PR

HDDデータ復旧は焦らず!自分で試す方法と業者の選び方

HDDデータ復旧は焦らず!自分で試す方法と業者の選び方 コラム
ページ内では信頼できる広告(Amazonアソシエイト含む)[PR]のみを掲載しております。

こんにちは、「満福ログ」運営者のしのいちです。独立してライター業をやっています!

突然ですが、パソコンを使っていたら「あれ?あのデータどこ行った?」「HDDが認識しない…」なんて、ヒヤッとした経験ありませんか?

大切な仕事のファイルや、思い出の写真が一瞬で消えてしまったら…本当に青ざめますよね。HDDデータの復旧をどうしようかと、慌てて検索しているかもしれません。

データが消えた時、自分でなんとかしようと復旧ソフト(フリーソフトとか)を使ってみたり、逆に「もうだめだ…」と諦めてしまったり。でも、ちょっと待ってください。そのHDDデータ、まだ諦めるのは早いかもしれませんし、焦って操作すると取り返しのつかないことになるかもしれません。

HDDデータのトラブルには、大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2種類があります。間違って削除しただけなのか、それともHDD自体が壊れかけているのかによって、対処法は全く違います。自分でできる範囲なのか、それとも専門の業者に頼むべきなのか、その見極めがすごく大事なんですよ。

この記事では、HDDデータの復旧が必要になった時に、まず何をすべきか、そして自分で対処する方法、信頼できる業者の選び方や気になる費用(料金)の相場まで、僕のライターとしての知識を総動員して、分かりやすく解説していきます!

  • データ消失の原因「論理障害」と「物理障害」の違い
  • 自分で試せる「HDDデータ復旧ソフト」の仕組みと限界
  • 焦ってやると危険!データ復旧時に絶対やってはいけないこと
  • 信頼できる専門業者の選び方と費用相場の目安

HDDデータ復旧が必要な時の初期対応

データが消えた!認識しない!そんなパニック状態の時こそ、深呼吸です。まず何をすべきか、そして「何をすべきでないか」を知っておくことが、HDDデータ復旧の成功率を大きく左右します。ここでは、トラブルの種類と、自分でできること・できないことの境界線を見ていきましょう。

論理障害?操作ミスでの削除

まず落ち着いてほしいのが、この「論理障害」や「操作ミス」のケースです。これが一番多くて、そして最も復旧の可能性が高いパターンですよ!

「論理障害」っていうのは、HDD自体(機械)は壊れていないんだけど、中のデータ管理情報(ファイルシステムとか)が壊れたり、単純に操作ミスでデータを消しちゃったりした状態のことです。

論理障害・操作ミスの主な例

  • 間違えてファイルやフォルダを削除した
  • 「ごみ箱」も空にしてしまった
  • フォーマット(初期化)してしまった
  • OSが起動しなくなった(データ管理部分の破損)

例えば、ファイルを「削除」しても、実はデータそのものはHDD上にすぐには消えていないんです。パソコン側が「この場所はもう空きスペースとして使っていいよ」という目印を立てるだけなんですね。

だから、その「空きスペース」に新しいデータが上書きされる前であれば、データを呼び戻せる可能性が十分にあるんです。

一番簡単なのは、ごみ箱の確認。設定にもよりますが、削除したデータがごみ箱に残っていることはよくあります。これは一番ラッキーなパターンですね!

ごみ箱にもない場合は、次のステップ(復旧ソフト)を検討することになります。ただし、HDDが壊れている「物理障害」とは対処法が真逆になるので、その見極めが重要になってきますよ。

自分でHDDデータを復旧する方法

「業者に頼む前に、自分でできることはないか?」と考えますよね。もちろん、あります!ただし、これはあくまで「論理障害」が疑われる場合に限られます。

HDDから変な音がするとか、明らかに落としたとか、そういう物理的なダメージがないことが大前提です。

自分で試せる方法は、大きく分けて2つ。

1. ごみ箱のチェック(基本中の基本)

