マイボートを選ぶ基準としてエンジンを比較してみました。

エンジン 使用燃料 エンジンと機関の特徴 長 所 短 所
船外機 ガソリン 2ストロークと4ストロークの2種類(※1) 高速性にすぐれ操作もしやすい 長時間の釣行ではディーゼルに比べ燃費が悪い
船内外機 軽油 エンジンは船内でドライブが船外 船外機と同じく高速性能が高く燃費も優れている 以外と壊れやすい?(※2)
船内機 軽油・A重油 エンジンからシャフトを介してプロペラを回転させる エンジンが船の中心にあるため安定性に優れる 高速滑走には高馬力のエンジンが必要

※1.4ストエンジンの方が高燃費な上、エンジンがコンパクトなので船内に余計なスペースを取らない。
※2.船尾にエンジンボックスがあるため、船上に余計なスペースをとってしまう。

ディーゼルとガソリン

マイボートを購入する場合、一番気になるのがエンジンだと思います。船のエンジンにもガソリンとディーゼルの2種類があり、エンジンのタイプで使う燃料は簡単に分類できます。

まず、どこでもよく見かけることのできる船外機ですが、これはほぼガソリンエンジンです。反対に船外機以外のエンジンでは軽油が燃料になります。ドライブ船といわれるものや漁船なんかの船内機がそれに当たります。それでは、どちらのタイプが自分のマイボートに適しているか考えてみましょう。

燃費ですが、やはりディーゼルの方が燃費がよく、免税券を使えることからも経済的にお得感があります。けれど船外機が船内機に全て劣るわけではありません。

なぜなら、船内機仕様になると、ボートにしろ漁船にしろとても高価になるし、キールのある漁船では高馬力でなければスピードが出ません。エンジン自体の単価も、同馬力のエンジンであればディーゼルの方が高くなります。またドライブ船(船内外機)では船の後部に突き出た形でエンジンスペースがあるため、その分釣り座が少なくなります。

船外機ではこれらの問題がなく、メンテナンスも容易でオイル交換も不要です。また、最近では4ストロークエンジンの燃費が格段に向上しているのも見逃せないところでしょう。

これらのことから、エンジンを選ぶ時は自分の釣行回数やポイントまでの釣行時間をよく調べて選んだ方がいいと思います。たとえば、あまり釣行しない週末アングラーであれば、燃費がいいからといって単価の高い船内機仕様の船を買うよりも、船外機のボートを安くで手に入れた方が元が取れる場合もあるのです。

これはガソリンとディーゼルの釣行回数による比較例です。
例えばガソリンを130円として1釣行に30リットルの消費で計算すると
130×30=3900円/回

次に免税軽油85円として1釣行20リットルの消費では
85×20=1700円/回

この時の燃料代の差額が2200円となり、船外機の方が高くなりますが、ボートの差額がたとえば100万円だとすると、船外機のボートで約454回釣行してやっと追いつく計算になります。

週末だけの釣りで月4回の釣行であれば113ヶ月です。その間オイル交換などの諸経費がいりません。トータル的にどちらがお徳か自分の釣りのスタイルと採算の程度をよく考えて購入しましょう。

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