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wi fi ルーター 選び方の全知識 失敗しないコツ

wi fi ルーター 選び方の全知識 失敗しないコツ 選び方
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どうも、満福ログのしのいちです!

そろそろWi-Fiルーター買い替え時かな、と思いつつも、「wi fi ルーター 選び方」で検索して途方に暮れてませんか?

わかります。価格もピンキリだし、専門用語だらけで正直わからない…ってなりますよね。

最新のWi-Fi 6や7とか、ゲーミング用とか、本当に必要なのか。戸建てやマンションで最適なモデルは違うっていうし、一人暮らしならどれがいいのか。家族みんなの接続台数を考えるとどれくらいの性能がいるのか。セキュリティは?2.4GHzと5GHzの違いって?メッシュWi-Fiと中継器はどっちがいいの?

そんな初心者のあなたが抱えるたくさんの疑問を、この記事でまるっと解決していきますよ。

僕と一緒に、あなたの家にピッタリの一台を見つけて、快適なネットライフを手に入れましょう!

  • あなたに最適なWi-Fi規格(世代)がわかる
  • 間取りや接続台数に合った性能が見つかる
  • メッシュWi-Fiなど最新技術のメリットがわかる
  • 用途別のおすすめメーカーの特徴を知る
  1. 失敗しないwi fi ルーター 選び方の基礎
    1. 最新規格Wi-Fi 6や7は必要か
      1. Wi-Fi 6は「速さ」より「強さ」
      2. Wi-Fi 6EとWi-Fi 7は「専用道路」
      3. 選び方のまとめ
    2. 2.4GHzと5GHzの周波数とは
      1. 2.4GHz帯の特徴:障害物に強く、遠くまで届く
      2. 5GHz帯の特徴:速度が速く、電波干渉に強い
      3. どう使い分けるのが賢い?
    3. 戸建てやマンションの間取りで選ぶ
      1. 住居タイプ別のおすすめ
        1. ワンルーム・1K・1LDKの場合
        2. マンション(2LDK~4LDK)の場合
        3. 戸建て(複数階)の場合
    4. 家族の接続台数で性能を決める
      1. 接続台数は「ルーターの頭脳」の指標
      2. 選び方のコツ:実際の台数の1.5倍~2倍
      3. アンテナ数(ストリーム数)もチェック
    5. セキュリティ規格WPA3は必須
      1. WPA3って何がすごいの?
      2. 「WPA3」は「Wi-Fi 6」とセット
  2. 用途別wi fi ルーター 選び方と推奨
    1. メッシュWi-Fiと中継器の違い
      1. Wi-Fi中継器:安価だけど、弱点も多い
      2. メッシュWi-Fi:快適だけど、高価
      3. 結論:今から買うならメッシュWi-Fi
    2. 一人暮らしやワンルームの最適解
      1. オーバースペックは不要
      2. ただし「接続台数」は油断しない
      3. 設定の簡単さも重要
    3. ゲーミング用途の推奨スペック
      1. 最優先は「有線LAN接続」
      2. ルーターに求められるスペック
        1. 1. 高性能なCPU
        2. 2. 高速な有線LANポート
        3. 3. QoS(Quality of Service)機能
        4. 4. トライバンド(ゲーム専用帯域)
      3. ゲーミングルーターのまとめ
    4. おすすめメーカーごとの特徴比較
    5. 快適なwi fi ルーター 選び方総括
      1. 【最終チェック】最高のルーターを選ぶ6つの質問

失敗しないwi fi ルーター 選び方の基礎

まずは基本から。ルーター選びって専門用語が多くて挫折しがちですよね。でも、押さえるべき「柱」は意外とシンプルなんです。ここでは、快適なネット環境を築くための5つの基本を、僕が噛み砕いて解説しますよ!