まずはここから。WindowsでもMacでも、削除したファイルは一時的に「ごみ箱」に移動されます。ごみ箱を開いて、必要なデータが残っていないか確認しましょう。

もし残っていれば、データを選んで「元に戻す」をクリックするだけ。これで復旧完了です。拍子抜けするほど簡単ですが、意外と見落としがちなポイントだったりします。

2. HDDデータ復旧ソフトの利用

ごみ箱にもない…となると、専用の「復旧ソフト」の出番です。
これは、先ほど説明した「上書きされていないデータ領域」をスキャンして、削除されたファイルの痕跡を見つけ出し、復元を試みるソフトウェアです。

無料(フリー)で使えるものから、高性能な有料ソフトまで色々あります。
ただ、ここで超・重要な注意点があります。

復旧ソフト利用時の絶対的な注意

復旧ソフトを、トラブルが起きているパソコン(HDD)にインストールしないでください!

インストールするという行為自体が「新しいデータを書き込む」ことになり、あなたが復旧したい大切なデータの上に上書きしてしまう危険性があるからです。そうなると、プロの業者でも復旧はほぼ不可能になります。

復旧ソフトを使う場合は、必ず別の正常なパソコンにソフトをインストールし、トラブルの起きたHDDは(可能であれば)取り出して「外付けHDD」として接続してスキャンするのが鉄則です。

「HDDを取り出すなんて無理!」という場合は、USBメモリから起動できるタイプの復旧ソフトを使うか、素直に専門業者に相談することを強くおすすめします。「自分でやろうとして、トドメを刺しちゃった」というのが、一番悲しいパターンですからね…。

HDDデータ復旧ソフトの仕組みと限界

「なんで消したデータがソフトで戻せるの?」って、不思議ですよね。その仕組みと、万能ではない「限界」について、もう少し詳しく解説しますね。

復旧ソフトの仕組み

パソコンがファイル(例えば「A」というファイル)を保存するとき、HDDの中の「住所録」みたいな場所に「Aファイルは、HDDのこの番地からこの番地までに記録してありますよ」と書き込みます。

あなたが「A」を削除すると、パソコンはこの「住所録」からAの情報を消すだけなんです。Aファイルの実体(データ)は、HDDの番地にまだ残っています。

復旧ソフトは、この「住所録からは消されたけど、実体は残っているデータ」の断片をHDD全体から探し出してきて、「これ、Aファイルじゃない?」と見つけ出し、再構築してくれるイメージです。

テキストファイルみたいな単純なものなら復元しやすいですが、Excelや動画ファイルのように複雑な構造だと、断片がうまく繋がらずにファイルが壊れて(破損して)復元されることもあります。

復旧ソフトの限界

この仕組みからわかる通り、復旧ソフトには限界があります。

限界1:上書きされたデータは戻せない

削除した後もパソコンを使い続けていると、OSが「ここは空き地だ!」と判断して、新しいデータ(インターネットの閲覧履歴とか、別のファイルとか)をどんどん書き込んでいきます。一度上書きされてしまったら、データは完全に消滅し、ソフトではどうやっても復旧できません。

限界2:物理的な故障には無力

当然ですが、HDD自体が物理的に壊れている(物理障害)場合は、ソフトウェアではどうにもなりません。機械が動かないのに、ソフトでスキャンしようがないですからね。むしろ、無理に動かそうとすると、HDD内部の円盤(プラッタ)に傷がつき、破壊が進みます。

「無料ソフトで試したけどダメだった」という場合、それはデータが上書きされた後だったか、あるいはそもそも論理障害ではなく物理障害だった、という可能性が高いわけです。

物理障害が疑われるHDDの症状

これが一番やっかいな「物理障害」です。これはもう、個人での対処は不可能です。すぐに電源を切り、専門業者に相談するしかありません。

HDDは「プラッタ」と呼ばれる超精密な円盤の上を、磁気ヘッドが猛烈なスピードで動きながらデータを読み書きしています。その精密機器が、物理的に壊れちゃった状態ですね。

以下のような症状が出たら、即座に使用を中止してください。

危険!物理障害のサイン

  • 異音がする(「カチカチ」「カタカタ」「ジー」など、普段しない音)
  • HDDが回転する音がしない(電源が入らない)
  • パソコンがHDDを全く認識しない(BIOS画面でも見えない)
  • 焦げたような臭いがする
  • 強い衝撃(落下など)を与えてしまった

