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ライトエギング入門|初心者向けタックル選びと釣り方7ステップ

エギング

ライトエギングの最大の魅力は、誰でも気軽に始められる手軽さにあります。

アジングやメバリングで使っている道具があればすぐにでも挑戦でき、この記事では、必要なタックル選びから具体的な釣り方7ステップ、ケンサキイカなどのターゲット、参考になる釣り百景の動画まで、初心者の方がライトエギング始めるために必要なすべてを解説します。

手持ちのアジングタックルで、本当にライトエギングってできるのかな?

この記事を読めば、必要な道具から釣り方のコツまで、迷わずライトエギングを楽しめるようになりますよ

  1. ライトエギングの魅力 – 手軽さと奥深さの両立
    1. 通常エギングとの違いは「手軽さ」
    2. アジングやメバリングのタックル流用が可能
    3. 漁港や堤防など身近な場所が釣り場
    4. ケンサキイカやヒイカを狙う面白さ
  2. ライトエギング入門用タックル選び – アジングタックル活用法
    1. ロッド(竿) – 5〜6ft台のアジング・メバリングロッド推奨
    2. リール – 1000番〜C2000番クラスの小型スピニング
    3. PEラインとリーダーの適切な号数・太さ
    4. エギ – 1.5号〜2.5号のサイズ・重さ・カラー選び
    5. 仕掛けを楽にするスナップの活用
    6. 安全装備 – ライフジャケット・ヘッドライト・滑りにくい靴
    7. 初心者向けおすすめタックルセットの紹介
  3. ライトエギングの基本的な釣り方7ステップとコツ
    1. ポイント – 漁港・堤防の選び方と常夜灯の重要性
    2. ベストな時期と時間帯 – 春から秋の夜やマズメ時
    3. シンプルな仕掛けの作り方
    4. ステップ1: キャストと着底(底取り)の確認
    5. ステップ2: 基本アクション – 軽いシャクリとフォールでの誘い方
    6. ステップ3: アタリの感知と合わせ方
    7. ステップ4-7: 釣果を伸ばす4つのコツ(レンジ、フォール、メンディング、パターン把握)
  4. ライトエギングのターゲットと参考情報
    1. 釣れるイカの種類 – ケンサキイカ・ヒイカなどツツイカ類中心
    2. 釣れたイカの締め方と持ち帰り方法
    3. 動画で学ぶ実践テクニック – 「釣り百景」周防大島編の紹介
    4. さらなるステップアップのために
  5. よくある質問(FAQ)
  6. まとめ

ライトエギングの魅力 – 手軽さと奥深さの両立

ライトエギングの最も大きな魅力は、誰でも気軽に始められる手軽さにあります。

通常のエギングとの違いアジングやメバリングタックルの流用身近な釣り場、そしてターゲットとなるイカの面白さについて解説します。

手軽でありながら、状況に応じた工夫が釣果につながる奥深さも併せ持っています。

通常エギングとの違いは「手軽さ」

ライトエギングと通常のエギングの最大の違いは、タックル(道具)や釣り方に求められる手軽さです。

通常のエギングが3号〜4号といった比較的大きなエギと、それに対応する強めのロッドリールを使うのに対し、ライトエギングは1.5号〜2.5号程度の小さなエギと、よりライト(軽い)なタックルで楽しめます。

エギングって専用の道具を揃えるのが大変そうなイメージがあったんです

ライトエギングなら、タックル全体の重さも軽く、体力的な負担も少ないのが嬉しいポイントです

この手軽さから、エギング入門初心者の方や、女性、お子さんにもおすすめの釣り方と言えます。

アジングやメバリングのタックル流用が可能

ライトエギングの大きなメリットは、アジングやメバリングで使っているタックルをそのまま流用できる点です。

具体的には、5フィート後半から6フィート台のアジングロッドメバリングロッド、1000番〜C2000番クラスの小型スピニングリール、0.3号〜0.4号程度のPEラインと1.5号〜2号のリーダーといった組み合わせがそのまま使えます。