最新規格Wi-Fi 6や7は必要か

まず最初の関門、『Wi-Fi 6(シックス)』とか『Wi-Fi 7(セブン)』ってやつ。これ、Wi-Fiの世代(規格)のことなんです。

結論から言うと、2025年現在、新しく買うならWi-Fi 6(ワイファイシックス)はほぼ必須かなと思います。そして、最高の環境を求めるならWi-Fi 6Eや7が視野に入ってきます。

『え、でもWi-Fi 5でも繋がるし、安いよ?』って思いますよね。もちろんWi-Fi 5(ファイブ)でもネットはできます。でも、Wi-Fi 6以降を選ぶべき決定的な理由があるんですよ。

Wi-Fi 6は「速さ」より「強さ」

Wi-Fi 6(技術的には IEEE 802.11ax と言います)の最大のメリットは、理論上の最高速度が速いこと…だけじゃないんです。

本当のすごさは、『たくさんの機器が同時に繋がっても遅くなりにくい』こと。これを実現するのが『OFDMA』っていう技術なんですけど、難しい話は抜きにして、『通信の交通整理がめちゃくちゃ上手くなった』と覚えておけばOKです。

Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までのルーターが、一度に一台のデバイスとしか通信できなかった(ように見える)のに対し、Wi-Fi 6は一度の通信で複数のデバイスに同時にデータを送れるんです。

これ、現代の家庭環境にドンピシャなんですよね。スマホ、PC、タブレット、スマートTV、ゲーム機、スマートスピーカー、IoT家電…。家族みんなが別々の機器を同時に使うのが当たり前じゃないですか。こういう多デバイス環境でこそ、Wi-Fi 6の真価が発揮されるわけです。

Wi-Fi 6EとWi-Fi 7は「専用道路」

じゃあ、Wi-Fi 6E(シックスイー)や最新のWi-Fi 7(セブン)はどうなの?って話ですよね。

Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6のパワーアップ版。従来の2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、新しく『6GHz帯』という電波の通り道が使えるようになったのが最大の特徴です。

この6GHz帯がすごいのは、まだ利用者が少ないガラガラの「専用高速道路」みたいなものだから。電波干渉がほぼゼロで、超高速かつ低遅延な通信が期待できるんです。VR/ARや高解像度のストリーミングに最適ですね。

そして、最新規格のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)は、その6GHz帯をさらに賢く使います。『MLO(マルチリンクオペレーション)』という技術で、複数の周波数帯(例:5GHzと6GHz)を束ねて同時に通信できるようになったんです。まさに異次元のスピードと安定性ですね。

選び方のまとめ

  • Wi-Fi 5 (11ac): 過去の規格。今から新品であえて選ぶ理由は薄いかも。
  • Wi-Fi 6 (11ax): 現在のスタンダード。 ほとんどの家庭で性能と価格のバランスが最強。迷ったらコレ。
  • Wi-Fi 6E (11ax): 6GHz帯を使いたい人向け。対応デバイス(スマホやPC)も必要。電波干渉を絶対に避けたいならアリ。
  • Wi-Fi 7 (11be): 最先端を求める人向け。10Gbpsの光回線を契約していて、その性能をフルに活かしたいパワーユーザーや、将来性への投資。まだ高価です。

というわけで、2025年現在のおすすめは、価格と性能のバランスが取れた『Wi-Fi 6』対応ルーターです。これが、ほとんどの人にとっての最適解になるはずですよ。

2.4GHzと5GHzの周波数とは

Wi-Fiルーターのスペック表で絶対に見かける『2.4GHz(ギガヘルツ)』と『5GHz』。この2つの周波数帯の違いを理解することは、ルーター選びでめちゃくちゃ重要です。

多くのルーターは、この両方の電波を同時に出せる『デュアルバンド』対応機ですが、それぞれの得意・不得意を知っておかないと、家の中で『なんでここだけ繋がりにくいの?』ってことになっちゃいます。

2.4GHz帯の特徴:障害物に強く、遠くまで届く

2.4GHz帯は、例えるなら「障害物コースが得意な長距離ランナー」です。

  • メリット: 壁や床、家具などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいです。
  • デメリット: 通信速度は5GHz帯に比べて遅め。そして、電波干渉を受けやすいのが最大の弱点です。

