こんにちは、満福ログ運営者のしのいちです。これまで数多くの釣り人やショップを取材し、私自身も遠征を繰り返す中で、一つ確信していることがあります。
それは、本当に釣る人の車は、驚くほど無駄がなく、美しいということです。
逆に、高いパーツをこれでもかと詰め込んでいるのに、なぜか現場でバタバタと準備に追われ、結局時合いを逃している方もたくさん見てきました。
あなたは、自分の車をただの物置にしていませんか。
リフトアップして見た目は強そうだけど、ロッド一本出すのに苦労したり、車中泊で腰を痛めて翌日のキャスティングが疎かになったりしていませんか。
釣り車におけるカスタムとは、単なるドレスアップではありません。それは、現場での準備時間を短縮し、移動中の休息を最大化させるための、いわば設備投資です。
時給を上げるためのビジネス環境を整えるのと同じ、極めて論理的な行為なんです。
この記事では、私が現場で見聞きしてきた不都合な真実を交えつつ、カタログスペックだけでは分からない、本当に意味のある釣り車カスタムの正解を解説します。
あなたの車を、単なる移動手段から、釣果を叩き出すための最強の基地へと変えていきましょう。
- 見た目だけじゃない現場での機能性を最優先したカスタムの考え方
- 準備と片付けのストレスをゼロにするための合理的な収納術
- 翌日のパフォーマンスを左右する質の高い車中泊環境の作り方
- 無駄な買い物を防ぐために知っておくべきプロ視点のパーツ選定
なぜあなたの釣り車は使いにくいのか?現場主義で考えるカスタムの本質

釣り車のカスタムと聞くと、多くの人が「外装をタフに見せること」や「有名なブランドのステッカーを貼ること」を想像しがちです。しかし、現場取材で100台以上の車を見てきた私が断言できるのは、本当に釣る人の車は「見た目」よりも「手の届く範囲」を徹底的に作り込んでいるという事実です。この章では、まずあなたの車を使いにくくしている原因を解き明かし、釣果を伸ばすための本質的な動線作りについて解説します。
| 項目 | エセ釣り車(NG) | 現場主義の釣り車(OK) |
|---|---|---|
| 足回り | 極端なリフトアップで積み込みが困難 | 適度な車高でアクセス性を重視 |
| 車内収納 | 大型ボックスに何でも詰め込む | 使用頻度別に「ゾーン」を分けて配置 |
| ロッド収納 | 束ねて床に置く(破損リスク大) | 頭上空間を活用し、即実釣可能 |
見た目重視のカスタムが釣果を下げてしまう理由
結論から申し上げます。過度な外装カスタムは、あなたの体力と集中力を削り、結果として釣果を下げる要因になります。例えば、迫力を求めて車高を極端に上げた「リフトアップ」は、重いクーラーボックスや濡れたウェーダーを載せる際の負担を倍増させます。取材したベテランアングラーの多くは、「数センチの高さの差が、遠征3日目の疲労度を決定的に変える」と口を揃えますよ。
以前、取材させていただいたAさんは、見た目重視で大型のルーフキャリアを載せていました。しかし、風切り音による移動中のストレスと、毎回脚立を使わなければ荷物が下ろせない手間に嫌気がさし、結局1シーズンで取り外したそうです。「カッコいいけど、現場では邪魔なだけだった」という彼の言葉には、重い教訓が詰まっていますね。