※1 リーダーは少し太め(1.5号以上)が推奨される場合がある

新たに専用タックルを揃える必要がないため、アジングメバリングを楽しんでいる方なら、すぐにでもライトエギングを始めることができます。

漁港や堤防など身近な場所が釣り場

遠くまで行かなくても、身近な漁港や堤防がライトエギングの絶好のポイントになります。

特に、夜間に明かりが灯る常夜灯周りは、プランクトンや小魚が集まりやすく、それを捕食するイカも集まるため、実績の高いポイントです。

仕事帰りにちょっとだけ釣りをすることもできそうですね

アクセスしやすい場所で手軽に楽しめるのは大きな魅力です

ショア(岸)からの釣りがメインとなるため、特別な装備がなくても安全に楽しめます。

ケンサキイカやヒイカを狙う面白さ

ライトエギングの主なターゲットは、ケンサキイカヒイカ(別名ベイカ、ジンドウイカ)といった、「ツツイカ類」と呼ばれる比較的小型のイカです。

これらのイカは、軽いタックルだからこそ感じ取れる繊細なアタリや、小気味よい引きが魅力です。

地域や時期によっては、ヤリイカやスルメイカの子供(ムギイカ)、アオリイカの新子などが釣れることもあります。

軽いエギを操作して、これらの美味しいイカとの駆け引きを楽しむゲーム性の高さが、ライトエギングの面白さの核心です。

ライトエギング入門用タックル選び – アジングタックル活用法

ライトエギングのタックル選びでは、手持ちのアジング・メバリングタックルを有効活用できることが最大のポイントです。

専用タックルを新たに揃える必要がなく、初期費用を抑えつつ手軽に始められるのが魅力と言えます。

具体的には、ロッド(竿)、リール、PEラインとリーダー、そしてエギ選びが重要になります。

加えて、仕掛けの交換を楽にするスナップや、安全に釣りを楽しむためのライフジャケット・ヘッドライト・滑りにくい靴といった装備も忘れずに準備しましょう。

各アイテムの選び方と、初心者向けのおすすめタックルセットについても解説しますので、これを読めば迷わずライトエギングを始められます。

ロッド(竿) – 5〜6ft台のアジング・メバリングロッド推奨

アジング・メバリング用ロッドを選ぶ上で最も重要なのは感度です。

ライトエギングは1.5号〜2.5号といった軽いエギを使用し、ケンサキイカやヒイカなどツツイカ系の繊細なアタリを取るため、穂先が柔らかく、わずかな潮流の変化やイカのタッチも手元に伝わる高感度なものが有利となります。

具体的には、長さが5フィート台後半から6フィート台のアジングロッドやメバリングロッドを推奨します。

この長さは堤防などの身近な釣り場で取り回しが良く、軽いエギを正確にキャストし、細かく操作しやすいメリットがあります。

例えば、シマノの「ソアレ」シリーズやダイワの「月下美人」シリーズなどがライトゲーム用ロッドとして人気があり、ライトエギングにも流用できます。

手持ちのアジングロッド(6フィート)でも大丈夫?

はい、6フィートのアジングロッドはライトエギングに最適です!

短いロッドは操作性に優れ、特に足元を探る際や、風がある状況下でのラインメンディング(糸ふけの管理)がしやすいでしょう。

リール – 1000番〜C2000番クラスの小型スピニング

リールは、1000番からC2000番クラスの小型スピニングリールが、先に紹介した5〜6ft台のロッドとのバランスも良く、おすすめです。

アジングやメバリングで使用しているリールがあれば、特別な調整は不要でそのままライトエギングに流用できます。

軽いタックルで繊細な釣りをするライトエギングにおいては、リール自体の軽さも重要視したいポイントです。

目安として150g〜200g程度のモデルを選ぶと、ロッドとの一体感が増し、感度向上にも繋がり、長時間の釣りでも疲れにくいでしょう。

ダイワなら「ルビアス エアリティ FC LT1000S-P」、シマノなら「ヴァンキッシュ C2000S」などが軽量モデルとして知られていますが、入門用としては「レガリス LT1000S」や「ナスキー C2000S」といった1万円前後のモデルでも十分に楽しめます。

