こんにちは、「満福ログ」運営者のしのいちです。独立してライター5年目、毎日パソコンと向き合ってます。
さて、あなたは今、「ノートパソコンの選び方」で検索してこの記事にたどり着いたんじゃないでしょうか。
いざ新しいノートパソコンを買おうと思っても、種類が多すぎますよね。価格もピンキリだし、CPUやメモリって言われても何が違うのか…。
初心者の方ならなおさら、何から手をつけていいか分からない、って頭を抱えてるかもしれません。
ビジネスで使うのか、大学生が勉強やレポート作成に使うのか、それとも家でネットサーフィンや動画視聴がメインなのか。
実は、この「何に使うか」っていう目的によって、選ぶべきパソコンは全然違ってくるんですよ。
スペック表の見方もよく分からないまま、なんとなく価格やメーカーだけで選んでしまうと「動きが遅すぎてイライラする!」「持ち運ぶには重すぎた…」「欲しい機能がついてなかった」なんてことになりがちです。
高い買い物だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。
この記事では、ライターとして多くのPCを比較検討してきた僕の知識と経験をフル動員して、あなたにピッタリな1台を見つけるための具体的なステップを、世界一分かりやすく解説していきます。
スペックの話も噛み砕いて説明するので、安心してくださいね。
- 失敗しないための「目的」の明確化
- 初心者でも分かるスペック(CPU・メモリ)の読み解き方
- 価格帯やメーカーごとの特徴と違い
- ビジネスや大学生活など用途別のおすすめ条件
失敗しないノートパソコンの選び方
まずは基本中の基本、ノートパソコンを選ぶ上で絶対に押さえておきたい「考え方の軸」から解説していきます。ここをしっかり固めておかないと、店頭や通販サイトでスペックの数字や価格に振り回されちゃうんですよね。自分の「軸」を持つことが、賢いパソコン選びの第一歩ですよ。
ノートパソコン選びは目的別で考える
これが一番重要と言っても過言じゃないです。
あなたは、そのノートパソコンで何をしたいですか?
例えば、「家でインターネットが見られて、たまにYouTubeが見られればOK」という人なら、正直そこまで高いスペックは必要ありません。逆に、「動画編集やオンラインゲームをガンガンやりたい!」という人が、ネットサーフィン向けの低価格モデルを買ってしまうと、処理が追いつかなくてカクカクしたり、最悪ソフトが起動しなかったりします。
まずは、自分の使い方を具体的にイメージしてみましょう。
よくある利用目的の例
- インターネット閲覧(ネットサーフィン、SNS)
- 動画視聴(YouTube、Netflixなど)
- Officeソフト(Word, Excel, PowerPoint)での資料作成
- オンライン会議(Zoom, Teamsなど)
- 大学のレポート作成やオンライン授業
- 画像編集(Photoshopなど)
- 動画編集(Premiere Pro, DaVinci Resolveなど)
- PCゲーム(Apex, 原神など)
「全部やるかも…」と思うかもしれませんが、その中でも「絶対にやりたいこと」や「一番よく使う機能」を優先して考えてみてください。
例えば、僕(しのいち)の場合はライター業なので、
- Wordでの執筆
- ブラウザでのリサーチ(タブを20個くらい平気で開く)
- たまに簡単な画像編集
これがメインです。だから、CPUやメモリはそこそこ良くないとダメだけど、動画編集用の高性能なグラフィック機能(GPU)は不要、となります。こんな風に、自分の使い方を整理するのがスタートラインですよ。
初心者向けのチェックポイント
「目的と言われても、そもそもパソコン自体が初めてで…」という初心者の方も多いと思います。そういう方は、まず以下のポイントをチェックしてみてください。
OSは「Windows」か「Mac」か?
OS(オペレーティングシステム)は、パソコンを動かすための基本ソフトです。ほぼ「Windows(ウィンドウズ)」か「macOS(マックオーエス)」の二択かなと思います。
- Windows: 世界的なシェアが圧倒的。使えるソフトや対応する周辺機器(プリンターとか)がめちゃくちゃ多いです。特にこだわりがなければ、Windowsを選んでおけばまず間違いないですね。メーカーも豊富で、価格帯も広いです。
- macOS (Mac): Apple製品(iPhoneやiPad)との連携がスムーズ。デザインがおしゃれで、動画編集やデザイン系のクリエイターに人気があります。ただ、Windowsとは操作感が少し違うのと、全体的に価格が高めになる傾向があります。
iPhoneユーザーだからMac、という選び方もアリですが、会社や学校で指定が「Windows」の場合は、素直にWindowsを選んだ方が互換性の問題で困らないですよ。
Officeソフトは必要か?
