60代の仕事でおすすめは？探し方のコツ

こんにちは！満福ログの運営者、ライターの「しのいち」です。よろしくお願いします！

「60代になって、これからの仕事どうしようかな」「何かおすすめの仕事ってないかな？」と検索しているあなた。

定年を迎えた、あるいは迎えるにあたって、セカンドキャリアを考えているかもしれませんね。

僕もライターとして独立して5年目ですが、働き方って本当に大事だなと日々感じています。

60代になると、若い頃とは違って体力的な不安も出てきますよね。体力ないけど働けるかな、とか。特に女性の場合は、男性とはまた違った視点での仕事探しが必要かもしれません。

かといって、未経験の分野に飛び込むのは勇気がいるし、資格なしでも大丈夫なのか、探し方自体がわからない、という方も多いかなと思います。

アルバイトやパートで気楽に週3日くらい働きたい、という希望もあるでしょう。

この記事では、そんな60代のあなたの仕事探しに関する疑問や不安に寄り添いながら、おすすめの仕事や無理のない働き方を見つけるためのヒントを、僕なりの視点でお届けしますよ！

この記事でわかること

60代で仕事を探す前の準備や心構え
体力や経験に合わせた仕事の選び方
シニア向け求人サイト活用のコツ
60代におすすめの具体的な働き方や職種

60代の仕事探しでおすすめの準備

さて、まずは60代で新しい仕事を探し始める前に、ちょっと立ち止まって準備しておきたいことを整理してみましょうか。いきなり求人サイトを見るのもいいですが、その前に自分自身のことを見つめ直す時間が、実はすごく大事なんですよ。

働く目的を明確にしよう

まず一番最初に考えてほしいのが、「なぜ、自分は働きたいのか？」という目的の部分です。ここ、ぼんやりしたままだと、仕事探しで迷子になっちゃうかも。

例えば、こんな目的があるかなと思います。

生活費のため：「年金だけではちょっと不安」「もう少しゆとりのある生活がしたい」という、収入面での目的。これはすごく大事な動機ですよね。
健康維持のため：「家にずっといると足腰が弱りそう」「適度に体を動かしたい」という、健康目的。仕事が適度な運動や外出のきっかけになるパターンです。
社会とのつながりのため：「誰かと話す機会がほしい」「社会の役に立っている実感（やりがい）がほしい」という、コミュニケーションや自己実現の目的。
趣味や孫のため：「趣味に使うお小遣いがほしい」「孫にプレゼントを買ってあげたい」という、プラスアルファの楽しみのための目的。

どうでしょう？あなたはどれに当てはまりますか？
もちろん、「生活費のためでもあるし、健康維持のためでもある」みたいに、目的が複数あったって全然OKです。

なぜこれを明確にするかというと、目的によって選ぶべき仕事の優先順位が変わってくるから。

目的別の優先順位（例）

収入重視なら：時給や月収を第一に。少し体力的にハードでも、これまでの経験が活かせる専門職を選ぶかも。
健康重視なら：勤務時間や日数が少なく、通勤が楽で、適度に体を動かせる仕事（例：軽作業、清掃）がいいかも。
やりがい重視なら：収入はそこそこでも、人と触れ合える仕事（例：接客、介護補助）や、趣味が活かせる仕事がいいかも。

「自分はなんのために働くんだっけ？」を最初にハッキリさせておくと、求人情報を見たときに「これは自分に合ってるな」「これはちょっと違うな」と判断しやすくなりますよ。

体力と健康を最優先に考える

次に大事なのが、これ。体力と健康です。
もうね、60代の仕事探しは、これを一番に考えてほしいと僕は思います。

気持ちは若くても、やっぱり体は正直なもの。若い頃と同じようには動けないですし、無理をすればガクッと体調を崩しかねません。僕もフリーランスになってから健康管理には気をつけていますが、無理は禁物だなと痛感してます。

「いやいや、自分はまだまだ元気だ！」という方も、「今の体力」を過信しないことが、長く楽しく働くための秘訣です。

仕事を探すときは、以下の点をチェックしてみてください。

勤務時間はどれくらいか？（フルタイムか、短時間か）
週に何日働くか？（週5日か、週2?3日か）
仕事内容は？（立ち仕事か、座り仕事か）
重いものを持つ作業はあるか？
通勤時間はどれくらいか？（満員電車はキツくないか）