今すぐできるアクションは、自分のカスタムが「現場での動作」を増やしていないか、冷静に棚卸しすることです。荷物の出し入れに無理な姿勢を強いていないか、特定のパーツが視界を遮っていないか。もし不便を感じているなら、それはカスタムではなく、ただの「障害物」になっている可能性があります。
注意:高価なオフロードタイヤも、長距離遠征ではロードノイズと燃費悪化の原因になります。自分の釣行スタイルの8割が「舗装路の移動」なら、静粛性の高いタイヤを選ぶのがプロの賢い選択ですよ。
準備時間を5分削るための車内動線の作り方
釣りにおける「準備の5分」は、朝マズメのゴールデンタイムを掴めるかどうかの死活問題です。効率的な動線作りの秘訣は、車内を「準備ゾーン」「収納ゾーン」「汚物ゾーン」の3つに明確に分けることにあります。これができていないと、現場に着いてから「ハサミどこだっけ?」「リーダーがない!」と、暗闇の中で宝探しをすることになってしまいますよ。
あるプロガイドの車内を見せてもらった際、驚いたのはバックドアを開けてから1分以内にタックルを組み上げていたことです。彼は「最も使うもの」をバックドアのすぐ手前に、しかも腰の高さの棚に配置していました。しゃがまずに作業できる環境が、動作のムダを極限まで排除していたんです。こうした「屈まない工夫」こそが、カスタムの本質なのかなと思います。
具体的なアクションとしては、まずバックドア付近に「スタッキング可能な薄型のコンテナ」を導入し、そこを作業台として活用してみてください。一軍のルアーケースや小物は、座席の下ではなく、視線より高い位置にあるインテリアバーなどに吊るすと、探す手間が劇的に減りますよ。
ポイント:利き手側に頻用するツール(プライヤーやラインカッター)を配置するだけで、体感的な準備速度はさらに上がります。「1アクションで手に取れるか」を基準に配置を決めていきましょう。
泥と臭いを車内に持ち込まないための防汚の鉄則
結論から言いますと、釣り車の臭い対策で最も重要なのは「消臭」ではなく、臭いの原因を「染み込ませない」ことです。多くの方が芳香剤や消臭スプレーを多用しますが、シートの布地やカーペットに染み込んだ魚の体液やコマセの汁には無力です。一度繊維の奥まで入り込めば、夏場の車内はまさに地獄。取材したプロスタッフも「布素材を露出させたまま釣行するのは、自ら車をゴミ箱にしているのと同じ」と厳しく指摘していましたよ。
ある遠征好きのアングラーは、家族から「車が臭すぎるからもう釣りに行かないで」と絶縁宣言を受けたそうです。彼は慌てて高級な消臭機を導入しましたが、結局原因はトランクの隅にこぼれたわずかな海水でした。その後、彼は内装を全て拭き取れる素材でガード。今では遠征帰りでも家族を乗せて買い物に行けるほど清潔を保っています。臭いの原因を「隔離」することが、家族の平和と釣行回数を守る鍵になるんですね。
具体的なアクションとしては、まずフロントとリアに「3Dラバーマット」を導入してください。フチが立ち上がっているタイプなら、泥水がこぼれても外に出して丸洗いするだけです。また、シートにはウェットスーツ素材の防水カバーを装着しましょう。これだけで、濡れたウェアのまま移動してもダメージはゼロになります。1万円程度の投資で、車の査定額を数十万円守れると思えば、かなり効率の良い投資だと思いませんか?
