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寒ビラメ泳がせ釣りの完全ガイド|冬の釣り方から仕掛け・エサ・アタリのコツ7選

船釣り

冬の美味、寒ビラメ泳がせ釣りで攻略するには、正しい知識とテクニックの習得が最も重要です。

この記事では、寒ビラメ 泳がせ釣りの基本から、釣果を左右するタックル仕掛け選び、生き餌アジイワシ)を使った具体的な釣り方アタリの見極めから合わせまでの7つのコツ、さらにプロの実釣動画から学ぶ応用テクニックまで、初心者から経験者まで役立つ情報を網羅的に解説します。

なかなかアタリが取れないし、掛けてもバラしてしまう…どうすればいいの?

この記事を読めば、寒ビラメを確実に仕留めるための具体的なコツがわかります!

  1. 冬の美味・寒ビラメ!泳がせ釣りの基本と魅力
    1. 寒ビラメとは – 冬に狙うべき理由
    2. 生き餌で誘う!泳がせ釣りの醍醐味
    3. 寒ビラメ泳がせ釣りのシーズン – ベストな時期(12月・1月・2月)
    4. 主な釣り場 – 船釣り・堤防・サーフの選択
  2. 釣果が変わる!寒ビラメ泳がせ釣りのタックル選び
    1. 竿(ロッド)- 6:4調子と7:3調子の適切な選択
    2. リール – 両軸リール・電動リールのサイズとパワー
    3. 道糸(PEライン)とリーダー(フロロカーボン)- 太さと長さの基準
    4. オモリ – 船宿や潮に応じた号数の選択
  3. 完全解説!寒ビラメ泳がせ釣りの仕掛け作り
    1. 基本的な仕掛けの全体像 – 親子サルカン・ステ糸の役割
    2. ハリス – 長さと太さ(フロロカーボン号数)の使い分け
    3. ステ糸 – 根掛かり防止の工夫と糸の選択
    4. 針 – 親針・孫針の種類とサイズの選び方
    5. 応用編 – 仕掛けの自作と調整のポイント
  4. 実践!寒ビラメの釣り方と7つの重要テクニック
    1. 生き餌(活きアジ・活きイワシ)の元気な付け方
    2. 投入と着底 – スムーズな底取りの基本
    3. タナ取り – 底から1メートルのキープ術
    4. 効果的な誘い方 – ゆっくりとした上下動とアピール
    5. 前アタリと本アタリ – 2段階のアタリの見極め
    6. 合わせのタイミング – 本アタリを逃さないコツ
    7. やり取りと取り込み – バラさないための注意点
  5. プロの視点 – 【釣り百景】動画から学ぶ攻略法
    1. 参考動画紹介 – 鈴木慎太郎氏による三重県鳥羽沖での実釣
    2. 動画に学ぶタックルと仕掛けの考え方
    3. 繊細な底取りと海底状況の読み取り方
    4. 魚探と手感度を活かしたベイト攻略
    5. 活性に合わせた誘いのバリエーション術
    6. 青物(ワラサ)などゲストへの対応策
  6. 最高の味覚を堪能!釣った寒ビラメの持ち帰り方と食べ方
    1. 鮮度抜群!活け締めと血抜きの正しい手順
    2. 自宅で挑戦!寒ビラメの捌き方ステップ
    3. おすすめレシピ – 絶品刺し身から煮付けまで
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ

冬の美味・寒ビラメ!泳がせ釣りの基本と魅力

冬の釣りの醍醐味として、寒ビラメを狙うことは外せません。

このセクションでは、寒ビラメの魅力泳がせ釣りの楽しさベストシーズン、そして主な釣り場について解説します。

基本を理解し、冬の高級魚とのスリリングな駆け引きを楽しみましょう。

寒ビラメとは – 冬に狙うべき理由

寒ビラメとは、冬(特に12月から2月)に旬を迎えるヒラメのことです。

この時期のヒラメは、産卵を控えて栄養をたっぷりと蓄えるため、身が厚く、脂が乗って格別に美味しくなります

「寒平目」とも呼ばれ、釣り人だけでなく食通からも珍重されています。

夏場のヒラメと比べても、その味の違いは歴然です。

冬に狙うメリットは味だけ?

味はもちろん、釣りごたえも抜群ですよ!

美味しいだけでなく、大型化し引きも強くなるため、釣り人にとって非常に魅力的なターゲットとなります。

生き餌で誘う!泳がせ釣りの醍醐味

泳がせ釣りとは、生きたアジやイワシなどを餌にして大型のフィッシュイーターを狙う釣り方です。

生き餌が水中を自然に泳ぎ回ることで、ヒラメの捕食本能を強く刺激します

ルアーや他の釣り方では反応しないような、警戒心の強い大型ヒラメにも効果的です。

餌となる小魚(ベイトフィッシュ)が逃げ惑う様子や、ヒラメがそれに近づく気配、そして「コツコツ」という前アタリから「ググーッ」と竿を引き込む本アタリまでの緊張感が、この釣りの最大の魅力です。

生き餌を使うのって難しそう…

確かに少しコツは必要ですが、その分、釣れた時の喜びは格別です!