特に「カチカチ」という音は、データを読み取るヘッドが壊れて、円盤(プラッタ)にぶつかっている音(シークエラー)の可能性が非常に高いです。これはHDDの最期の叫びみたいなもの。

この状態で通電を続けると、データを記録しているプラッタの表面に致命的な傷が付きます。プラッタに傷がつくと、もう世界中のどんなすごい技術者でも、データを復旧することはできません。

「もしかしたら起動するかも…」と、何度も電源を入れたり切ったりする行為は、文字通り「データを殺す」行為だと覚えておいてください。

HDDデータ復旧を試みる際の注意点

ここまで、論理障害と物理障害について説明してきました。どちらの場合でも、復旧の可能性を最大限に残すために共通する「注意点」があります。

それは、「現状保存」です。これに尽きます。

データ消失時にやるべきこと・やらないこと

<今すぐやること>

  1. パソコンの電源を切る(シャットダウンする)
    • ※物理障害(異音など)が疑われる場合は、即座に電源コードを抜いてください。
  2. トラブルの起きた状況をメモする
    • (例:「〇〇というソフトを使っていたらフリーズした」「ファイルを削除した直後」など)

<絶対にやらないこと>

  • 電源のON/OFFを繰り返す
    • 特に物理障害の場合、起動のたびにHDDにダメージが蓄積されます。
  • パソコンを使い続ける(通電し続ける)
    • 論理障害でも、OSが動いているだけでデータの上書きが進行します。
  • 復旧ソフトをトラブルのHDDにインストールする
    • 前述の通り、データの上書きになります。
  • HDDを分解する
    • HDD内部はチリ一つない「クリーンルーム」で製造されています。家庭環境で開封した瞬間、空気中のホコリが付着し、100%壊れます。
  • 叩く・振るなどの衝撃を与える
    • 昔の家電じゃないので、直りません。壊れます。

「データが消えた!」と焦ると、つい何か操作したくなりますが、「何もしないこと」が、実は一番の復旧作業だったりするんですよ。

専門業者によるHDDデータ復旧サービス

「自分での復旧は無理そうだ」「物理障害の症状が出ている」…。そんな時は、専門のHDDデータ復旧業者の出番です。彼らは、クリーンルームなどの専用設備と高度な技術で、個人では不可能な領域の復旧に挑むプロフェッショナルです。でも、業者ってどう選べばいいんでしょうか? 費用は? ここでは、業者選びのポイントを詳しく見ていきます。

HDDデータ復旧業者の選び方

ネットで検索すると、本当にたくさんの復旧業者がヒットしますよね。料金もサービス内容もバラバラで、どこを選べばいいか迷うと思います。

ここで変な業者を選んでしまうと、高額な調査費だけ取られたり、復旧できるはずのデータも「復旧不可」と返されたりする危険があります。僕が業者を選ぶなら、以下のポイントをチェックしますね。

1. 料金体系の明瞭さ(成果報酬型か)

これが一番大事かも。信頼できる業者の多くは「成果報酬型」を採用しています。

  • 成果報酬型:データが復旧できた場合にのみ、費用が発生する。
  • 非・成果報酬型:復旧できなくても、作業費や調査費が請求される。

「復旧できなかったら0円」をうたっているか、「初期調査は無料」かを確認しましょう。見積もりを見て、納得してから正式に依頼できる業者が安心です。

2. 物理障害に対応できる設備(クリーンルーム)

HDDの物理障害を復旧するには、先ほども触れた「クリーンルーム(またはクリーンベンチ)」という、ホコリを徹底的に排除した専用設備が必須です。この設備なしにHDDを開封するのはあり得ません。

自社内にクリーンルーム設備を持っているかを、ホームページなどで確認しましょう。「提携先にある」とかではなく、「自社で保有」していることがポイントです。

3. 豊富な実績と技術力

「復旧率99%!」みたいな宣伝文句は、正直あまりアテになりません。なぜなら「何をもって復旧成功とするか」の基準が業者によってバラバラだからです。(例えば、100個のファイルのうち1個でも復旧できたら「成功」とカウントしているかも?)