なぜ干渉しやすいかというと、2.4GHz帯はWi-Fi以外にもたくさんの機器が使っている「共有道路」だから。例えば、電子レンジ、Bluetooth機器(イヤホンやマウス)、コードレス電話、さらには近所の家のWi-Fi電波まで…。これらが全部干渉の原因になって、速度がガクンと落ちることがあるんです。

5GHz帯の特徴:速度が速く、電波干渉に強い

5GHz帯は、例えるなら「障害物がないサーキットを走るF1カー」です。

  • メリット: 通信速度が非常に速く、他の家電などとの電波干渉が少ないのが強みです。
  • デメリット: 障害物(壁や床)に弱いこと。電波が直進する性質が強いため、壁を一枚隔てただけでも電波が弱くなりやすいんです。

豆知識:6GHz帯って?

さっきのWi-Fi 6EやWi-Fi 7で出てきた「6GHz帯」は、5GHz帯の特性をさらに尖らせたイメージです。速度も速く、干渉も(今のところ)ほぼ皆無。ただし、障害物には5GHz帯以上に弱いので、ルーターと同じ部屋での利用が基本になります。

どう使い分けるのが賢い?

この特性を踏まえると、賢い使い分けが見えてきますよね。

周波数帯メリットデメリットおすすめの利用シーン
2.4GHz障害物に強い
遠くまで届く
速度が遅め
電波干渉が多い
ルーターから遠い部屋
壁の多い場所
IoT家電(速度不要なもの)
5GHz通信速度が速い
電波干渉が少ない
障害物に弱い
到達距離が短め
ルーターと同じ部屋・近い部屋
動画視聴、オンラインゲーム
Web会議
6GHz超高速・低遅延
電波干渉ほぼなし
障害物に最も弱い
対応機器が必要
ルーターと同じ部屋
VR/AR、8Kストリーミング
ガチのオンラインゲーム

最近のルーターには、接続する機器や場所に応じて、最適な周波数帯(2.4GHzか5GHzか)に自動で切り替えてくれる『バンドステアリング』という便利機能が搭載されているものが多いです。

この機能があれば、あなたはSSID(Wi-Fiの名前)を一つ選ぶだけでOK。ルーターが賢く交通整理してくれるので、設定が苦手な初心者の方でも安心ですよ。

戸建てやマンションの間取りで選ぶ

Wi-Fiルーターの電波が家中にちゃんと届くかどうかは、あなたの住環境(間取りや広さ、構造)に大きく左右されます。ここを間違えると、『買ったはいいけど端の部屋だけ電波が弱すぎ…』なんて悲劇が起こります。

ルーターのパッケージに書いてある『マンション3LDK向け』とか『戸建て3階建て対応』みたいな表記、ありますよね。あれ、あくまで目安です。

注意!メーカーの「推奨間取り」は鵜呑みにしない

メーカーが言う「推奨間取り」は、壁や障害物が少ない理想的な環境での理論値に近いんです。でも、実際の家は違いますよね。

特に、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションは、壁の中の鉄筋が電波をめちゃくちゃ吸収(減衰)させてしまいます。木造住宅と比べ物にならないくらい電波が通りにくいんです。

じゃあどう選ぶか。僕が推奨する簡単なコツは、「実際の間取りより一段階上のスペックを選ぶ」ことです。

例えば、あなたが2LDKのマンションに住んでいるなら、「3LDK~4LDK向け」のモデルを選ぶ。3LDKなら「4LDK・戸建て2階建て向け」を選ぶ。こうやって性能に余裕を持たせることで、壁越しの通信品質がグッと安定しますよ。

住居タイプ別のおすすめ

具体的に、住居タイプごとの選び方のポイントを見ていきましょう。

ワンルーム・1K・1LDKの場合

比較的コンパクトな空間なので、基本的にはエントリーモデル~ミドルクラスのWi-Fi 6ルーターで十分カバーできることが多いです。アンテナ数が少ない(2ストリームなど)の安価なモデルでも、快適に使える可能性が高いですね。