メモ:車内に100均のシリコンバケツを常備しておくと便利です。濡れたルアーケースやグローブをポイッと放り込むだけで、水滴が車内に散るのを完璧に防げますよ。細かい「受け皿」の数が、車内の清潔度を左右します。
ロッドホルダー選びで絶対に妥協してはいけない視点
ロッドホルダーは、釣り車カスタムにおける「心臓部」と言っても過言ではありません。ここで絶対に妥協してはいけないのは「剛性(揺れにくさ)」と「即応性」です。安価な吸盤タイプやバーを渡すだけの簡易的なホルダーは、走行中の振動でロッド同士が接触し、目に見えない傷を作ります。それが原因で、いざ大物が掛かった時にロッドが折れる……なんて悲劇、想像しただけでもゾッとしますよね。
以前、DIYで適当なロッドホルダーを自作していたBさんは、林道の段差を乗り越えた衝撃でホルダーが脱落。大事なハイエンドロッド3本を一度に破損してしまいました。修理費だけで10万円を超えたそうです。「最初から数万円出して一流メーカーのフレーム固定型を買っておけばよかった」と嘆く彼の姿は、道具を愛するアングラーとして本当に他人事とは思えませんでした。
アクションとして推奨するのは、アシストグリップを外してボルトでがっちり固定する「アルミフレーム型」の導入です。特に2ピースロッドをバラさずに積載できるタイプを選べば、ポイント到着後の準備時間はさらに短縮されます。ロッドは「積むもの」ではなく、移動中も「守るもの」という意識を持つことが、プロフェッショナルへの第一歩ですよ。
注意:車種によっては、ロッドホルダーを付けると後方視界が悪くなったり、後部座席の人の頭に干渉したりします。購入前に必ず「自分の座高」と「ルームミラーの干渉範囲」をシミュレーションしてくださいね。
意外と多くの人が見落としがちな車内照明の重要性
結論から申し上げますと、純正の車内灯のまま夜間や早朝の準備を行うのは、効率を下げるだけでなく怪我のリスクも高める「非常に危険な行為」です。釣り車の照明カスタムは、単に明るくすれば良いわけではありません。ラインを結ぶ、フックを交換するといった「手元の緻密な作業」を影を作らずに照らせるかどうかが、実戦でのパフォーマンスに直結します。暗闇でフックを指に刺してしまい、釣行を断念したアングラーを私は何人も見てきましたよ。
ある取材先で見かけたベテランの方は、車内の各所にマグネット式のLEDライトを配置していました。彼は「全体を明るくすると外から丸見えで恥ずかしいし、何より目が眩んで外の様子が分からなくなる。必要な場所だけをピンポイントで照らすのがプロの流儀だ」と語っていました。確かに、明るすぎる照明は夜目を潰してしまい、車外に出た直後の足元の危険に気づけなくなる。この視点は、多くのライトユーザーが盲点にしていることかなと思います。
今すぐできるアクションは、純正バルブを「高輝度LED」に交換し、さらにバックドアの裏側に小型のワークライトを増設することです。これだけで、夜間のリグ作成スピードは劇的に上がりますよ。また、目に優しい暖色系のライトを一つ用意しておくと、移動中の休憩時にリラックスでき、長丁場の遠征でも精神的な疲れが溜まりにくくなります。
ポイント:ヘッドライトだけに頼ると、首を動かすたびに光が揺れて目が疲れます。車体側に固定された「定点照明」を確保することで、自宅のデスクで作業しているような安定感を手に入れましょう。
遠征を制する者が釣果を制する!快適な車中泊を実現する3つの柱

「車中泊は単なる宿泊費の節約」と考えているなら、今すぐその認識を改めてください。釣り車における車中泊の本質は、朝マズメに最高のパフォーマンスを叩き出すための「攻めの休息」にあります。身体が痛くて眠れない、寒さで目が覚めるといった環境では、翌日のキャスティング精度は素人並みに落ちてしまいますよ。この章では、過酷な遠征を勝ち抜くための、休息の質を劇的に変えるカスタマイズを深掘りします。
| 要素 | 妥協した環境(NG) | 理想の基地環境(OK) |
|---|---|---|
