「ルアーフィッシングの垣根を超えて、釣りの楽しさを追求したい」
そう語るのは、エリアトラウトメーカー「バルケイン」代表であり、エリアトーナメンターとしても活躍する菊地栄一さん。
彼が新たに挑むのは、エリアトラウトとは異なるジャンルの著名アングラーとのコラボレーション。
第1弾は、アジング界からトミーさんを招き、貴重な話と対談を繰り広げました。
そして今回、第2弾のゲストとして登場するのは、バスフィッシング界の重鎮、平岩孝典さん。
ガンクラフトの代表であり、元祖S字系ビッグベイト「ジョインテッドクロー」を生み出したルアーデザイナーとしても知られています。
2人は今回が初対面とは思えないほど意気投合し、互いの釣りの経験や考え方について熱く語り合います。
平岩さんは、エリアフィッシングの経験も豊富で、20年ほど前から年に数回は訪れているそう。
特に、冬の禁漁期間には、渓流釣りの代わりにエリアフィッシングを楽しんでいたといいます。
「エリアフィッシングは、バスフィッシングと意外と近い」
そう語る平岩さん。
その理由について、こう説明します。
「バックウォーターで見える魚をいかに食わせるかという点で、エリアフィッシングはバスフィッシングと似ている。
どちらも、魚の動きや居場所を観察し、どうすれば釣れるかを考えながらアプローチすることが重要なんだ」
話題は、平岩さんが生み出した名作ルアー「ジョインテッドクロー」へ。
菊地さんは、ジョインテッドクローのトラウト用モデル「ジョインテッドクロー70」を愛用していることを明かします。
「ジョインテッドクローは、エリアのハードプラグにはないアクションが魅力。
トラウトが Chase してきた時のアピール力がすごい」
菊地さんは、ジョインテッドクローの魅力を熱弁します。
一方、平岩さんは、ジョインテッドクローの開発秘話を語り始めます。
「ジョインテッドクローは、元々ネイティブトラウトをメインターゲットに開発したルアー。
特に、泳がないようにアクションを調整することに苦心した」
平岩さんは、ジョインテッドクローの開発秘話を明かします。
「オリジナルサイズをトラウト向けに調整する際、泳がないようにアクションを調整した。
少しのラインの重みや流れで過敏に反応してしまう動きを抑えることで、スローな誘いでもしっかりとアピールできる設計にしたんだ」
さらに2人は、タックルセッティングについても議論を交わします。
平岩さんは、ジョインテッドクローを効果的に動かすためには、ラインの選択が重要だと語ります。
「ジョインテッドクローを 제대로 引くためには、フロロcarbon ラインがおすすめ。
ナイロンラインよりも張りが強く、ルアーの動きをダイレクトに伝えられる」
平岩さんの言葉に、菊地さんは深く頷きます。
「僕たちは、魚の反応に合わせてラインを頻繁に変えるけど、平岩さんの場合は、ルアーのアクションを最大限に引き出すためにラインを選ぶんだ。
その考え方は、僕たちとは正反対で面白い」
トークセッションを終え、いよいよ実釣スタート。
平岩さんは、ジョインテッドクローを手に取り、初めにルアーを投げ入れた途端に、魚が食いついた。
見事な竿さばきで、良型のトラウトを釣り上げた。
「やはり、流れに乗せてドリフトさせるのが効果的だ」
平岩さんは、エリアトラウトでも流れを利用した釣りが有効であることを証明します。
一方、菊地さんは、平岩さんのテクニックに感心しながらも、自身のスタイルを貫きます。
「僕は、レンジを刻んでいくのが得意。
平岩さんのように、流れを利用した釣りは少し不安」
対照的なスタイルを見せながらも、2人ともしっかりと魚を釣り上げていきます。
今回の動画では、平岩孝典さんと菊地栄一さんのエリアフィッシングに対する考え方やテクニックを垣間見ることができました。
2人の対談は、エリアフィッシングの奥深さを物語っています。
ルアーデザイン・戦略・タックル…
トップアングラーの思考に触れることで、あなたのエリアフィッシングの腕もきっと向上するはずです。
ぜひ、動画本編をご覧ください。
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