アジング・メバリングで使い慣れたリールをそのまま活用することで、新たな投資をせずにライトエギングの世界に足を踏み入れることが可能です。

PEラインとリーダーの適切な号数・太さ

ライトエギングでは、感度と飛距離を最大限に引き出すためにPEラインの0.3号または0.4号を使用するのが一般的です。

PEラインとは、複数の細いポリエチレン原糸を編み込んで作られた釣り糸で、伸びが少なく感度が高いのが特徴です。

細いPEラインほど空気抵抗や水の抵抗を受けにくく、1.5号などの軽いエギでもより遠くまで飛ばすことができ、繊細なアタリも捉えやすくなります。

PEラインの先には、根ズレ(海底の障害物との摩擦)によるラインブレイクを防ぎ、キャスト時やイカとのやり取りでの衝撃を和らげるためにフロロカーボン製のリーダーを結びます。

リーダーの太さは1.5号(6lb)から2号(8lb)、長さは50cmから1m程度が目安です。

PEラインとリーダーの結束は、FGノットが強度・結び目の小ささから推奨されますが、慣れないうちは電車結びやトリプルエイトノットなど、比較的簡単な結び方から始めるのが良いでしょう。

PE0.2号でも大丈夫かな?

0.2号でも釣りは成立しますが、強度面を考慮すると0.3号以上が安心です

ライトエギングでは不意に良型の魚が掛かることもあるため、細すぎるラインは合わせ切れや根掛かり時の高切れリスクが高まります。

エギ – 1.5号〜2.5号のサイズ・重さ・カラー選び

ライトエギングで使用するエギは、通常のエギング(主にアオリイカ狙い)で使う3.0号〜4.0号よりも小さい、1.5号から2.5号の小型サイズがメインとなります。

エギとは、エビなどの甲殻類を模した、イカを釣るための専用の疑似餌(ルアー)のことです。

最初は、様々な状況に対応しやすい中間的なサイズの1.8号や2.0号を基本に、いくつかカラーバリエーションを揃えることをおすすめします。

エギの重さは号数や沈下速度(フォールスピード)のタイプによって異なりますが、大まかな目安として1.8号なら約5g、2.0号なら約6g、2.5号なら約10g程度です。

イカの活性が低い時や浅場では軽い1.5号、深場や潮流が速い場所、遠投したい場合は重めの2.5号、といったように状況に合わせて使い分けることで、釣果アップに繋がります。

カラーは、夜釣りで有効な夜光(グロー)やケイムラ(紫外線発光)、定番のピンクやオレンジ、澄み潮に強いブルーやナチュラル系などを揃えておくと、ローテーションの幅が広がります。

エギの布の下地の色(テープ)も、金、赤、マーブル(虹)、シルバーなどがあり、これも釣果に影響することがあるため、複数種類持っておくと良いでしょう。

実績のあるエギとしては、ヤマシタの「ナオリー レンジハンター」シリーズやデュエルの「ez-Q ダートマスター ラトル」などが人気です。

ターゲットとなるイカのサイズや活性、釣り場の水深、潮流の速さなどを考慮して、最適なサイズ・重さ・カラーのエギを選ぶことが重要です。

仕掛けを楽にするスナップの活用

エギの交換を素早く、そして簡単に行うために、リーダーの先端に小型のスナップを取り付けることを強く推奨します。

スナップとは、ルアーとライン(この場合はリーダー)を接続するための小さな金属製の留め具のことです。

ライトエギングでは、刻々と変化する状況に合わせて、頻繁にエギのサイズやカラー、沈下速度タイプを交換することが釣果を伸ばすための重要なコツの一つです。

スナップを使用すれば、その都度リーダーを切って結び直すという手間のかかる作業が不要になり、わずか数秒から数十秒でエギ交換が完了します。

これにより、手返し良く効率的にポイントを探ることができ、時合いを逃しません。

ライトエギングで使用するスナップは、エギの自然な動きを妨げないように、「00号」や「0号」などのできるだけ小型で軽量なサイズを選びましょう。

大きすぎるスナップは、エギのアクションを損なったり、イカに不自然な印象を与えて警戒されたりする可能性があります。

どんなスナップを選べばいいの?