特に「体力ない…」と自覚がある方は、無理は絶対にダメですよ。
「週5日フルタイム！」みたいな働き方じゃなくても、例えば「週3日、1日4時間」とか「座ってできる事務作業」とか、体に負担の少ない仕事もたくさんありますからね。

無理が続くと…

せっかく「健康のために」と始めた仕事で体を壊してしまったら、元も子もないですよね。
治療費がかかって、かえってマイナスになってしまう可能性もあります。
「ちょっとキツイかも」と感じたら、すぐに相談できる職場かどうかも、大事なポイントかもしれません。

自分の体力を客観的に見て、「これくらいなら続けられそうだな」というラインをしっかり見極めましょう。

これまでの経験を活かす方法

「60代未経験じゃ、雇ってくれるところなんて…」なんて思ってませんか？
とんでもない！
あなたがこれまでに培ってきた経験は、とんでもない「財産」ですよ。

60年間生きてきて、何も経験してない人なんていませんよね。会社員としてバリバリ働いてきた経験はもちろん、主婦（主夫）として家事を切り盛りしてきた経験だって、立派なスキルです。

会社員としての経験

あなたが会社員時代にどんな仕事をしてきたか、棚卸ししてみましょう。

専門職（経理、人事、技術職など）：その専門知識、喉から手が出るほど欲しい中小企業があるかも。フルタイムじゃなくても「週2日だけ顧問として」とか「経理のチェックだけお願い」みたいな働き方もあります。
管理職（マネジメント経験）：若いスタッフをまとめるリーダーシップや、トラブル対応能力。これはAIには真似できない、まさに「経験の賜物」です。新人教育や店舗運営のサポートなどで重宝されるはず。
営業職（コミュニケーション能力）：お客様との対話力、交渉力。これはどんな仕事でも活かせますよね。接客業や販売、シニア向けの営業サポートなんかでも即戦力になれるかも。

「いや、自分はそんな大したこと…」と思うかもしれませんが、あなたが「当たり前」にやってきたことが、若い世代にとっては「すごいスキル」だったりするんです。

生活の中での経験

「ずっと専業主婦（主夫）だったから…」という方も、悲観する必要はゼロですよ！

家事スキル：料理、掃除、洗濯。これ、プロの領域ですよね。家事代行サービスや、清掃スタッフ、調理補助など、まさにドンピシャな仕事がたくさんあります。
子育て・介護の経験：人のお世話をしてきた経験は、介護補助や保育補助、ベビーシッターなど、「人」に寄り添う仕事でめちゃくちゃ活きます。

これまでの人生経験そのものが、あなたの「強み」になるんです。「自分には何ができるかな？」と、一度じっくり書き出してみるのをおすすめします。

未経験からでも挑戦できる仕事

「経験を活かすのもいいけど、せっかくだから全く新しいことをやってみたい！」
そのチャレンジ精神、めちゃくちゃ素敵だと思います！

あるいは「特別なスキルや経験もないし…」という方。大丈夫です。
60代からでも、未経験・資格なしで始められる仕事もたくさんありますよ。

企業側も、シニアを採用する場合は「即戦力」というよりは、「真面目に、長く続けてくれること」を期待しているケースが多いんです。

60代未経験でもOKな仕事の例

マンション管理人：受付や点検、清掃など。自分のペースでできることが多いのが魅力。体力的な負担も少なめです。
清掃スタッフ：オフィスビルや商業施設、ホテルの客室清掃など。黙々と作業するのが好きな人に向いてるかも。
軽作業（ピッキング・検品）：倉庫内で商品を集めたり、チェックしたりする仕事。マニュアルがしっかりしていることが多いです。
調理補助（洗い場）：飲食店のキッチンで、簡単な盛り付けや洗い物を担当。
警備員（施設警備）：商業施設やビルでの見回りや監視。座ってできる（座哨）業務もあります。
事務補助：簡単なデータ入力や電話応対、書類整理など。PCスキルが少しあれば尚良しですが、簡単な作業からOKの職場も。

これらの仕事は、比較的体力的な負担が少なく、特別な資格がなくても始めやすいのが特徴ですね。「若い頃とは違う分野で」と考えているなら、こういった選択肢もアリかなと思います。