それよりも、「創業から何年か」「官公庁や大企業との取引実績があるか」「対応しているHDDの種類(古いモデルやRAIDなど)が豊富か」といった、客観的な実績を見たほうが信頼できます。

4. セキュリティ体制

HDDの中には、個人情報や仕事の機密データが詰まっています。それを丸ごと預けるわけですから、セキュリティがしっかりしていないと怖いですよね。

「ISMS(ISO27001)」や「Pマーク(プライバシーマーク)」といった、情報セキュリティに関する第三者認証を取得しているかは、大きな判断材料になりますよ。

業者に依頼する際の流れ

いざ業者に頼むとなると、どう進むのか不安ですよね。一般的な流れはこんな感じです。

HDDデータ復旧サービス(業者)の一般的な流れ

  1. 問い合わせ・申し込み まずは電話やWebフォームで、状況(いつから、どんな症状か、PCの型番など)を伝えます。この時点で、おおよその料金を教えてくれる場合もあります。
  2. HDD(またはPC本体)の送付・持ち込み HDDを取り外せるならHDDだけ、自信がなければパソコンごと業者に送ります。持ち込みに対応している業者もあります。
  3. 初期調査(診断) 業者がHDDの状態を詳しくチェックします。「論理障害か、物理障害か」「どの程度の破損か」を特定します。
  4. 見積もり・復旧可能リストの提示 調査結果に基づいて、「復旧には〇〇円かかります」「復旧可能なファイル(フォルダ)のリストはこれです」という連絡が来ます。
  5. 正式依頼・復旧作業 見積もりとリストに納得できたら、正式に復旧作業を依頼します。(ここで「高い」と思えば、キャンセルも可能なはずです)業者がクリーンルームなどで実際の復旧作業を行います。
  6. データの納品・支払い 復旧できたデータは、別の新品HDDやUSBメモリ、DVDなどに保存されて返却されます。(トラブルのあった元のHDDが返却されるかは業者によります)データを受け取り、問題ないことを確認したら、費用を支払います。

重要なのは、ステップ4の「見積もり」の段階で、ちゃんとキャンセルできるかです。「調査したら、もう作業始めちゃったんでキャンセル料かかります」みたいな業者は要注意ですよ!

HDDデータ復旧にかかる費用相場

「で、結局いくらかかるの?」というのが一番気になるところですよね。

はっきり言って、HDDデータ復旧の費用は「ピンキリ」です。なぜなら、トラブルの状態(障害レベル)によって、作業の難易度や必要な設備が全く違うからです。

あくまで「一般的な目安」として、障害レベルごとの相場感をまとめてみます。

障害レベル主な症状作業内容費用相場(目安)
レベル1:軽度論理障害誤削除、ごみ箱を空にした、軽度なファイルシステム破損復旧ソフトによるスキャン、データ抽出3万円 ~ 10万円
レベル2:重度論理障害フォーマット、OS起動不可、重度なファイルシステム破損高度な解析ツール、ファイルシステムの修復8万円 ~ 20万円
レベル3:軽度物理障害HDDの基板(PCB)故障、一部の不良セクタ部品交換(ドナーHDD使用)、セクタの読み取り調整15万円 ~ 30万円
レベル4:重度物理障害異音(カチカチ音)、ヘッド故障、モーター不動、プラッタ損傷クリーンルーム内での開封作業、ヘッド交換、プラッタの移植20万円 ~ 50万円以上

費用に関する重要注意事項

上記の金額は、あくまで僕が調べた一般的な「目安」です。HDDの容量(TB数)や、RAID構成、サーバー機など特殊なものであれば、さらに高額になる可能性があります。

「HDDデータ復旧 5,000円~」のように極端に安い広告は、ほぼ間違いなく「軽度論理障害」の「最低料金」です。物理障害であれば、その金額で収まることは絶対にありえません。

必ず、複数の業者から初期調査(無料)と見積もりを取り、内容と金額に納得した上で依頼するようにしてください。

そう、高いんですよ…。個人で利用するには、かなり覚悟のいる金額ですよね。だからこそ、企業はバックアップを徹底するし、個人は「そこまでの価値があるデータか?」を天秤にかける必要があるわけです。

セキュリティが復旧の障害になる?