エギング専用やライトゲーム用の、小型で軽量、かつ十分な強度を持つタイプを選びましょう

開閉がしやすく、不意に開いてしまうことのないロック機構が付いているものが安心です。

例えば、オーナーばりの「クイックスナップX」やダイワの「EGスナップ」などが人気で、強度と使いやすさを両立しています。

安全装備 – ライフジャケット・ヘッドライト・滑りにくい靴

ライトエギングは漁港や堤防など、比較的安全な場所で楽しめる釣りですが、油断は禁物です。

特に夜釣りや、雨上がりなどで足場が濡れている場合には、ライフジャケット、ヘッドライト、滑りにくい靴の3点は、安全確保のために絶対に欠かせない必須装備です。

これらの安全装備をしっかりと準備し、常に安全意識を持って行動することで、安心してライトエギングを楽しむことができます。

初心者向けおすすめタックルセットの紹介

ライトエギングをこれから本格的に始めたいけれど、「どの道具を選べば良いか分からない」という初心者の方には、釣具メーカーから販売されている入門用のタックルセットを利用するか、アジング・メバリング用の入門セットをライトエギング用に流用するのが手軽でおすすめです。

タックルセットの最大のメリットは、ロッド、リール、そして時にはラインまでがあらかじめセットになっているものが多く、個別に道具を選ぶ手間が省ける点です。

また、セット販売のため、価格も比較的安価(1万円〜2万円程度が目安)に抑えられている場合が多いです。

釣具店の店頭やオンラインストアで、「ライトエギング 入門セット」や「アジング 入門セット」「メバリング 入門セット」といったキーワードで探すと、様々な製品が見つかります。

セットを選ぶ際のチェックポイントとしては、

これらのスペックを満たしているかを確認しましょう。

セット以外で最初に揃えるべきものは?

エギ(1.8号、2.0号中心に数種類)、リーダー(1.5号〜2号)、スナップ(00号〜0号)、そして安全装備(ライフジャケット、ヘッドライト、滑りにくい靴)は別途購入が必要です

セットに含まれる内容は商品によって異なるため、購入前にセット内容をよく確認することが大切です。

シマノの「ルアーマチック」やダイワの「ルアーニスト」といったエントリーモデルのロッドと、同クラスのリール(例:シマノ「ナスキー」、ダイワ「レガリス」)を個別に組み合わせるのも、コストを抑えつつ信頼性のあるタックルを揃える良い方法です。

ライトエギングの基本的な釣り方7ステップとコツ

ライトエギングで釣果をしっかり出すためには、基本的な釣り方のステップとコツを確実に押さえることが非常に重要になります。

ここでは、釣りの現場となるポイント選びから、エギを操作する基本的なアクション、イカからの信号であるアタリの感知と合わせ方、そしてさらに釣果を伸ばすための4つのコツまで、具体的な7つのステップに分けて詳しく解説します。

これらのステップを一つずつ理解し実践することで、初心者の方でも迷わずライトエギングを楽しみ、釣果に繋げることが可能です。

ポイント – 漁港・堤防の選び方と常夜灯の重要性

ライトエギングを楽しむためのポイント(釣り場)選びで最も基本的な場所は、アクセスしやすい漁港や堤防です。

特に夜釣りの場合は、常夜灯のある場所が非常に有力なポイントとなります。

常夜灯の光にはプランクトンや小魚(ベイト)が集まりやすく、それを捕食するケンサキイカやヒイカなどのターゲットも自然と集まってくるためです。

「釣り百景」の周防大島編で、エキスパートの湯川さんがケンサキイカを連発させていたのも、常夜灯のある堤防でした。

加えて、潮の流れが良い場所(潮通しが良い場所)や、イカが好むとされる砂地の海底などもポイント選定の重要な要素となります。

どんな場所が良いのかな?