| 寝床 | シートを倒しただけの段差だらけ | 専用キットによる完全フルフラット |
| 断熱 | 窓ガラスが剥き出し(結露と寒さ) | 車種別シェードによる完全遮光・断熱 |
| 電力 | 車のバッテリーを気にしながら使用 | ポータブル電源で家電を自由自在に運用 |
シートの段差は最大の敵!フルフラット化の最適解
車中泊で最も重要なのは、言うまでもなく「寝床の平坦さ」です。最近の車は「フルフラット」を謳っていますが、実際にはシートの継ぎ目や数センチの段差があるのが現実。このわずかな段差が寝返りを妨げ、腰痛や深い疲労の原因になります。「タオルを詰めれば大丈夫」という声も聞きますが、取材した長距離遠征の達人たちは皆、「その妥協が翌日の集中力を奪う」と断言しています。
ある遠征アングラーのCさんは、長年シートを倒しただけの状態で寝ていました。しかし、40代を過ぎた頃から遠征翌日の肩こりが酷くなり、ついにはキャスト時に腕が上がらなくなったそうです。そこで彼は思い切って「車種専用のベッドキット」を導入。すると、翌朝の身体の軽さが劇的に変わり、釣果も目に見えて伸びたと言います。「もっと早く投資しておけば、何百時間の無駄な疲れを回避できたのに」と笑う彼の言葉は、全釣り人が重く受け止めるべき事実ですよ。
アクションとしては、まず自分の車の「完全な水平」を作るために、板材を使ったDIYか、メーカーから出ている専用のベッドキットの購入を検討してください。もし予算を抑えたいなら、厚さ8cm以上の「インフレーターマット」を導入するだけでも、体圧が分散されて劇的に眠りの質が変わります。段差を「埋める」のではなく、上に「平らな層を作る」という考え方が、正解への最短ルートです。
注意:ベッドキットを設置する際は、天井までの「有効な高さ」を必ずチェックしてください。寝床が高くなりすぎると、車内で座れなくなり、着替えすら困難な窮屈な空間になってしまいますよ。
ポータブル電源を導入して変わる夜の過ごし方
結論からお伝えすると、ポータブル電源の導入は、釣り車を「ただの寝床」から「快適な作戦本部」へと昇華させる最大の近道です。かつては車のバッテリー上がりを気にしながらスマホを充電したり、エンジンをかけたまま(アイドリングは本来マナー違反です!)冷暖房を使ったりしていましたが、大容量の電源があればそのストレスは皆無。静寂の中で、自宅と変わらない電化製品の恩恵を受けられるメリットは、精神的な余裕を大きく変えてくれますよ。
取材でお会いした遠征の達人・Dさんは、冬の北海道遠征で電気毛布を導入してから、釣行スタイルが一変したそうです。それまでは極寒の中で震えて眠り、翌朝は身体が強張ってまともに動けなかったそうですが、「ポータブル電源と電気毛布のおかげで、朝マズメのキャストが驚くほど軽くなった」と笑っていました。また、お湯を沸かして温かいコーヒーを淹れたり、撮影した動画をPCで編集したりと、夜の時間が「苦行」から「豊かな趣味の時間」に変わったのは、この電源があったからこそですね。
実践的なアクションとしては、まず「700Wh〜1000Wh」程度の容量を目安に選んでみてください。これなら電気毛布やスマホの充電だけでなく、夏場のサーキュレーター運用も一晩余裕でこなせます。また、AC出力だけでなく、USB-CのPD(急速充電)対応ポートがあるものを選ぶと、最新のガジェット類も効率よく充電できますよ。安さだけで選ばず、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用した長寿命モデルを選ぶのが、プロの賢い買い物術です。
ポイント:ポータブル電源は「災害時の非常用電源」としても最強の味方になります。釣り車カスタムという名目で、家族に購入の許可を得るための強力なプレゼン材料にもなりますよ(笑)。
結露と外気温を遮断するシェード選びのポイント
車中泊において、窓ガラスは最大の「弱点」です。冬は冷気が入り込み、夏は熱気がこもる。そして何より、朝起きた時に窓が結露でびしょ濡れになっているのは、釣り人にとって最大のストレスですよね。結論を言うなら、汎用品の吸盤式シェードではなく、自分の車種にぴったりフィットする「車種専用設計の断熱シェード」を導入すべきです。隙間を完璧に埋めることが、断熱性能とプライバシー保護の質を決定づけます。