マンション(2LDK~4LDK)の場合

ここが一番難しいかも。前述の通り、鉄筋コンクリート造の壁が強敵です。電波は「距離」よりも「壁の枚数」で弱くなります。

対策としては、

  1. ワンランク上の強力なルーターを1台置く。
  2. 後述する『メッシュWi-Fi』を導入する。

の2択かなと思います。ルーターを家の中心に置けない間取り(玄関にしか回線ポートがない、など)の場合は、特にメッシュWi-Fiが強力な候補になります。

また、マンションは近隣の家のWi-Fi電波が飛び交う「電波過密地帯」です。だからこそ、電波干渉に強い5GHz帯の性能が高いモデルや、いっそ6GHz帯が使えるWi-Fi 6Eが活きる環境とも言えますね。

戸建て(複数階)の場合

戸建ては「横の広さ」に加えて「縦の階層」という問題が出てきます。1階にルーターを置いたら3階の端の部屋に届かない…なんてことはザラです。

これも対策は2つ。

  1. アンテナが強力なハイエンドモデルを1台置く。(外付けアンテナで向きを調整できるタイプが有利なことも)
  2. 『メッシュWi-Fi』を導入する。(正直、これが最強の解決策です

特に3階建て以上や、複雑な間取りの戸建て住宅にお住まいなら、最初からメッシュWi-Fiを選ぶのが、後悔しない一番の近道だと僕は思います。詳しくは後ほど「メッシュWi-Fi vs 中継器」の章で解説しますね。

家族の接続台数で性能を決める

今の時代、Wi-Fiルーターに何台の機器を繋いでますか?

ちょっと数えてみてください。家族それぞれのスマホ、PC、タブレット。リビングのスマートTV、ゲーム機(SwitchやPS5)、スマートスピーカー。プリンターやエアコン、照明、お掃除ロボットまで…。

『え、うちこんなに繋がってたの!?』って驚く人、多いんじゃないでしょうか。

この「同時接続台数」こそが、ルーターの「地力」を測る重要な指標なんです。

接続台数は「ルーターの頭脳」の指標

メーカーが公表している「推奨接続台数(例:30台)」ってありますよね。あれは、単に『30台まで接続できますよ』っていう上限数だけの話じゃないんです。

この推奨台数が多いモデルほど、高性能なCPU(頭脳)と大容量のメモリ(作業机)を積んでいる傾向があります。つまり、「同時にたくさんの処理をこなしてもパンクしない」能力が高いということです。

接続台数が少ない(=CPUが非力な)ルーターに、推奨台数ギリギリの機器を繋ぐとどうなるか。

家族全員が動画を見たり、オンラインゲームをしたり、Web会議をしたり…と高負荷がかかった瞬間、ルーターのCPUが処理落ちを起こします。結果、速度がガクンと落ちる、遅延(ラグ)がひどくなる、最悪の場合は接続がプツプツ切れる、といったネットワーク全体の不安定化を招くんです。

選び方のコツ:実際の台数の1.5倍~2倍

ここでも『余裕を持つ』のが大事な考え方です。

安定した通信を確保するためには、実際に接続するデバイスの総数の「1.5倍から2倍」の推奨接続台数を公表しているモデルを選ぶのがおすすめです。

例えば、家中のデバイスを数えたら20台だった場合。

20台 × 1.5倍 = 30台

この場合、推奨接続台数が「30台~40台」と書かれているミドルクラス以上のモデルを選ぶと、高負荷時でも安定したパフォーマンスを維持しやすくなります。

これは、将来的にIoT家電などが増えた時にも対応できる「未来への投資」にもなりますよ。

アンテナ数(ストリーム数)もチェック

接続台数と関連して、アンテナの数(ストリーム数)もチェックしたいポイントです。『4×4』とか『8ストリーム』とか書かれているやつですね。

これも難しい話は抜きにすると、ストリーム数が多いほど「通信の同時処理」が得意になります。データの通り道が多いイメージですね。

家族みんなが同時にガッツリ使う環境なら、接続台数が多く、かつストリーム数も多い(例:4ストリーム以上)モデルを選ぶと、より快適になりますよ。

セキュリティ規格WPA3は必須

家のWi-Fiルーターって、インターネットの世界とあなたの家庭内ネットワークを繋ぐ「玄関のドア」みたいなものです。

このドアに、カギをかけない人はいませんよね?