まずはアクセスしやすい漁港や堤防の常夜灯周りを探してみるのがおすすめです!

ポイントを選ぶ際は、安全に釣りができる足場の良い場所を選ぶことも忘れないでください。

ベストな時期と時間帯 – 春から秋の夜やマズメ時

ライトエギングのベストなシーズン(時期)は、メインターゲットとなるツツイカ類の種類にもよりますが、一般的に春から秋にかけてです。

特にケンサキイカは夏から秋にかけてが最盛期となる地域が多いですが、「釣り百景」の舞台となった山口県周防大島のように、でも釣果が期待できる場所もあります。

時間帯については、イカの捕食活動が活発になる朝夕のマズメ時(日の出・日の入り前後)や、夜(ナイトゲーム)が最も釣果を期待できます。

常夜灯周りで釣る場合は、夜がメインとなるでしょう。

日中でも釣れないわけではありませんが、効率を考えるとマズメ時や夜に集中するのがおすすめです。

シンプルな仕掛けの作り方

ライトエギングの仕掛けは非常にシンプルなのが魅力です。

基本構成は以下の通り。

これだけで手軽に始められます。

リールから出ているPEラインの先に、衝撃を吸収し根ズレを防ぐためのリーダーを結びつけます。

リーダーの先端には、エギの交換を素早く行うためのスナップを取り付け、そのスナップにエギを接続すれば仕掛けは完成です。

リーダーとPEラインの結束はFGノットなどが推奨されますが、慣れないうちは電車結びなど簡単な方法でも問題ありません。

ステップ1: キャストと着底(底取り)の確認

仕掛けが完成したら、いよいよキャスト(投げること)です。

周囲の安全を確認してから、狙ったポイントへエギを投げ込みます。

エギが着水したら、リールのベール(糸をかける部分)を起こしてラインを自由に送り出し、エギを海底まで沈めます

これを「底取り(ボトムタッチ)」と呼び、ライトエギングの基本動作となります。

着底は、送り出していたラインの勢いが止まったり、フッと軽くなったり、竿先に「コン」という小さな感触が伝わったりすることで判断可能です。

着底までの時間(フォールカウント)を数えておくと、「釣り百景」で湯川さんが解説していたように、おおよその水深を把握でき、どの層(レンジ)を狙うかの目安になります(例: 特定のエギで1m沈むのに約4秒など)。

着底ってどうやってわかるの?

ラインの出る勢いや竿先の感覚に集中してみてください!分からなければ、少し待ってラインを張ってみるのも良い方法です

まずはしっかりと底を取ることを意識しましょう。

ステップ2: 基本アクション – 軽いシャクリとフォールでの誘い方

確実に底取りができたら、いよいよイカを誘うアクションを開始します。

ライトエギングの基本的なアクションは、竿先を軽く「チョン、チョン」と数回あおる「軽いシャクリ」です。

通常のエギングのように強くシャクる必要はなく、アジングやメバリングでルアーを操作する感覚に近いかもしれません。

シャクってエギを跳ね上げさせた後は、「フォール(沈下)」させてイカにエギを抱きつかせる間(ま)を作ります。

フォールには、ラインを張ったままゆっくり沈める「テンションフォール」と、ラインを緩めて自然に沈下させる「フリーフォール」があり、状況によって使い分けることが重要です。