生き餌を通して伝わる生命感と、大物とのダイレクトな駆け引きが、釣り人を夢中にさせる醍醐味といえるでしょう。

寒ビラメ泳がせ釣りのシーズン – ベストな時期(12月・1月・2月)

寒ビラメの泳がせ釣りに最も適したシーズンは、水温が下がり、ヒラメの活性が上がる冬です。

具体的には12月、1月、2月がベストシーズンといえます。

この時期は、前述の通りヒラメが産卵に向けて栄養を蓄え、積極的に餌を追うようになります。

地域によって多少のずれはありますが、概ねこの期間が、良型を狙えるチャンスタイムです。

この時期を逃さずに釣行計画を立てることが、美味しい寒ビラメに出会うための第一歩です。

主な釣り場 – 船釣り・堤防・サーフの選択

寒ビラメは様々な場所で狙えますが、最も実績が高いのは船釣りです。

船釣りでは、実績のあるポイント(砂地と根が混じる場所、潮通しの良いカケアガリなど)へ直接アクセスできます。

堤防サーフからも狙うことは可能ですが、ポイントが限られたり、遠投が必要になったりすることが多いです。

それぞれの釣り場の特徴を理解して、自分のスタイルや環境に合った場所を選ぶことが重要です。

どの釣り場が一番釣れるの?

やはり船釣りの方が、ポイントに直接アプローチできるので有利ですよ!

確実な釣果を目指すなら船釣りがおすすめですが、手軽さやアクセスの良さを重視するなら堤防やサーフからの挑戦も面白いでしょう。

釣果が変わる!寒ビラメ泳がせ釣りのタックル選び

寒ビラメ泳がせ釣りにおいて、タックル選びは釣果に直結する非常に重要な要素です。

繊細な前アタリを感知し、大型ヒラメの力強い引きを受け止め、確実に釣り上げるためには、竿、リール、ライン、オモリといった各要素のバランスが取れている必要です。

それぞれのタックルには特性があり、釣り場の状況や使用する餌、ターゲットとするヒラメのサイズによって最適な組み合わせが異なります。

例えば、竿の調子やリールのパワー、ラインの太さなどをどう選ぶかで、アタリの出方やファイトのしやすさが大きく変わります。

続くセクションでは、竿(ロッド)、リール、道糸とリーダー、そしてオモリについて、具体的な選び方の基準や考え方を詳しく解説します。

どんな組み合わせがベストなのか迷います

タックル全体のバランスを考えることが大切です

自分に合ったタックルシステムを構築することで、冬の高級魚・寒ビラメとの出会いがより確実なものとなります。

竿(ロッド)- 6:4調子と7:3調子の適切な選択

竿(ロッド)を選ぶ際に重要なのが「調子」です。

これは、竿が曲がるときに最も曲がるポイント(頂点)が、竿全体のどのあたりにあるかを示す指標です。

寒ビラメの泳がせ釣りでは、主に6:4調子と7:3調子が使われます。

6:4調子は竿全体の10分の6あたり(胴寄り)が曲がりの頂点となり、7:3調子は10分の7あたり(先寄り)が頂点です。

この違いが、アタリの感知や合わせ、魚とのやり取りに大きく影響します。

具体的には、6:4調子は竿全体で衝撃を吸収しやすく、7:3調子はよりシャープな操作感と感度を提供します。

結局、6:4と7:3、どちらを選べば良いですか?

どちらが良いかは状況や好みによりますが、それぞれの特性を理解して選ぶのがおすすめです

結論として、寒ビラメ泳がせ釣りにおいて竿の調子選びは釣果を左右する重要な要素です。

食い込み重視なら6:4調子、感度と操作性重視なら7:3調子が良い選択肢となります。

波の高さや魚の活性、ご自身の釣りスタイルに合わせて使い分けることで、より快適に釣りを楽しむことができます。

竿の「調子」とは、竿がどの部分から曲がるかを示す指標であり、竿の曲がり方の特性を表します。

6:4調子は竿の中央付近(全体の4割の位置)から、7:3調子は竿先寄り(全体の3割の位置)から曲がる特徴があります。

寒ビラメ泳がせ釣りでは、長さ2.4m〜3.0m程度、錘負荷60号〜100号に対応できる船竿が一般的です。

この範囲内で、使う餌の大きさや潮流の速さ、個人の好みによって調子を選ぶことになります。

結局、6:4と7:3のどちらを選べばいいの?

それぞれの特性を理解して、状況や好みに合わせるのがおすすめです!

6:4調子は魚に違和感を与えにくく、バラシにくいメリットがあります。

一方、7:3調子は感度が高く、積極的に掛けていく釣りに向いています。

どちらが良いかは一概には言えず、その日の状況やご自身の釣りスタイルに合わせて使い分けることが釣果アップの鍵となります。

リール – 両軸リール・電動リールのサイズとパワー

寒ビラメの泳がせ釣りでは、「両軸リール」(ベイトリールとも呼ばれ、スプール軸がロッドに対して直角になっているリール)か、深場や重いオモリを使う場合に便利な「電動リール」(モーターの力で巻き上げる機能を持つリール)を使用します。

リールは、仕掛けの投入や回収、魚とのファイト(やり取り)をスムーズに行うための重要な道具となります。

使用するリールのサイズは、PEライン2号~3号を200m~300m巻ける小型~中型の両軸リールが標準的です。

シマノなら300番~1000番、ダイワなら150番~300番クラスが目安になります。

電動リールを使用する場合は、シマノのプレイズ600~1000番ダイワのレオブリッツ200~300番クラスが、操作性とパワーのバランスが良いでしょう。

ドラグ力は、不意の大物にも対応できる5kg以上あると安心できます。

手巻きと電動、どっちが自分に合っているんだろう?