Wi-Fiのセキュリティ規格は、まさにその「カギの種類」です。そして、2025年現在、『WPA3(ダブリューピーエースリー)』という最新式の頑丈なカギを選ぶことが、もはや必須条件だと僕は断言します。

WPA3って何がすごいの?

WPA3は、これまで主流だった『WPA2』に存在したいくつかの弱点を克服した、新しいセキュリティ規格です。

特にすごいのは、パスワードを力ずくで当てようとする攻撃(総当たり攻撃)に対する防御力がめちゃくちゃ強くなった点です。

もしあなたがカフェなどでフリーWi-Fiを使うとき、暗号化されていない(鍵マークがついてない)Wi-Fiに繋ぐのは危険、っていう話は聞いたことがあるかもしれません。

でも、家庭のWi-Fiも、古い規格(WPA2や、それより古いWEPなど)のままだと、悪意のある攻撃者によってパスワードを解読され、ネットワークに侵入されるリスクがゼロではないんです。

家庭のWi-Fiが乗っ取られると…

もしルーターが乗っ取られたら、大変なことになります。

  • 通信内容を盗み見られる(オンラインバンキングのIDやパスワードなど)
  • あなたの家のネット回線が、犯罪予告などの踏み台にされる
  • スマートカメラやPCなど、接続されている他の機器にまで侵入される

…など、想像するだけで恐ろしいですよね。

「WPA3」は「Wi-Fi 6」とセット

『WPA3って難しそう…』と思ったあなた、朗報です。

実は、『Wi-Fi 6』対応ルーターを選ぶと、ほぼ自動的に『WPA3』にも対応しています。

Wi-Fi 6の認証要件にWPA3の搭載が必須になっているからです。

だから、第1章の冒頭で僕が「今から買うならWi-Fi 6が必須」と言ったのには、こういう強固なセキュリティ面での理由も含まれているんです。

もはやWPA3対応は「あったら嬉しい機能」ではありません。オンラインバンキングやリモートワークで機密情報を扱う現代において、家族全員のデジタルライフを守るための「譲れない必須条件」として、ルーター選びの際は必ず確認してくださいね。

用途別wi fi ルーター 選び方と推奨

基本の5つの柱(規格、間取り、接続台数、回線速度、セキュリティ)がわかったところで、次は「あなた自身の使い方」にフォーカスしてみましょう。ライフスタイルによって、ルーターに求めるべき機能の優先順位は変わってきます。ここでは、具体的なシーン別に、最適な選び方と注目すべき機能を紹介します!

メッシュWi-Fiと中継器の違い

『戸建てや広いマンションだとメッシュWi-Fiが最強』ってさっき言いましたけど、ここで詳しく解説しますね。

家のWi-Fiの「死角」をなくすための機器として、『メッシュWi-Fi』と『Wi-Fi中継器』の2つがよく比較されます。名前は似てますが、この2つ、性能と快適さが全然違います。

Wi-Fi中継器:安価だけど、弱点も多い

中継器は、親機(メインルーター)の電波を受け取って、それを「増幅」して再放送するシンプルな装置です。

  • メリット: とにかく安価。数千円で導入できます。
  • デメリット: 弱点が多いです。

中継器の主なデメリットは2つ。

  1. 通信速度が半減しやすい: 中継器は「受信」と「送信」を同じアンテナで行うため、理論上、通信速度が半分になってしまうモデルが多いんです。(※最近は改善されたモデルもありますが)
  2. 接続の切り替えが面倒: 親機と中継器で、それぞれ別のネットワーク名(SSID)になることが多いです。つまり、1階(親機)から2階(中継器)に移動した時、スマホが1階の弱い電波を掴んだまま離してくれず、自分でWi-Fiの接続先を2階用に切り替えないといけない…なんてことが起こります。これ、地味に超ストレスです。