以前、100均の材料でシェードを自作していたEさんは、冬の夜中にシェードが剥がれ落ち、冷気が一気に車内に流れ込んできて目が覚めたそうです。「たった数ミリの隙間があるだけで、車内の温度は外気温と変わらなくなる」と彼は身をもって体験しました。その後、奮発して車種専用の厚手シェードに変えたところ、朝まで室温が保たれ、結露も劇的に軽減されたそうです。「窓を塞ぐのは、外気を遮断する壁を一枚作る作業なんだ」という彼の言葉には、重い説得力がありましたね。
具体的なアクションは、購入時に「吸盤の質」と「中綿の厚み」をチェックすることです。特にブラックとシルバーのリバーシブルタイプなら、夏はシルバーを外側にして熱を反射、冬はブラックを外側にして(あるいは断熱素材を活かして)熱を逃がさないという使い分けが可能です。また、リアガラスまで全ての窓をフルセットで揃えることを強くおすすめします。一箇所でも隙間があると、そこから熱が逃げて結露の原因になりますからね。
注意:吸盤は経年劣化で剥がれやすくなります。窓ガラスをしっかり脱脂(掃除)してから装着すること。また、マジックテープで固定するタイプを併用すると、夜中にシェードが落ちる悲劇を確実に防げますよ。
整理整頓の神と呼ばれるインテリアバー活用術
結論から言うと、釣り車の限られたスペースを最大限に活かす秘訣は「空中戦」にあります。床に物を置けば置くほど、居住スペースは削られ、探し物の時間は増えていきます。そこで最強の味方になるのが「インテリアバー」です。前後左右のアシストグリップを起点にバーを渡すだけで、それまでデッドスペースだった天井付近が、一気に「一等地の収納棚」へと変貌します。これを使わない手はありませんよ。
以前取材したあるアングラーは、車内の至る所にこのバーを張り巡らせていました。濡れたレインウェアをハンガーで吊るし、よく使うネットやランディングツールをカラビナでぶら下げる。彼は「地面に置くと踏んで壊すし、何より湿気がこもる。吊るす収納に変えてから、道具の寿命が延びた気がする」と語っていました。確かに、常に視界に入る位置に道具がある安心感は、準備のしやすさを格段に向上させてくれるのかなと思います。
実践的なアクションとしては、まず前後2本のバーを設置し、その上にメッシュネットを張ってみてください。そこには帽子やグローブ、予備の着替えなど「軽くてかさばるもの」を収納します。さらに、バーにS字フックを併用することで、ゴミ袋やキッチンペーパーなど、調理や片付けに使う小物を固定。これで、車内のテーブルの上が常にスッキリと保てるようになりますよ。
メモ:インテリアバーは走行中の振動でズレやすいのが難点です。バーの接合部に100均の「滑り止めシート」を小さく切って挟み込むだけで、ガッチリと固定され、不快なカタカタ音も劇的に抑えることができますよ。
忘れ物ゼロを実現するためのコンテナ収納システム
「あ、リール忘れた……」という絶望を味わいたくないなら、収納の単位を「袋」から「スタッキングコンテナ」へと今すぐ切り替えてください。結論、透明または中身が把握しやすい頑丈なボックスに、釣種別や用途別にパッキングするのが最強の忘れ物対策です。バラバラのバッグに詰め込むから、積み込みの際に入れ替えが発生し、その隙に大事な道具が置き去りにされるんです。システム化こそが、凡ミスを防ぐ唯一の手段ですよ。
ある取材で出会ったトーナメンターの方は、全ての装備を「TRUST」や「THOR」といったタフなコンテナで統一していました。「箱の数が決まっていれば、車に積んだ時にパズルが完成しない=何かが足りない、と一目で気づける」という彼の言葉は、まさに目から鱗でした。中身を詰め替えるのではなく、箱ごと入れ替える。この「モジュール化」された収納スタイルは、準備のストレスをゼロにする究極の正解と言えるでしょう。