水深が50mを超える場合や、手巻きに自信がない方は電動リールが快適ですよ。

リールは、寒ビラメの強い引きに耐え、確実に巻き上げられるパワーと、適切なラインキャパシティ(糸巻き量)を持つものを選ぶことが重要です。

自分の体力や釣り場の水深、使用するオモリの重さなどを考慮して、最適な一台を選択することが、釣果アップへの近道となります。

道糸(PEライン)とリーダー(フロロカーボン)- 太さと長さの基準

道糸には感度と強度に優れたPEライン、ハリスとして使うリーダーには根ズレに強く、ショックを吸収するフロロカーボンを使用するのが、寒ビラメ泳がせ釣りの標準的な組み合わせです。

このシステムが、繊細なヒラメのアタリを明確に捉え、力強い引きにも対応するための基本となります。

PEラインの太さは、釣り場の水深、潮の流れの速さ、使用するオモリの重さ、そして想定されるヒラメのサイズや根掛かりのリスクによって選択します。

一般的には1.5号から3号の範囲で使い分けることが多いです。

具体的には、水深が浅く潮の流れが緩やかな場所や、食い渋りで繊細なアタリを取りたい場合は細めの1.5号や2号を、水深が深い場所、潮の流れが速い場所、大型のヒラメが期待できる場合や根掛かりが多い場所では、強度を重視して2号や3号を選択します。

リーダーに使用するフロロカーボンラインは、その耐摩耗性の高さから、海底の根や魚体とのスレに対して強いことが最大のメリットです。

太さの基準としては、使用するPEラインの3倍から4倍程度の強度を持つものを選ぶのが一つの目安となります。

具体的には6号から10号が一般的で、PEラインが2号ならフロロリーダーは8号、PE3号なら10号といった組み合わせが考えられます。

リーダーの長さは1mから2m程度が標準です。

海底の起伏が激しく根掛かりが多いポイントでは長め(1.5m〜2m)にして根ズレ対策を強化し、潮なじみを良くしたい場合や、よりダイレクトな操作感を求める場合は短め(1m〜1.5m)に調整します。

PE2号を使う場合、リーダーは何号で長さはどれくらいが良いですか?

フロロカーボン8号を1.5m結束するのがバランスの取れた標準的な組み合わせです

道糸とリーダーの太さや長さのバランスは、釣りの快適さや釣果に直接影響します。

感度を損なわず、かつ十分な強度を確保できる組み合わせを見つけることが大切です。

これらの基準を参考に、ご自身の釣り場の状況やタックルに合わせて最適なセッティングを追求してみてください。

オモリ – 船宿や潮に応じた号数の選択

オモリは仕掛けを目的の水深まで沈めるための重要な道具で、その重さを示す号数選びが寒ビラメ泳がせ釣りの成否を分けます。

適切なオモリを選択することで、仕掛けを狙ったタナに正確に届け、生き餌の自然な動きを演出できます。

多くの船宿では、関東近郊の標準的な水深(50m前後)に合わせて60号から80号を指定することが多いです。

しかし、潮の流れが速い状況や、水深が100メートルを超える深場を狙う際には、底立ちを確実に取るために100号や120号といった重いオモリが必要となります。

船宿によって指定号数が違うのは、どんな理由があるのですか?

船の流し方やポイントの水深、他の釣り人とのオマツリ(仕掛けの絡み)防止などを総合的に考慮して船長が判断していますよ。

オモリの号数選択は、船宿の指示に従うことが基本です。

以下の表は一般的な目安となります。

船宿指定の号数を中心に、潮の変化に対応できるよう、その前後の重さ(例えば指定が80号なら60号と100号)もいくつか用意しておくと安心です。

底取りがスムーズに行えれば、ヒラメへのアピール時間が増え、釣果に繋がります。

完全解説!寒ビラメ泳がせ釣りの仕掛け作り

仕掛けは市販品も多数ありますが、慣れてきたら自作に挑戦するのも面白いです。

ハリスの長さを微妙に変えたり、夜光玉や集魚ビーズを追加したりと、自分だけの工夫を凝らすことで、さらなる釣果を目指せます。

その日の状況に合わせて最適な仕掛けを見つけ出す試行錯誤こそ、泳がせ釣りの奥深さであり、面白さの一つです。

基本的な仕掛けの全体像 – 親子サルカン・ステ糸の役割

寒ビラメの泳がせ釣り仕掛けにおいて、中心的な役割を担うのが親子サルカンステ糸です。

親子サルカンは、道糸(またはリーダー)、ハリス(針が付いている糸)、そしてオモリに繋がるステ糸という、3方向の糸を接続するための重要な金具です。

このパーツは、仕掛けが回転する際に発生する糸のヨレを効果的に防ぎ、仕掛け全体のトラブルを減らす働きをします。

ステ糸は、親子サルカンからオモリへと繋がる糸を指し、一般的には30cmから50cm程度の長さで使用します。

このステ糸によって、オモリが海底に着底していても、生き餌が付いたハリスは海底から一定の距離を保つことができ、ヒラメに対して自然な形でアピールすることが可能です。

加えて、もし根掛かり(海底の障害物に仕掛けが引っかかること)してしまった場合でも、比較的強度の低いステ糸部分が先に切れることで、高価なオモリや仕掛け全体の損失を防ぐという重要な役割も果たしています。

基本的な泳がせ釣り仕掛けの構成要素は以下の通りです。

親子サルカンではなく、普通のサルカンでも良いのでしょうか?

