点
ラグビー日本代表の強みと弱点も確認します。日本代表は得点力をアップさせるための方法として、ボールを大きくキックするという手法をとりました。
細かくパスをつないで地道に前進するよりも、一か八かでもボールを大きく蹴り出してエリアを稼ぐ方法を選んだのです。
その結果として上手くはまれば得点力がアップできましたが、逆にはまらなければ相手にボールが渡ってしまいます。
これは安定した強さというよりは、ギャンブル的な強さとなったとも言えるでしょう。自分の型にはまれば強く、はまらなければ弱くなるという形です。
ラグビー日本代表のキープレーヤー
最後にキープレイヤーもお伝えしておきます。
ラグビー日本代表の2018年から2019年のシーズンにおいて、一躍ブレイクしてきた選手が姫野和樹選手です。若手ナンバーワンとの呼び声も高く、今回のワールドカップにおいても活躍が予想されます。
またチームの司令塔的な存在として注目したいのが、スタンドオフの田村優選手です。田村選手のデキによって試合が左右されるケースもあるためです。