これは意外な落とし穴かもしれません。データを守るための「セキュリティ」が、復旧作業の大きな壁になることがあります。

一番大きいのは「暗号化」です。

例えば、Windowsの「BitLocker」や、Macの「FileVault」、あるいは市販の暗号化ソフトでHDD全体を暗号化している場合、復旧作業は非常に困難になります。

業者はデータの断片を拾い集めて再構築しようとしますが、その断片自体が意味不明な暗号データになっているため、元の形に戻せないんですね。

もちろん、暗号化を解除するための「パスワード」や「回復キー」がわかっていれば、業者はそれを(復旧作業の最終段階などで)使ってデータを元に戻せる可能性が高いです。

でも、そのパスワードや回復キーを忘れてしまったら?

それはもう、絶望的です。暗号化技術は、パスワードがなければ作った本人(やメーカー)でも解除できないように設計されていますから、復旧業者でも手が出せません。

また、単純なログインパスワードや、ファイルにかけたパスワードも、わからなくなっていると復旧の障害になります。「パスワードはどこかにメモしておくべき」とよく言われますが、こういう万が一の事態を考えると、本当にその通りだなと思います(もちろん、他人に見られない場所に、ですけどね)。

セキュリティを高めることは大事ですが、その「鍵」を失くしたら元も子もない、というわけです。

データを守るバックアップの重要性

ここまでHDDデータの復旧方法について長々と語ってきましたが、本当はこんな記事を読まなくて済むのが一番なんです(笑)。

復旧サービスは、あくまで「最後の砦」であり、高額な費用と時間がかかります。そして、100%復旧できる保証はどこにもありません。

じゃあ、どうすればいいか?

もう答えはわかりますよね。「バックアップ」です。これしかありません。

HDDは「機械」であり、家電と同じように「消耗品」です。いつか必ず壊れます。
「パソコンにデータを入れておけば安心」なんて思っていたら、それは大間違い。データは「消えるもの」「壊れるもの」という前提で付き合っていく必要があります。

今すぐできるバックアップ

  • 外付けHDD:一番手軽。週に1回でもいいから、大切なデータ(仕事のファイル、写真など)をコピーする習慣をつける。
  • クラウドストレージ:Google Drive, Dropbox, OneDriveなど。インターネットさえあればどこでもアクセスでき、自動同期も可能。容量によって有料になるけど、復旧費用を考えたらタダみたいなものです。
  • RAID(レイド):これはちょっと高度ですが、企業やデータのプロは「RAID1(ミラーリング)」といって、2台のHDDに全く同じデータを同時に書き込む方法をとったりします。1台壊れても、もう1台が無事、というわけです。

「バックアップを取るのが面倒…」という気持ち、すごくわかります。でも、何十万円もかけて復旧依頼をする手間と、データが永遠に失われる絶望感を想像してみてください。今すぐ外付けHDDを買いに走りたくなりませんか?

大切なデータは「2か所以上」に保存する。これがデジタル社会を生き抜くための鉄則ですよ。

HDDデータ復旧と今後の対策まとめ

さて、今回は「HDDデータの復旧」について、自分でやる方法から業者の選び方まで、かなり詳しく解説してきました。

最後に、大事なポイントをもう一度おさらいしましょう。

1. まずは「現状保存」

データが消えたら、何もしないこと!電源を切り、通電を避ける。これが鉄則です。特に「カチカチ」と異音がしたら、即電源OFF。物理障害は個人では絶対に対処できません。

2. 障害の切り分け

「ごみ箱を空にした」などの論理障害なら、復旧ソフトで戻せる可能性があります。ただし、ソフトのインストール先や上書きには細心の注意を。

3. 業者は「成果報酬」「設備」「実績」で選ぶ

プロに頼むなら、「初期調査無料」「成果報酬型」の業者を選びましょう。「クリーンルーム」の有無と「セキュリティ認証(ISMSなど)」も要チェックです。

4. 復旧は高額。そして万能ではない。

物理障害の復旧は、数十万円かかることもザラです。それでもデータが100%戻る保証はありません。暗号化パスワードを忘れたら、ほぼ不可能です。

HDDデータの復旧サービスは確かに心強い存在ですが、それに頼るのは「最終手段」です。一番確実で、一番安上がりな対策は、「日頃からのバックアップ」に尽きます。

この記事が、万が一のトラブルに見舞われたあなたの助けになれば幸いです。でも、一番は、この記事を読んだあなたが、今日からバックアップを始めるきっかけになることかもしれませんね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました