満福丸の電装類の艤装を紹介します。見てのとおりですが、満福丸の電装類は船釣りに使うものばかりにまとめられており、乗り合い船にあるような冷房用のクーラーなどのぜいたく品はありません。
新しい満福丸の電装類の大きな特徴としては発電機です。これで電気を起こしてウィンチや集魚灯を使う事ができます。また、ダイナモを2個搭載する事によって、エンジン始動用とアクセサリー用に電源を分けられるので安心です。
このバッテリーですが、船の電装類は思った以上に電気を食うので沖でエンジン始動ができなくなることもしばしばです。4個つめるならその方が安全です。
ウインチ
二代目満福丸の電動ウインチです。発電機で発電し、200Vの電圧で回しているのでとても強力です。
手元のスイッチで正・逆のどちらも回転します。よほどのことがない限りブレーカーが落ちることはありませんが、船内で操作できる油圧ウインチも欲しいと思うこの頃です。
バッテリー
バッテリーは並列で24ボルトの仕様になっています。以前は1組だけのバッテリーで全ての電源に使用していました。
けれどアンカーローラーの使いすぎでエンジンがかからなくなったこともあり、海上に取り残され漂流しかけるという苦い経験を数回いたしました。そのため、現在は電装品用とエンジン始動用とそれぞれ別にして取り付けてあります。
発電機と集魚灯用メタハラ発電機
上が集魚灯用メタハラ発電機で、下がウインチに使用する発電機です。発電はベルト駆動で行い、動力はエンジンです。集魚灯用発電機の発電力は9キロです。
ウィンチは200Vの電圧で回しているので、巻き上げの力も強く特に問題なく使えています。
発電機の操作盤
左側の大きいスイッチがメインで右側の小さいのが各部の照明になります。エンジンの回転を上げなければ発電できないので、一晩中つけたらとんでもない燃料消費になるでしょう。
配電盤
この操作パネルのスイッチで各部の電源を入れたり切ったりしています。メインもここに入っています。
投光機と集魚灯
投光機は以前の満福丸から取り外して現在も使っています。夜釣りに行く機会がめっきり減ってしまったので最近はあまり使っていないのですが、岸近くでのエギングや夜の帰港時にはとても便利です。集魚灯はいまだ点灯の経験はあらず。
コンバータ
コンバータは電動リール用に取り付けてあります。容量が小さいため複数台を同時に使う事はできませんが、一人二人の釣りでは難なく使用できます。これで安定した電源供給が可能になりました。
スパンカーの取り付け部
まだ持っていない欲しくてたまらんスパンカーを取り付けられます。柱は海への転落防止に一役買っています。
作業灯
満福丸にはこのような作業灯が4~5個ついています。夜釣りの作業時には欠かせません。是非取り付けられることをお勧めします。