三方向の糸を接続する必要があるため、枝分かれした構造の親子サルカンが不可欠です

このように、親子サルカンとステ糸は、単なる接続パーツ以上の重要な機能を持っています。

これらの役割を理解し、適切に仕掛けを組むことが、寒ビラメ泳がせ釣りで釣果を上げるための第一歩となるのです。

ハリス – 長さと太さ(フロロカーボン号数)の使い分け

ハリスとは、道糸と針を結ぶ糸のことで、魚に警戒心を与えにくくするために、道糸よりも細いフロロカーボンラインを使用するのが一般的です。

寒ビラメ泳がせ釣りでは、ハリスの長さは1m前後、太さはフロロカーボンの6号から8号を基準に選択します。

ハリスの太さや長さはどうやって決めたらいいの?

潮の流れや根掛かりのリスク、ヒラメの活性によって調整しますよ

状況に応じたハリスの使い分け基準は以下の通りです。

ハリスは仕掛けの中でも特に魚が直接触れる部分であり、その選択が釣果を大きく左右します。

フィールドの状況やヒラメの反応を見ながら、最適な長さと太さを見つけることが重要になります。

ステ糸 – 根掛かり防止の工夫と糸の選択

ステ糸とは、オモリと仕掛け本体をつなぐ、いわば「捨て石」ならぬ「捨て糸」の役割を果たす重要なパーツです。

根掛かり、つまり海底の障害物にオモリや針が引っかかってしまった際に、このステ糸部分だけが切れるようにすることで、高価なテンビンや針、ハリスといった仕掛け本体の回収率を高める目的で用いられます。

寒ビラメ釣りでは、海底付近を丁寧に探る必要があるため、根掛かりは避けて通れないトラブルの一つといえるでしょう。

ステ糸には、一般的にメインラインである道糸や、魚と直接繋がるハリスよりも強度の低いライン、具体的にはナイロンラインの2号から4号程度が使われます。

長さは海底の状況や潮の流れによって調整しますが、10cmから30cm程度を目安にすると良いでしょう。

根が荒い場所では短めに、砂地など比較的根掛かりの少ない場所では少し長めにするのが基本です。

根掛かりで仕掛けごと失くすのは避けたい…

ステ糸の太さと長さを調整して、根掛かりのリスクを減らしましょう

ステ糸を適切に選択し調整することは、根掛かりによる仕掛け全体の損失を防ぎ、手返し良く釣りを続けるために非常に重要です。

海底の地形や根の状況をイメージしながら、ステ糸の太さや長さを変更することで、ストレスなく寒ビラメ釣りに集中でき、結果的に釣果アップにもつながるでしょう。

針 – 親針・孫針の種類とサイズの選び方

寒ビラメ泳がせ釣りにおいて、針はヒラメを確実に掛けるための重要なパーツです。

一般的に、親針(おやばり)と孫針(まごばり)という2つの針を使用する仕掛けが主流となります。

親針は主に生き餌(アジやイワシ)の口や鼻付近に掛け、孫針は背びれの後ろや腹側に掛けることで、ヒラメがどの角度から食いついてもフッキングする確率を高める役割を果たします。

針の選択は、使用する生き餌のサイズや、その日のヒラメの活性によって調整することが釣果に繋がります。

例えば、15cm程度の標準的な活きアジを使用する場合、親針にはがまかつの「伊勢尼」10号~12号やオーナーばりの「カットヒラメ」14号~15号程度、孫針には同じく伊勢尼の8号~10号や、ハヤブサの「ヒラメ孫鈎トリプル」の6号~8号程度が基準となります。

餌が小さい場合や食いが渋い時には、針のサイズを一段階小さくすることも有効な手段です。

餌の大きさが日によって違うけど、針のサイズも変えた方が良いのかな?

はい、餌のサイズに合わせて針のサイズや種類を調整すると、餌の動きが自然になり、ヒラメの食い込みも良くなりますよ。

針のサイズが餌に対して大きすぎると餌の動きが悪くなり、小さすぎるとフッキングパワーが不足することがあります。

ヒラメは最初に餌に噛みつき、弱らせてから飲み込むことが多い魚ですので、親針と孫針のバランスとサイズ選びが釣果を左右する重要な要素となります。

状況に合わせて最適な針を選択しましょう。

応用編 – 仕掛けの自作と調整のポイント

基本の仕掛けをマスターしたら、さらに釣果を伸ばすために仕掛けの自作状況に応じた調整に挑戦してみましょう。

自作することで、市販品にはない自分だけのこだわりを形にできますし、コストを抑えることも可能です。

何より、自分で作った仕掛けで寒ビラメを釣り上げた時の喜びは格別です。

重要なのは、その日の海の状況に合わせて仕掛けを微調整することです。

例えば、潮の流れが速い場合は、仕掛けが浮き上がりすぎないようにハリスを標準の80cmから60cm程度に短くしたり、ステ糸も同様に短くしたりします。

逆に潮が緩い場合は、餌の泳ぎをより自然に見せるためにハリスを100cm以上に長く取ることも有効な手段となります。

根掛かりが頻発するような海底が荒いポイントでは、ステ糸を標準のフロロカーボン4号から、あえて切れやすいナイロン3号に変更したり、長さを50cmから70cmに伸ばしたりすることで、オモリだけをロストし、高価な針やハリスの損失を防ぐ工夫ができます。