「釣り百景」の動画でも、湯川さんは潮の流れに応じてフォールを使い分けていました。

イカのアタリは、このフォール中に集中することが多いため、最も集中すべきタイミングと言えます。

シャクリとフォールを基本に、竿をゆっくり持ち上げて落とす「リフト&フォール」や、一定の層でエギを止める「ステイ」なども有効な誘い方です。

ステップ3: アタリの感知と合わせ方

フォール中やステイ中に集中し、イカからのアタリ(イカがエギに触れたり抱いたりする感触や変化)を待ちます。

ライトエギングのアタリは非常に多様です。

「コンッ」と明確に手元に伝わることもあれば、「モゾモゾ」とした違和感、ラインが「フッ」と軽くなる、引っ張られていたラインが止まる、逆に不自然にラインが走るなど、様々です。

軽いタックルを使用するライトエギングは、これらの小さな変化を竿先や手元で感じ取りやすい(手感度)のがメリット。

「釣り百景」で湯川さんも、この手感度でアタリを取る楽しさについて触れていましたね。

ラインの動きの変化でアタリを見る(目感度)ことも重要です。

アタリって分かりにくいイメージがあるけど…

ライトタックルなら小さな変化も感じやすいですよ!違和感があったら、とりあえず合わせてみるのがおすすめです

アタリを感じたら、竿先を軽く、しかし素早く上に「スッ」と立てて合わせを入れます。

ここでしっかりとフッキング(針掛かり)させることが釣果に繋がります。

ステップ4-7: 釣果を伸ばす4つのコツ(レンジ、フォール、メンディング、パターン把握)

基本的な釣り方をマスターしたら、さらに釣果を伸ばすための4つのコツを意識しましょう。

これらを実践することで、釣りの精度が格段に上がり、より多くのイカと出会える可能性が高まります。

特に「釣り百景」で湯川さんが強調していたように、釣れた時の状況、例えばどのレンジで、どんなアクション(シャクリ方、フォールの種類)で、どのエギで釣れたのか、といったパターンをしっかり覚えておくことが重要です。

そのパターンを再現できれば、効率よく数を伸ばすことが可能になります。

これらのコツを意識して、ライトエギングの奥深さを楽しんでください。

ライトエギングのターゲットと参考情報

ライトエギングでどんな種類のイカが釣れるのか、そして釣れた後にどうすれば良いのかを知ることは、釣りの楽しみを深める上で非常に重要です。

ここでは、ライトエギングの主なターゲットとなるイカの種類や、釣れたイカを美味しく持ち帰るための締め方、さらに実践的なテクニックを学べる動画、そしてステップアップのためのヒントについて解説します。

これらの情報を参考に、ライトエギングの知識を深め、より充実した釣行を目指しましょう。

釣れるイカの種類 – ケンサキイカ・ヒイカなどツツイカ類中心

ライトエギングの主なターゲットは、「ツツイカ類」と呼ばれる比較的小型のイカたちです。

胴体が筒のような形をしていることから、その名が付きました。

具体的には、夏から秋にかけての暖かい時期に人気のケンサキイカ(地域によってはマルイカやアカイカとも呼ばれます)、冬場の常夜灯周りなどで手軽に狙えるヒイカ(ベイカやジンドウイカとも呼ばれます)、冬から春にかけて釣れるヤリイカ、そして春先に接岸するスルメイカの子供(ムギイカ)などが代表的なターゲットになります。

これらのイカは、アオリイカに比べてサイズは小さいものの、群れでいることが多く、数釣りが楽しめるのも魅力の一つです。

どんなイカが釣れるかイメージが湧きました!

ライトエギングなら、いろいろな種類の美味しいイカとの出会いが待っていますよ!

地域や年によって釣れる時期や種類は変動しますが、このようにライトエギングでは年間を通して様々なツツイカを狙うことが可能です。

アオリイカの新子(子供)が釣れることもあります。

釣れたイカの締め方と持ち帰り方法

釣れたイカを美味しくいただくためには、釣った直後の「締め」と適切な「持ち帰り方」が非常に重要です。

新鮮な状態で持ち帰ることで、イカ本来の味や食感を最大限に楽しめます。

イカを締める際は、専用のピックや、なければフィッシングナイフの先端などを使って、イカの眉間(目と目の間)か、胴体とエンペラ(耳)の付け根あたりにある神経を突きます

うまく締まると、イカの体色がサッと白く変化します。

締める際に墨袋を傷つけないよう注意すると、クーラーボックス内が汚れずに済みます。

締め方って、ちょっと難しそう…

慣れれば簡単ですし、美味しく食べるための大切な一手間です!