メッシュWi-Fi:快適だけど、高価

一方、メッシュWi-Fiは、複数の機器(親機と子機、または全部が同等)が連携して、家全体を一つの巨大なWi-Fiネットワークで網目状(メッシュ)に覆う技術です。

  • メリット: 圧倒的な快適さ。
  • デメリット: 中継器に比べて高価。(2~3台セットで数万円~)

メッシュWi-Fiのすごいメリットは3つ。

  1. ネットワーク名(SSID)が家中で一つ: どこに移動しても、接続先を切り替える必要がありません。
  2. 賢く自動で接続先を切り替え(シームレスローミング): あなたが家の中を移動すると、ルーター側が「今ここが一番電波状態いいな」と判断して、自動的かつ瞬時に最適な機器に接続を切り替えてくれます。通話や動画が途切れることもありません。
  3. 速度が落ちにくい: 機器同士が効率的に通信し、接続するデバイスの負荷を分散させるため、中継器のような極端な速度低下が起こりにくいです。

結論:今から買うならメッシュWi-Fi

たしかに初期コストは中継器より高いです。でも、家中どこにいても「何も意識せずに」快適な通信が途切れないという体験は、その価格差を埋めて余りある価値があると僕は思います。

特に、2階建て以上の戸建てや、壁が多い3LDK以上のマンションにお住まいの方は、中途半端に中継器を買い足してストレスを溜めるより、最初からメッシュWi-Fiを導入するのが、結果的に一番コスパのいい選択になりますよ。

一人暮らしやワンルームの最適解

『メッシュWi-Fiとか言われても、俺(私)ワンルームだし…』という、一人暮らしのあなた。お待たせしました。

一人暮らしの場合、優先すべきは「コストパフォーマンス」と「設置のしやすさ(コンパクトさ)」ですよね。

結論から言うと、Wi-Fi 6対応で、価格が手頃なエントリーモデル~ミドルクラスモデルが最適解になります。

オーバースペックは不要

ワンルームや1K・1LDKであれば、電波の到達距離はそこまで気にする必要はありません。アンテナがギラギラしたハイエンドモデルや、メッシュWi-Fiは明らかにオーバースペックです。もったいない。

メーカーが「ワンルーム向け」とうたっているコンパクトなモデルで十分カバーできます。

ただし「接続台数」は油断しない

『一人暮らしだから接続台数も少ないでしょ?』と思ったら大間違い。ここが落とし穴です。

あなたのスマホ、PC(仕事用・プライベート用)、タブレット、スマートTV、ゲーム機(Switch, PS5, Xbox)、スマートスピーカー、お掃除ロボ、スマート照明…。

一人暮らしでも、ガジェット好きなら平気で10台~15台を超えるのが現代です。

なので、安さだけで選んで推奨接続台数が10台未満の旧型モデルなどを買ってしまうと、全部の機器を繋いだだけで不安定になる可能性があります。

ワンルーム向けモデルの中でも、推奨接続台数が「15台~20台程度」の余裕を持ったWi-Fi 6対応機を選ぶのが、失敗しないコツですね。

設定の簡単さも重要

初めて自分でルーターを設定する、という人も多いかも。そんな時は、スマートフォンの専用アプリで簡単に初期設定が完了するメーカー(例えばTP-LinkやNEC、Buffaloなど)のモデルがおすすめです。