自作や調整って、なんだか難しそう…

状況に合わせて少し工夫するだけで、釣果は大きく変わりますよ

このように、餌の大きさや活性、アタリの出方など、様々な要因を考慮して仕掛けを調整することで、寒ビラメとの遭遇率を高めることができます。

市販の仕掛けをベースに少しずつ手を加えていくことから始め、徐々に完全な自作へとステップアップしていくのも良いでしょう。

試行錯誤を繰り返しながら、自分だけの「釣れる仕掛け」を見つけ出すことが、寒ビラメ泳がせ釣りのさらなる面白さであり、釣果アップへの近道となります。

実践!寒ビラメの釣り方と7つの重要テクニック

寒ビラメの泳がせ釣りで釣果を上げるためには、生き餌の扱いから魚を取り込むまでの一連の流れを正確に行うことが最も重要です。

各ステップには繊細な技術が求められます。

ここでは、釣果を左右する生き餌の元気な付け方、スムーズな投入と着底、正確なタナ取り、効果的な誘い方前アタリと本アタリの見極め合わせのタイミング、そしてバラさないためのやり取りと取り込みという7つの重要テクニックを、順を追って詳しく解説します。

これらの基本動作を一つひとつ丁寧に実践することが、念願の寒ビラメを確実に釣り上げるための確実な道筋となるでしょう。

生き餌(活きアジ・活きイワシ)の元気な付け方

泳がせ釣りにおいて、生き餌が弱らず、水中で自然に泳ぎ回ることが、ヒラメにアピールするための絶対条件です。

そのため、針への付け方は素早く、かつ丁寧に行う必要があります。

「【釣り百景】#579」の動画(06:00頃)でも実演されているように、活きイワシを付ける際は、まず親指と人差し指でエラ蓋を、小指で頬を押さえて優しく固定します。

そして、口の中から上アゴの中心線を目がけて親針を慎重に通します。

孫針はどこに打てばいいの?

孫針は、イワシの動きを妨げないように、背中(動画で紹介されている方法です)、お腹、または尻尾の付け根あたりに浅く掛けるのがおすすめです!

生き餌はヒラメを誘うための重要な要素です。

手早く、魚体にダメージを与えないように優しく扱うことで、水中でのアピール力を最大限に引き出しましょう。

投入と着底 – スムーズな底取りの基本

仕掛けの投入時には、生き餌を驚かせず、仕掛けが絡まないように、そっと海に入れることを心がけます。

オモリが海底に着底した瞬間を的確に感じ取ることが、正確なタナ取り、ひいては釣果に繋がる第一歩となります。

オモリが着底した際の「コン」という硬い感触や、「ズボッ」という柔らかい感触から、海底が岩場なのか砂地なのかを推測することも、ポイント攻略の重要な手がかりになります。

タナ取り – 底から1メートルのキープ術

タナとは、魚がいる遊泳層(水深)を指します。

ヒラメは基本的に海底付近にいるため、泳がせ釣りではオモリが海底から50cm〜1m程度上にある状態をキープするのが基本です。

「【釣り百景】#579」の動画(11:38頃)では、竿の曲がり(テンション)を保ったまま、オモリの先端だけで海底の状況を感じ取るように繊細に底を探るテクニックが紹介されています。

竿先を大きく上下させて底を取り直すと、仕掛けからの微妙な情報が伝わりにくくなるため注意が必要です。

船が流されて水深が変わったらどうするの?

船は常に潮や風で流れているため、水深は刻々と変化します。魚群探知機の水深表示をこまめに確認し、頻繁に底を取り直して、常に海底から1m前後のタナをキープし続けることが非常に重要です!

ただし、ベイト(餌となる小魚)の反応が濃い場合は、動画(07:41頃)のようにヒラメがベイトを追って浮いている可能性も考え、底から2m〜3mと少し高めのタナで待ってみるのも有効な戦略となります。

効果的な誘い方 – ゆっくりとした上下動とアピール

ヒラメの泳がせ釣りは、ただ待つだけでなく、生き餌が魅力的に見えるように適度な誘いを加えることで、釣果が大きく変わります。

基本的な誘い方は、竿先をゆっくりと1〜2メートルほど持ち上げて、その後スーッと元のタナまで下ろす動作です。

この動きで、生き餌をヒラメの視界に入れやすくしたり、弱って逃げ惑う小魚を演出したりします。

「【釣り百景】#579」の動画(08:51頃)では、自分の餌(生き餌)が何かに追われて暴れているのを感じた時に、さらに上に逃がすような誘いを入れることで、ヒラメの捕食スイッチを入れるテクニックも紹介されています。