適切に処理して持ち帰ったイカは、刺身はもちろん、炒め物や天ぷらなど、様々な料理で絶品の味を楽しませてくれます。

動画で学ぶ実践テクニック – 「釣り百景」周防大島編の紹介

文章や図解だけでなく、実際の釣り動画を視聴することは、ライトエギングの具体的なアクションや状況判断を学ぶ上で非常に有効です。

特におすすめなのが、BS-TBSの人気釣り番組「釣り百景」のYouTubeチャンネルで公開されている「【釣り百景】#578 ライトエギングを楽しもう!山口県周防大島でケンサキイカ狙い」です。

エギングのエキスパートである湯川マサタカさんが、ペルソナの方のお住まいに近い山口県周防大島を舞台に、ケンサキイカをライトエギングで攻略していく様子が収められています。

この動画、面白そう!見てみます!

プロの技や考え方が詰まっているので、とても参考になりますよ!

湯川さんが軽快なタックルを操り、様々な状況変化に対応しながらケンサキイカを連発するシーンは、ライトエギングの面白さや奥深さを感じさせてくれます。

釣りのヒントを得られるだけでなく、モチベーションアップにも繋がるおすすめの動画です。

さらなるステップアップのために

ライトエギングの基本的なタックルや釣り方をマスターし、実際にイカを釣ることができたら、さらに釣果を伸ばし、この釣りの奥深さを探求していくステップアップを目指しましょう。

そのためには、釣行を重ねて経験を積むことはもちろん、状況に応じて戦略を変える引き出しを増やすことが大切です。

例えば、エギのカラーやサイズ、沈下速度を潮の流れやベイトの種類、イカの活性に合わせて細かく使い分けたり、これまで行ったことのない新しいポイントを開拓したりするのも良いでしょう。

潮汐や風向き、月齢といった自然条件が釣果にどう影響するのかを意識して記録するのも有効です。

試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの攻略パターンを見つけ出していく過程こそ、釣りの醍醐味の一つです。

ライトエギングの世界は広く、深く、探求すればするほど新たな発見と楽しみが待っています。

よくある質問(FAQ)

Q
ライトエギングでアジングタックルを使う時の注意点はありますか?
A

はい、いくつか注意点があります。

まず、リーダーアジングで使用するものより少し太めの1.5〜2(6lb〜8lb)を推奨します。

根掛かり対策や、ケンサキイカなど想定外の大物への対応力が上がります。

次に、PEラインは0.3号以上が安心です。

感度も重要ですが、強度も考慮しましょう。

ロッド竿)やリールアジングメバリング用の流用で問題ありませんが、ドラグ設定は少し緩めにして、イカの身切れを防ぐように調整するのがコツです。

このタックルなら、手軽にライトエギングを始められます。

Q
1.5号などの軽いエギでも遠くに飛ばすコツはありますか?
A

軽いエギエギサイズ1.5号など重さ3g程度)を遠投するには、タックルバランスと投げ方が重要になります。

まず、PEラインは細めの0.3号〜0.4号を使いましょう。

空気抵抗やガイドの摩擦が減り、飛距離が伸びます。

次にロッド竿)は、ティップ(穂先)が柔らかく、ベリー(胴)に適度な反発力があるものが軽いエギ重さを乗せやすく、おすすめです。

投げ方としては、ロッドのしなりを活かし、力まずに「スッ」と押し出すようにキャストすると、軽いエギでも安定して飛距離を出すことが可能です。

風の影響も受けやすいため、風向きを読むこともライトエギングでは大切になります。

Q
「釣り百景」の動画のように、夜の常夜灯周りで釣る場合、特に気をつけることは何ですか?
A

常夜灯周りはライトエギングの好場所ですが、いくつか気をつける点があります。

まず、安全確保です。

ヘッドライトは必須で、足元や仕掛けの準備、交換時に役立ちます。

ライフジャケットも必ず着用しましょう。

釣り方コツとしては、常夜灯の明暗の境目(メア)が狙い目です。

イカは明るい場所に集まるベイトを狙って、暗い側に潜んでいることがよくあります。

誘い方は、闇雲にシャクリ続けるのではなく、「釣り百景」の動画でもあったように、レンジ(深さ)を意識した丁寧なフォールステイを織り交ぜ、イカにエギを見せる時間を作ることが重要です。

風がある場合はラインのたるみ(糸ふけ)を抑えるメンディングも釣果を左右します。

周防大島のような潮通しの良い漁港堤防では、潮の流れを読むことも大切になります。

Q
アタリが分からない時はどうすれば良いでしょうか?
A

ライトエギングアタリは小さく分かりにくいことも多いため、初心者の方が戸惑うのは自然です。

分からない時は、まずタックル感度を最大限に活かすことを意識しましょう。

ロッド竿)のグリップをしっかり握り、PEラインを常に軽く張った状態(テンションフォールなど)を保つと、手元に伝わる微妙な変化を感じ取りやすくなります。

誘い方を変えてみるのも有効です。

「トン」と竿先で小さくシャクリ、その後のフォールで集中する、またはゆっくり竿を上げる「リフト」中に変化がないか探ってみましょう。

それでも分からない場合や、何か違和感を感じたら、とりあえず軽く竿を立てて合わせ方(聞き合わせ)を試すのがおすすめです。

「乗っていた」ということも意外とあります。

経験を積むことで、次第にアタリを判別できるようになります。

Q
釣れるイカの種類によって、釣り方や狙う場所を変える必要はありますか?
A

はい、狙うイカの種類によって、釣り方場所時期仕掛け(特にエギ選び方)を意識すると釣果に繋がりやすくなります。

例えば、夏〜ケンサキイカは回遊性が高く、潮通しの良い漁港の沖や常夜灯周りのレンジ(層)を広く探るのが効果的です。

アクションも少し大きめが良い場合もあります。

一方、に岸近くで釣れるヒイカは、漁港の奥まった場所や船溜まりの底付近にいることが多く、エギも1.5号などの小型サイズで、ネチネチとした丁寧な誘い方が有効です。

ヤリイカは、ケンサキイカよりやや深いレンジを好む傾向があります。

もちろん、その日の状況次第ですが、ターゲットとするツツイカの種類に合わせてアプローチを変えることで、ライトエギングの面白さがさらに増します。

Q
冬でもライトエギングで釣れますか?
A

はい、でもライトエギングを楽しむことは可能です。

地域やその年の水温にもよりますが、特にヒイカ(ベイカ)は時期のメインシーズンとなる場所も多いです。

山口県の瀬戸内海沿岸など、比較的温暖な地域の漁港堤防では、でも常夜灯周りでヒイカの群れに出会える可能性があります。

また、「釣り百景」で紹介されていたように、場所によってはケンサキイカに釣れることもあります。

ただし、は低水温でイカの活性が低いことも多いので、より丁寧な誘い方や、小型エギを使ったスローな釣りが有効になるでしょう。

そして何より、釣りは寒さが厳しいので、しっかりとした防寒装備で臨むことが、快適に釣りを楽しむための重要なコツです。

防寒対策を万全にして、ライトエギングに挑戦してみてください。

まとめ

この記事では、ライトエギング最大の魅力である手軽さを中心に、初心者の方が迷わず入門できる情報を解説しました。

アジングメバリングタックルがあれば、すぐにでもケンサキイカなどの美味しいイカを狙えます。

この記事を参考に、ぜひお手持ちのタックルを持って漁港堤防へ出かけ、ライトエギングの楽しさを体験してください。

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