アプリの指示に従ってポチポチ進めるだけで、難しい設定画面(黒い画面とか…)を見なくても使い始められるので、初心者の方でも安心ですよ。

ゲーミング用途の推奨スペック

オンラインゲーム、特にFPS(Apex, VALORANTなど)や格闘ゲームを本気でプレイする人にとって、ネットワーク環境は「勝敗を左右する機材」です。

ゲーマーが求めるのは、通信速度(Mbps)の速さ以上に、「低遅延(低Ping値)」「揺るぎない安定性」です。

一瞬のラグ(遅延)が命取りになる世界ですからね。そのためのルーター選びには、いくつか特別な視点が必要になります。

最優先は「有線LAN接続」

まず大前提として、本気で勝ちたいならPCやPS5はWi-Fi(無線)ではなく有線LANケーブルでルーターに接続してください。

どんなに高性能なWi-Fi 7ルーターを使っても、電波である以上、有線接続の安定性には勝てません。これが揺るがない事実です。

ルーターに求められるスペック

その上で、ルーター側に求めるスペックは以下の通りです。

1. 高性能なCPU

これは「接続台数」の章でも触れましたが、ゲーミング用途ではさらに重要です。大量のゲームデータを遅延なく処理するために、1.5GHz以上のデュアルコア、できればクアッドコアCPUを搭載したハイエンドモデルが欲しくなります。

2. 高速な有線LANポート

PCやPS5を繋ぐ「LANポート」の速度も重要です。契約している光回線が1Gbps超(例えば2.5Gbpsや10Gbps)なら、ルーターのLANポートもそれに対応した「2.5Gbps」や「10Gbps」のマルチギガポートを搭載しているモデルでないと、宝の持ち腐れになります。

3. QoS(Quality of Service)機能

これがゲーミングルーターの「キモ」です。QoSとは、ネットワークの通信に優先順位をつける機能のこと。

例えば、家族がリビングで4K動画を見始めたせいで、あなたのゲーム通信が圧迫されてラグが発生する…なんてことを防げます。

『ゲームの通信(パケット)を最優先で処理しろ!』とルーターに命令できるわけです。ASUSの「Adaptive QoS」や、特定のLANポートを「ゲーミングLANポート」として優先処理する機能などがこれにあたります。

4. トライバンド(ゲーム専用帯域)

もしWi-Fiでゲーム機(例えばSwitch)を繋ぐ必要がある場合、「トライバンド」対応モデルが非常に有効です。

トライバンドとは、通常の2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、もう一つ5GHz帯(または6GHz帯)を持っているルーターのこと。この追加の帯域を「ゲーム専用」にしてしまえば、他の家族が使う帯域と干渉せず、安定した通信が期待できます。

ゲーミングルーターのまとめ

ガチゲーマーなら、「有線LAN接続」を前提とし、「高性能CPU」「マルチギガLANポート」、そして「QoS機能」を搭載した、いわゆる「ゲーミングルーター」と呼ばれるカテゴリの製品を選ぶのが最適解となります。

おすすめメーカーごとの特徴比較

『理屈はわかったけど、結局どこのメーカーがいいの?』って思いますよね。わかります。

Wi-Fiルーターの主要メーカーには、それぞれ強みや「色」があります。どれが一番優れているというより、あなたのニーズに合うメーカーを選ぶのが正解です。僕の独断と偏見もちょっと入ってますが、主要なメーカーの特徴をざっくり紹介しますね!