誘いの頻度や強弱、パターンは、その日の潮の流れ、ヒラメの活性、ベイトの状況などを見ながら調整することが、釣果を伸ばすための重要なコツです。

前アタリと本アタリ – 2段階のアタリの見極め

寒ビラメのアタリは、多くの場合、「前アタリ」と「本アタリ」という明確な2段階で現れます。

この二つのアタリを正確に見極めることが、フッキング成功率を高める上で非常に重要です。

「【釣り百景】#579」の動画(09:07頃)でも、この前アタリから本アタリへの変化を待つ、緊張感のある様子が捉えられています。

前アタリは、竿先に「コツ」「モゾモゾ」「クンクン」といった小さく、断続的な変化として現れます。

これは、ヒラメが生き餌に興味を示してじゃれついたり、様子を見ながら咥えようとしたりしているサインです。

前アタリが出たら、すぐに合わせた方がいいの?

いいえ、前アタリの段階で慌てて合わせると、ヒラメが餌を完全に咥え込んでいないため、スッポ抜け(針が掛からずに抜けてしまうこと)の原因になります。ここはグッと我慢して、次の本アタリを待ちましょう!

ヒラメが生き餌を完全に口の中に入れ、安心して反転したり泳ぎだしたりすると、竿先が「グッ」と抑え込まれたり、「ググーッ」と力強く引き込まれたりする本アタリが現れます。

この瞬間こそが、絶好の合わせのタイミングなのです。

合わせのタイミング – 本アタリを逃さないコツ

泳がせ釣りにおいて、最も興奮し、かつ重要な瞬間が合わせです。

前アタリをじっくりと待ち、本アタリを捉えて最適なタイミングで力強く合わせることが、寒ビラメを確実にフックアップさせるための鍵となります。

前アタリが出ても決して慌てず、竿先の動きに集中します。

そして、竿先が「グーッ」と大きく、力強く引き込まれる明確な本アタリが訪れたら、迷わず、しかしスムーズに、竿を大きく上方へあおって合わせを入れます。

「【釣り百景】#579」の動画(09:57頃)で見られるように、魚の重みが竿にしっかりと乗ったことを感じてから合わせるのが理想的です。

合わせるタイミングが早すぎるとスッポ抜け、遅すぎると餌だけ取られたり、根に潜られたりする可能性があります。

何度も経験を積むことで、本アタリを確実に見極め、最適なタイミングで合わせられるようになります。

やり取りと取り込み – バラさないための注意点

首尾よくヒラメを掛けた後も、油断は禁物です。

最後のやり取り取り込み(タモ入れ)は、釣り上げた魚を確実に手にするための、非常に重要な最終局面です。

ヒラメは、掛かった直後や海面近くで、平たい体を生かして予想以上に激しく抵抗することがあります。

「【釣り百景】#579」の動画(10:00頃)では、水深のあるポイントで、掛けてから最初の20メートルくらいは特に慎重に巻き上げている様子がわかります。

基本は、竿の弾力を最大限に活かし、ラインテンションを一定に保ちながら、ポンピング(竿を煽って巻く動作)はせずにリールを巻き続けることです。

急な強い引き込みに対しては、リールのドラグを適切に調整し、ラインが切れないように対応します。

もしヒラメじゃなくて、ワラサみたいな青物が掛かったらどうすれば?

ワラサなどの青物は、ヒラメよりもはるかに引きが強く、走るスピードも速いです。ドラグ設定を少し緩めにして、時間をかけて慎重にファイトしましょう。無理な力勝負はラインブレイク(糸切れ)に繋がるので禁物です!

十分にヒラメを弱らせて海面まで浮かせたら、同行者や船長に協力してもらい、タモ(玉網)で頭から確実にすくい取ります。

大型のヒラメほど、最後の抵抗は激しくなることがあります。

水面でのバラシは非常に悔しいものですから、取り込みは慌てず、慎重に行いましょう。

プロの視点 – 【釣り百景】動画から学ぶ攻略法

基本をマスターしたら、プロの視点を取り入れて更なるレベルアップを目指しましょう。

経験豊富な釣り師、鈴木慎太郎氏の実釣動画には、タックル選択の考え方から繊細な釣り方状況判断のヒントまで、釣果を伸ばすための実践的なテクニックが詰まっています。

この動画から学べる攻略法を詳しく見ていきましょう。

参考動画紹介 – 鈴木慎太郎氏による三重県鳥羽沖での実釣

まずは、寒ビラメ泳がせ釣りの奥深さを体感できる動画をご紹介します。

釣り番組「釣り百景」の#579では、泳がせ釣りの名手である鈴木慎太郎氏が、初めて訪れる三重県鳥羽沖で大型寒ビラメに挑む様子が記録されています。

タイトル: 【釣り百景】#579 名手が初フィールドに挑戦!三重県鳥羽沖で寒ビラメを狙う

視聴はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=boyIBF-rah0

この動画では、実釣を通して鈴木氏がどのように考え、テクニックを駆使しているのかがよく分かります。

次のステップとして、この動画から学べる具体的なポイントを解説します。

動画に学ぶタックルと仕掛けの考え方

鈴木氏は、フィールドや状況に合わせてタックルや仕掛けを調整することの重要性を示唆しています。

初めての釣り場である鳥羽沖に対し、最初は海底状況を探るために7:3調子の竿を選択し、状況把握後にヒラメとのやり取りを楽しむために6:4調子の竿に変更するなど、目的意識を持ったタックル選択を行っています。

状況によってタックルを変えるのは分かるけど、仕掛けの微調整って具体的にどういうこと?