大事なのは「新しいことを覚えるのを楽しもう」という気持ちかも。最初はできなくて当たり前。若いスタッフに「これどうやるの？」って素直に聞ける柔軟さがあれば、どこでもやっていけますよ！

シニア向け求人サイトの探し方

さて、働く目的や自分の体力、経験の棚卸しができたら、いよいよ具体的な「探し方」です。

今は本当に便利な時代で、インターネットを使えばたくさんの求人情報にアクセスできます。昔みたいにハローワークに通い詰めなくても、家でスマホやパソコンから探せるんですから。

60代の仕事探しでは、大きく分けて2つのタイプの求人サイトを使うのが主流かなと思います。

1. シニア・ミドル向け専門の求人サイト

「60代歓迎」「シニア活躍中」といったキーワードを前面に出しているサイトです。
メリットは、なんといっても「話が早いこと」。

掲載されている求人のほとんどがシニア層を対象にしているので、「年齢でフィルターをかけられる」という心配が少ないです。企業側もシニアの体力や特性を理解した上で募集していることが多いので、無理のない働き方を提案してくれる可能性が高いですよ。

2. 一般的な大手求人サイト

リクナビNEXTとか、マイナビとか、タウンワークとか、そういう有名なサイトですね。
メリットは、とにかく「求人数の多さ」。あらゆる業種・職種の求人が載っています。

ただ、求人数が多すぎて探すのが大変だったり、若い人向けの求人が多かったりもします。
こういう大手サイトを使うときは、検索条件で「60代活躍中」「シニア応援」「年齢不問」といったキーワードで絞り込むのが必須テクニックです。

求人サイト活用のコツ

複数のサイトに登録する：サイトによって得意分野（A社は軽作業に強い、B社は事務職に強いなど）が違うことも。2?3個登録して見比べると良いですよ。
希望条件を明確に：「週3日」「自宅から30分以内」「座り仕事」など、最初に考えた「目的」や「体力」に合わせた条件をしっかり設定しましょう。
「新着求人」をチェック：良い条件の求人はすぐに応募が殺到します。こまめにチェックするのが吉。

「インターネットはちょっと苦手で…」という方も、この機会にぜひチャレンジしてみてください。ハローワークのインターネットサービス（ハローワークインターネットサービス）も情報が充実していますし、自治体のシルバー人材センターに相談してみるのも手堅い方法ですね。

無理のない通勤手段を選ぶコツ

見落としがちだけど、めちゃくちゃ大事なのが「通勤」です。

仕事内容がいくら楽でも、毎日満員電車に1時間揺られて通勤…となると、それだけで体力をゴッソリ奪われますよね。特に夏場や冬場は、通勤だけでヘトヘトになっちゃうかも。

僕も在宅ワーカーになる前は通勤してましたが、往復の時間って結構なロスだなと感じてました。60代なら、なおさら体力消耗は避けたいところ。

「仕事そのもの」と同じくらい、「職場へのアクセス」も重視してください。

理想は「徒歩圏内」：これが最強です。健康のために歩くのにもちょうどいい。
自転車や車通勤：地方なら車通勤OKの職場も多いですよね。ただし、年齢とともに運転が不安になってくる可能性も考慮して。
公共交通機関：使うなら「座れる時間帯」か「乗り換えが少ない」ルートを選びたいところ。ラッシュアワーを避けられる「時差出勤」が可能かどうかもポイントです。

求人情報を見る際は、「勤務地」の住所を必ずチェックして、自分の家からどれくらいかかるか、どんなルートで行くかを具体的にシミュレーションしてみましょう。

「給料は少し安くても、家から近い職場」を選んだ方が、結果的に長く続けられるケースって、本当に多いんですよ。

最近では、シニア向けの「在宅ワーク」も少しずつ増えてきています。データ入力や、これまでの経験を活かしたオンラインでのアドバイザー業務など。通勤が一切不要になるので、体力に自信がない方にはこれも選択肢になるかもしれませんね。

60代におすすめの仕事と働き方

準備が整ったら、今度は「じゃあ、具体的にどんな仕事や働き方があるの？」というところを見ていきましょうか。ここでは、60代の体力やライフスタイルに合わせた、おすすめの働き方をいくつかピックアップして紹介しますね。

女性も活躍しやすい仕事とは

まずは、60代女性におすすめの仕事から。もちろん男性がダメってわけじゃないですが、特に女性のきめ細やかさや、これまでの経験が活きやすい分野かなと思います。

家事代行・清掃

これはまさに、これまで主婦として培ってきた家事スキルが「プロの技術」として評価される仕事です。
「人様の家を掃除するなんて…」と最初は抵抗があるかもしれませんが、お客様からは「ありがとう」「助かったわ」と直接感謝される、やりがいの大きな仕事ですよ。

メリット：自分のペースで働けることが多い。週1日、短時間からOKの職場も。
注意点：体力は使います。お掃除道具を持って移動したり、水回りの掃除でしゃがんだり。無理のない範囲で。

介護補助・デイサービススタッフ

「介護」と聞くと「キツイ」「大変」というイメージが先行するかもしれません。確かに専門的な介護（入浴介助や移乗など）は体力も知識も必要です。

でも、60代シニアに求められるのは、そこじゃないことが多いんです。
例えば、デイサービスでの「お話し相手」や「レクリエーションのお手伝い」「食事の配膳」「送迎の添乗」といったサポート業務。

利用者さんと年齢が近いからこそ、共感できる話も多いはず。子育てや介護の経験がある方なら、その「寄り添う心」が最大の強みになりますよ。

事務補助

「外で動き回るより、座って静かに仕事がしたい」という方には、やっぱり事務職がおすすめです。
若い頃に事務経験がある方はもちろん、未経験でも「簡単なPC操作（メールやWord、Excelの簡単な入力）ができればOK」という求人も結構あります。

メリット：空調の効いた室内で働ける。体力的な負担が圧倒的に少ない。
注意点：「老眼で細かい文字が見えにくい…」という問題が出てくるかも。PC作業が苦にならないかどうかがポイントですね。

アルバイトやパートで気楽に

60代からの仕事は、正社員にこだわる必要は全くないと僕は思います。
むしろ、アルバイトやパートといった「非正規雇用」の方が、メリットが大きいケースも多いんですよ。

なぜか？

アルバイト・パートのメリット

責任が重すぎない：正社員時代のように、会社の業績や部下の育成といった重い責任を負うことは（基本的には）ありません。精神的なストレスが格段に軽くなります。
シフトの融通が利きやすい：「今週は孫が来るから休みたい」「来月は旅行に行くから長期で休みたい」といった要望が、正社員よりも通りやすい傾向にあります。
「辞めやすい」：これはネガティブな意味じゃなくて。「やってみたけど、どうもこの仕事は自分に合わないな」と感じたときに、比較的スムーズに辞めて、次の仕事を探しやすいという意味です。

会社員時代は、仕事のストレスも大きかったかもしれません。でも、セカンドキャリアは違います。
「給料は安いかもしれないけど、責任のない立場で気楽に働ける」というのは、60代だからこそ選べる「特権」とも言えるかも。

ストレスフリーで働くこと。これも健康維持の大事な要素ですよね。

週3日から始める働き方

体力面のところでも触れましたが、「週に何日働くか」はめちゃくちゃ重要です。

定年まで週5日、あるいはそれ以上働いてきた方にとっては、「週5日」が当たり前になっているかもしれません。
でも、あえて言います。
60代からは「週3日」くらいが、ちょうどいいバランスかもしれませんよ。

なぜなら…

体力的な余裕が持てる：「1日働いたら、1?2日休む」というサイクル。これ、体がすごく楽です。疲れを翌日に持ち越さずに済みます。
プライベートが充実する：週3日仕事、週4日休み。この「休み」の時間で、これまでできなかった趣味や旅行、夫婦での時間、地域の活動などを思いっきり楽しめます。
「仕事が生活のすべて」にならない：適度な「距離感」が保てるんです。仕事での人間関係も、週3日くらいだと（いい意味で）深入りしすぎず、さっぱりとした関係を築きやすいかも。

もちろん、これは「収入」とのバランスによります。
「いや、生活費のためにもっと稼がないと！」という方は週4日、週5日という選択になるでしょう。

でも、もし「年金＋α」で十分だったり、「収入よりも、ゆとり」を重視するなら、「週3日勤務」という働き方、本気でおすすめします。

求人を探すときも、「週2・3日からOK」という条件で絞り込んでみると、意外とたくさんの仕事が見つかるはずですよ。