メーカー名特徴こんな人におすすめ
Buffalo (バッファロー)国内シェアトップクラス。初心者向けの簡単設定(AOSS)や、設定を引き継げる「スマート引っ越し」が強力。サポートも手厚く、安心感を求めるなら筆頭。・設定に自信がない初心者
・国内メーカーの安心感が欲しい人
・家族で安心して使いたい人
NEC (Aterm)こちらも老舗の国内メーカー。安定性と信頼性に定評あり。アンテナ内蔵のすっきりしたデザインが多く、インテリアを邪魔しない。堅実なモデルが多い印象。・通信の「安定性」を最重要視する人
・目立たないデザインが好きな人
・「こども安心ネットタイマー」が欲しい人
TP-Link (ティーピーリンク)世界シェアNo.1。圧倒的なコストパフォーマンスが魅力。安価なエントリー機から高性能機、メッシュWi-Fi「Deco」シリーズまでラインナップが異常に豊富。専用アプリも使いやすい。コスパ最優先の人
・高性能なモデルを安く手に入れたい人
・アプリで直感的に設定したい人
ASUS (エイスース)PCパーツメーカーとしても有名。高性能・ゲーミング特化。強力なCPUを積み、QoS機能や、トレンドマイクロの技術を使った無料の高度なセキュリティ「AiProtection」が超強力。オンラインゲーマー
・設定を細かくカスタマイズしたい上級者
・セキュリティ機能を無料で使いたい人
I-O DATA (アイ・オー・データ)国内メーカー。全方位に電波を飛ばす「360コネクト」技術が特徴。設定の自動判別機能や、長期間無料で使えるペアレンタルコントロールなど、ユーザーに寄り添った機能が魅力。・設定の簡単さを重視する人
・子供のネット利用を管理したい人
・デザイン性を気にする人

YMYL(Your Money Your Life)に関する補足と注意

この記事で紹介している各メーカーの機能や特徴、価格に関する情報は、僕が2025年現在の知識と経験に基づいてまとめたものです。

各社の製品ラインナップやサービス内容(特にセキュリティ機能の無料・有料の範囲など)は、日々変更される可能性があります。

ルーターは家庭のネットワークとセキュリティを守る重要な機器です。購入を決定する前には、必ず各メーカーの公式サイトで最新の製品情報やスペック、サポート体制を直接確認してください。

また、高度なセキュリティ設定やVPN構築など、専門的な知識が必要な設定を行う場合は、自己責任で行うか、専門の業者に相談することも検討してくださいね。

快適なwi fi ルーター 選び方総括

いやー、お疲れ様でした!Wi-Fiルーター選びの旅、かなり奥深くまで進んできましたね。

ここまで読んでくれたあなたなら、もう家電量販店の店員さんの話を鵜呑みにしたり、Amazonのレビューだけでポチったりせず、自分に本当に必要な一台を見極める「目」が養われているはずです。

最後に、快適なwi fi ルーター 選び方のための最終チェックリストを、僕からのまとめとして贈ります。

【最終チェック】最高のルーターを選ぶ6つの質問

  1. 【規格】いま買うなら「Wi-Fi 6」以上か?
    → 性能と価格のバランスなら「Wi-Fi 6」。将来性や高速回線(1Gbps超)を活かすなら「Wi-Fi 6E / 7」を検討。
  2. 【間取り】住環境に「余裕」を持ったスペックか?
    → 鉄筋マンションや戸建ては「実際の間取り+ワンランク上」のモデルを。広い家なら「メッシュWi-Fi」が最強の解決策。
  3. 【接続台数】家族全員のデバイス数をカバーできるか?
    → 「実際のデバイス数 × 1.5倍」の推奨接続台数を持つモデルを選ぶ。これがルーターの「地力」の目安。
  4. 【回線速度】契約してる光回線の速度を活かせるか?
    → 1Gbps超のプランなら、ルーターの「WANポート」が2.5Gbpsや10Gbpsに対応しているか必ずチェック。(LANケーブルもCAT6A以上を推奨!)
  5. 【セキュリティ】安全な「WPA3」に対応しているか?
    → 家族の情報を守る「必須条件」。Wi-Fi 6ならほぼ対応しているので安心。
  6. 【用途】あなたの使い方に合っているか?
    → ゲームなら「QoS機能」、家族利用なら「ペアレンタルコントロール」、設定が不安なら「簡単設定アプリ」があるメーカーを選ぶ。

この6つの質問に「YES」と答えられるルーターこそが、あなたのための「最適な一台」です。

Wi-Fiルーターは、一度設定したら数年間は使い続ける、まさにデジタルライフの「縁の下の力持ち」。

この記事が、あなたの快適なインターネットライフを実現する、最高の相棒を見つける手助けになれば、僕もめちゃくちゃ嬉しいです!

以上、満福ログのしのいちでした!

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