動画では青物が多い状況を考慮して、針を少し大きくしていましたね!

状況に応じて柔軟にタックルや仕掛けを調整することで、釣果アップに繋がります。

繊細な底取りと海底状況の読み取り方

ヒラメは海底付近にいる魚なので、正確な底取り海底状況の把握は釣果を左右する重要な要素です。

鈴木氏は、竿先が真っ直ぐになるような大きなアクションではなく、竿の曲がりを保ったまま重りの先端だけで海底を探る、非常に繊細な底取りを実践しています。

この方法により、海底のわずかな変化(砂地根周りかなど)や、仕掛け周辺の情報を手感度でより鮮明に感じ取ることが可能です。

竿先に常にテンションがかかっているため、小さな前アタリも見逃しにくくなります。

丁寧な底取りを心がけることで、ヒラメの潜むポイントをより正確に捉えられます。

魚探と手感度を活かしたベイト攻略

泳がせ釣りでは、ベイト(餌となる小魚)の存在がヒラメの活性を大きく左右します。

動画では、魚群探知機でイワシの群れ(ベイト)の反応を確認しつつ、手感度で仕掛け周辺のベイトの動きやヒラメの気配を探る様子が描かれています。

魚探で広範囲のベイトの層や密度を把握し、手元の竿から伝わる情報(餌のイワシが暴れる感触など)で、より具体的にヒラメが近くにいる可能性を探ります。

ベイト反応が濃い場合、鈴木氏はセオリー通り底から1-2mだけでなく、3-4mといった高めのタナでアピールすることも試していました。

魚探の反応が良いのに、なかなかアタらない時はどうすればいいの?

鈴木さんのように、手感度と合わせてタナを少し変えてみるのも有効ですよ!

魚探の情報と手感度から得られる情報を組み合わせることで、効果的なベイト攻略が可能になります。

活性に合わせた誘いのバリエーション術

ヒラメの活性は常に一定ではありません

状況に合わせて誘い方を変えることが重要です。

鈴木氏は、ヒラメが餌を積極的に追っている(狩りの状態)のか、それとも縄張りに入ってきたものに反応している(威嚇の状態)のかをイメージし、誘いに変化をつけていました。

例えば、活性が高い時は少し高めのタナまで誘い上げてアピールしたり、逆に食いが渋い時は、ゆっくりとした上下動でじっくり見せたり、リアクションバイトを誘うような動きを入れたりします。

餌のイワシが逃げ惑う動きを竿操作で演出し、ヒラメの捕食スイッチを入れる工夫も見られました。

ヒラメの状態をイメージし、誘いのパターンを使い分けることで、アタリを引き出す確率を高めます。

青物(ワラサ)などゲストへの対応策

泳がせ釣りでは、ヒラメ以外にもワラサ(ブリの若魚)などの青物が掛かることがあります。

動画内でも、鈴木氏は良型のワラサを何度も釣り上げていました。

これらのゲストは引きが非常に強いため、適切な対応が必要です。

青物が掛かると、仕掛けが切られたりしないか心配…

事前のタックル準備と、慎重なやり取りを心がければ大丈夫ですよ!

予期せぬゲストとのファイトも泳がせ釣りの魅力の一つと捉え、万全の準備で臨みましょう。

最高の味覚を堪能!釣った寒ビラメの持ち帰り方と食べ方

釣りの醍醐味は、釣り上げた魚を美味しくいただくことにもありますよね。

特に脂が乗った寒ビラメは、釣った後の処理次第で味が大きく変わります

適切な処理を施すことで、その極上の味を最大限に引き出すことができるのです。

ここでは、釣った寒ビラメの鮮度を保つための活け締めと血抜きの正しい手順、ご自宅で挑戦できる寒ビラメの捌き方ステップ、そして絶品おすすめレシピをご紹介します。

正しい持ち帰り方と調理法をマスターして、最高の味覚を堪能しましょう。

鮮度抜群!活け締めと血抜きの正しい手順

釣った魚の鮮度を保つ上で最も重要なのが活け締めです。

活け締めとは、魚が生きているうちに脳や神経を破壊し、死後硬直を遅らせることで鮮度を長く保つための処理方法を指します。

適切な活け締めと血抜きを行うことで、魚の身に残る血液や臭みが抜け、旨味成分であるイノシン酸の減少を抑える効果があります。

寒ビラメのような白身魚は特に、この処理で味が格段に向上します。

釣った魚、どうやって持ち帰れば一番美味しいですか?

活け締めと血抜きが鮮度を保つカギですよ!

この手順で処理すれば、持ち帰った後も抜群の鮮度を保った寒ビラメを味わえます。

自宅で挑戦!寒ビラメの捌き方ステップ

寒ビラメを持ち帰ったら、いよいよ捌きに入ります。

ヒラメやカレイのような平たい魚は五枚おろしにするのが一般的です。

難しそうに感じるかもしれませんが、手順を追って丁寧に作業すれば、ご自宅でも綺麗に捌くことができます。

骨の周りについた身(エンガワ)もヒラメの魅力の一つですから、取りこぼさないように注意しましょう。

ヒラメって捌くの難しそう…コツはありますか?