アクションとしては、まず自分の車の荷室サイズをミリ単位で測り、隙間なく収まるコンテナの組み合わせ(テトリス状態)を見つけることから始めてください。おすすめは、中身が見えるクリアタイプではなく、あえて不透明なタフボックスを選び、側面に「シーバス」「ライトゲーム」といったラベルを大きく貼ることです。これにより、夜間の暗い車内でも迷わずに必要な箱を取り出すことができます。
ポイント:コンテナの蓋を「作業台」として使うのも賢い方法です。蓋がフラットなタイプを選べば、現場でのノット作成や軽い食事の際に、簡易的なテーブルとして非常に重宝しますよ。これぞ機能美の極致ですね。
釣り車は最強の基地!明日から始める改善への第一歩
結論を申し上げます。釣り車カスタムに「完成」はありません。自分の釣行スタイルや体力、狙う魚種が変われば、最適な車内環境も刻一刻と変化していくからです。大切なのは、一度に高価なパーツを買い揃えることではなく、一回の釣行ごとに「ここが不便だった」「これがあればもっと楽だった」という違和感を丁寧に拾い上げ、一つずつ改善していく姿勢です。この「思考の積み重ね」こそが、あなたを最強の基地へと導く唯一のルートですよ。
私が取材したあるプロアングラーは、釣行後に必ず「車内反省会」を5分間行うそうです。メモ帳を片手に、準備で手間取った箇所や、移動中に荷物が崩れた原因を書き出し、次の釣行までに必ず何らかの改善を施す。彼は「車を弄ることは、次の釣果を予約することだ」と語っていました。最初から完璧を目指すのではなく、現場での小さなストレスを一つずつ潰していくことで、結果として誰にも真似できない「究極の道具箱」が仕上がるのかなと思います。
今日からできるアクションは、まず車の中を一度空にして、今の装備で「本当に1分以内に釣りが始められるか」をシミュレーションしてみることです。もしできないなら、何が邪魔をしているのか? どの箱が重すぎるのか? を書き出してみてください。まずは100均のフック一つ、滑り止めシート一枚からで構いません。その小さな一歩が、朝マズメの貴重な1投を守るための大きな備えになりますよ。
ポイント:カスタムのアイデアに迷ったら、自分より「釣行回数が多い人」の車を観察させてもらうのが一番の近道です。彼らの車にある「使い込まれた跡」や「独特の配置」には、必ず釣果を伸ばすための論理的な理由が隠されていますよ。
まとめ:自分だけの「動く司令塔」を構築しよう
ここまで、釣り車カスタムにおける本質的な考え方と、具体的な改善策について解説してきました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。
| セクション | 最重要ポイント |
|---|---|
| カスタムの本質 | 「見た目」ではなく「動線」と「身体の負担軽減」を最優先する |
| 清潔と防汚 | 臭いを消すのではなく、3Dマットや防水カバーで「染み込ませない」 |
| 車中泊の質 | フルフラット化と断熱シェードで、翌朝の集中力を最大化させる |
| 収納システム | 「空中戦(バー)」と「モジュール化(コンテナ)」で探し物をゼロにする |
釣り車をカスタムすることは、単に車を便利にするだけでなく、あなたのアングラーとしての「機動力」と「思考の整理」をアップデートする行為です。整えられた車内は、あなたの集中力を研ぎ澄ませ、これまで見逃していた小さなアタリを捉える余裕を。快適な寝床は、厳しい遠征を最後まで戦い抜く体力を与えてくれます。
まずは今日、自分の車をバックドアから眺めてみてください。そこには、まだ改善の余地が残されているはずです。一歩ずつ、楽しみながら「あなただけの最強の基地」を作り上げていきましょう。あなたの次回の遠征が、これまで以上に快適で、素晴らしい釣果に恵まれることを心から応援しています!
最後に:安全に関わる電気系統のカスタムや、重い荷物の積載による積載重量の管理などは、必ず車の取扱説明書を確認し、不安な場合は専門のショップに相談してください。安全あってこその楽しいフィッシングライフですからね。