大丈夫です!手順通りやれば意外と簡単ですよ。

最初は時間がかかっても、慣れてくればスムーズに捌けるようになります。

自分で捌いた寒ビラメの味は格別です。

おすすめレシピ – 絶品刺し身から煮付けまで

新鮮な寒ビラメが手に入ったら、様々な料理でその美味しさを堪能しましょう。

透明感のある白身は淡白ながらも上品な旨味があり、加熱するとふっくらと柔らかくなります。

定番の刺し身はもちろん、煮付けやムニエルなど、どんな調理法でも美味しくいただけます。

釣った寒ビラメだからこそ味わえる、特別な一皿を作ってみませんか。

せっかく釣った寒ビラメ、どんな料理が美味しいかな?

やっぱり刺し身は外せません!煮付けやムニエルも絶品です。

これらのレシピを参考に、釣った寒ビラメを心ゆくまで味わい尽くしてください。

最高の思い出になります。

よくある質問(FAQ)

Q
前アタリが小さくて分かりにくいのですが、どうすれば良いですか?
A

小さな前アタリを感じ取るには、まず竿先に集中することが大切です。

記事で紹介したように、常にラインを張り気味にして、竿先のわずかな変化も見逃さないようにしましょう。

【釣り百景】動画の鈴木プロのように、穂先が繊細な竿を選ぶのも一つの方法ですよ。

また、仕掛けが底を引きずらないよう、こまめなタナ取りを徹底することが、アタリを明確にするコツです。

初心者の方も焦らず、竿先に意識を集中させてください。

Q
合わせてもスッポ抜けることが多いです。何が原因でしょうか?
A

スッポ抜けの原因の多くは、合わせのタイミングが早すぎることです。

ヒラメエサを一気に飲み込むのではなく、まず咥えてから向きを変えることが多い魚です。

「コツコツ」という前アタリで焦らず、竿先が「グーッ」と力強く引き込まれる本アタリまで、しっかりと待つことが重要になります。

魚の重みが竿に十分乗ってから、力強く合わせることを意識しましょう。

これが釣果を伸ばすコツです。

Q
動画で鈴木プロが使っていた竿の調子の使い分けについて、もう少し詳しく教えてください。
A

動画で鈴木プロは、まず海底の状況や魚の反応を探るために感度の良い7:3調子の竿を使い、その後、魚とのやり取りを楽しむために曲がり込む6:4調子の竿に変更していました。

このように、釣り場の状況やその日の目的に合わせて竿の調子を変えるのは有効な戦略です。

初めての場所では情報収集に適したタックル、慣れてくればゲーム性を重視したタックル、といった使い分けを試してみてはいかがでしょうか。

状況判断が釣りのコツでもあります。

Q
生き餌のイワシがすぐに弱ってしまいます。長持ちさせるコツはありますか?
A

生き餌イワシを元気な状態で使うには、手早く、そして優しく扱うことが最も重要です。

動画でも紹介されていたように、針を付ける際は魚体を強く掴まず、エラや口元に負担をかけないように素早く行います。

特に親針は上アゴの中心の硬い部分に、孫針は背中などに浅く打つのがコツです。

投入時もそっと水に入れることで、イワシへのダメージを最小限に抑えられます。

元気なエサを使うことが釣果への近道です。

Q
根周りのポイントは釣れそうですが、根掛かりが怖いです。対策はありますか?
A

根周りは確かにヒラメが潜む魅力的なポイントですが、根掛かりのリスクも高まりますね。

対策としては、仕掛けのステ糸をハリスよりも細い糸(例えばフロロカーボンの号数を落とすなど)にするのが効果的です。

これにより、根掛かりしてもオモリだけが切れ、仕掛け全体の回収率が上がります。

また、記事や動画でも触れられているように、底をこまめに取り直し、オモリが常に底から少し浮いた状態(50cm~1m程度)をキープする繊細なタナ取りが、根掛かり防止の最大のコツです。

Q
なかなか良型、特に座布団サイズの寒ビラメに出会えません。何か特別なコツはありますか?
A

座布団サイズの大型寒ビラメは、経験豊富な釣り人にとっても憧れですね。

特別なコツとしては、まず大型が潜みやすい潮通しの良いポイントや、砂地根周りが混じるような変化のある場所を選ぶことが基本となります。

加えて、生き餌の時期は特にイワシが好まれることもあります)をより自然に見せるための丁寧な誘いや、大型特有の居食いのような微妙なアタリを見逃さない集中力が求められます。

12月1月2月といった低水温期はチャンスです。

粘り強く、状況に合わせて釣り方を工夫し続けることが、大型との出会い、そして釣果に繋がるでしょう。

まとめ

冬の寒ビラメ泳がせ釣りで攻略するには、適切なタックルや仕掛けの準備と、繊細な操作テクニックの習得が最も重要です。

この記事では、基本から応用まで、寒ビラメを釣るためのすべてを解説しました。

この記事で解説したコツを参考に、ぜひ次回の釣行寒ビラメに挑戦してみてください。

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