Word(文書作成)、Excel(表計算)、PowerPoint(プレゼン資料)といった「Microsoft Office」ソフト。これが最初から入っている(プリインストールされている)モデルかどうかは大きな違いです。
大学生やビジネスマンの方は、ほぼ必須と言っていいでしょう。後から購入すると数万円かかることもあるので、最初から入っているモデルを選ぶのが断然お得です。購入時に「Office Home & Business」などの記載があるか確認しましょう。
「ネットと動画だけ」という方なら不要かもしれませんが、後から「やっぱりExcel使いたい!」となると高くつくので、少しでも使う可能性があるなら搭載モデルをおすすめします。
スペックの見方とCPUの重要性
さあ、ここが一番の山場、「スペック」の話です。カタログによく書いてある暗号みたいなやつですね。でも、ポイントさえ押さえれば大丈夫。
まず、パソコンの性能を左右する超重要なパーツが「CPU」です。
CPUは「パソコンの頭脳」とよく例えられます。処理速度のすべてを担っていて、この性能が高いほど、パソコンはキビキビと快適に動きます。
現在主流なのは、Intel(インテル)社の「Core(コア)」シリーズと、AMD(エーエムディー)社の「Ryzen(ライゼン)」シリーズです。
| CPUモデル | 主な用途 | 快適度 |
|---|---|---|
| Core i3 / Ryzen 3 | ネット、動画視聴、簡単な文書作成 | △(ちょっとモタつくかも) |
| Core i5 / Ryzen 5 | 一般的な用途全般、ビジネス、大学生活 | ◎(迷ったらコレ!) |
| Core i7 / Ryzen 7 | 動画編集、PCゲーム、重い処理 | ○(快適だけど高価) |
| Core i9 / Ryzen 9 | プロのクリエイター、最強ゲーマー向け | △(オーバースペックかも) |
結論から言うと、迷ったら「Core i5」か「Ryzen 5」を選んでおけばOKです。
ネット、Office作業、Web会議など、一般的な使い方ならまず不満は出ない、最もコスパの良いラインですね。僕もCore i5搭載機をメインで使っていますが、ライター業には十分すぎる性能です。
逆に、Core i3 / Ryzen 3は価格は安いですが、複数の作業を同時に行うと「あ、ちょっと待たされてるな」と感じる場面が出てくるかも。長く使うなら、Core i5以上が絶対におすすめです。
「世代」にも注目!
CPUには「世代」というものがあります。例えば「Core i5-1335U」のように、ハイフンの後の数字が世代を表します(この場合は第13世代)。この数字が大きいほど新しくて高性能です。
中古や型落ち品を買う時は、Core i7でも世代が古すぎると、最新のCore i5に性能で負ける…なんてこともザラにあります。最低でもここ2~3年以内の世代(2024年時点なら第12~13世代以降)を選ぶと安心ですよ。
メモリとSSD容量はどれくらい必要?
CPUの次に大事なのが、この2つです。
メモリ:「作業机の広さ」
メモリは、CPUが作業をするための「机の広さ」によく例えられます。机が広い(メモリ容量が大きい)ほど、たくさんのソフトやブラウザのタブを同時に開いても、動きが遅くなりにくくなります。
- 8GB: ネット、動画、Office作業など、一般的な用途ならOK。これが最低ラインかなと思います。これより少ない4GBモデルも安価でありますが、今買うのは正直おすすめしません。すぐに動作がカクカクになります。
- 16GB: 迷ったら16GBがおすすめ! ブラウザでリサーチしながらWordを書き、Zoom会議もつなぐ…といった「ながら作業」も超快適。僕も16GB積んでますが、ストレスフリーです。長く使うなら絶対に16GBあったほうがいいですよ。
- 32GB以上: 高画質な動画編集や、プログラミング、PCゲームなど、重い作業をする人向けです。一般的な使い方なら不要です。
ストレージ(SSD):「データの収納場所」
ストレージは、写真や動画、作ったファイルなどを保存しておく「収納場所」です。昔は「HDD(ハードディスク)」が主流でしたが、今は「SSD(エスエスディー)」が絶対におすすめ。
なぜなら、SSDはデータの読み書き速度がHDDとは比較にならないほど速いから。電源ボタンを押してからWindowsが起動するまでの時間、ソフトが立ち上がる時間が劇的に短縮されます。今買うなら「SSD搭載モデル」一択です。
容量は、どれくらいデータを保存するかによります。
- 256GB: OSやソフトを入れると、実際に使えるのはもう少し少なくなります。データをクラウド(Google Driveなど)に保存するのがメインで、パソコン本体にはあまり保存しない人向け。ビジネスや学校用途なら、これでも十分な場合は多いです。
- 512GB: 迷ったら512GBがおすすめ。写真や動画、作った資料などを気にせず保存できる、安心の容量です。これだけあれば、大抵の人は容量不足で困ることはないはず。
- 1TB(1000GB)以上: 動画編集の素材を大量に保存したり、PCゲームをたくさんインストールしたりする人向けです。
快適スペックのまとめ
ノートパソコン選びで迷ったら、以下のスペックを目安にしてみてください。これならまず失敗しませんよ!
- CPU: Core i5 / Ryzen 5 (最新から1~2世代前)
- メモリ: 16GB
- ストレージ: SSD 512GB
価格帯ごとの性能の違いを比較
「結局、いくらくらいの買えばいいの?」って思いますよね。価格帯ごとで、大体どれくらいのことができるのか、ざっくりまとめてみます。
| 価格帯 | 主なスペック(目安) | できること |
|---|---|---|
| ~5万円 | Celeron / Core i3 メモリ4GB / SSD 128GB | ネット閲覧、メールなど最低限の作業。性能はかなり低いので、メイン機には非推奨。 |
| 5万~10万円 | Core i3~i5 / Ryzen 3~5 メモリ8GB / SSD 256GB | ネット、動画、Office作業など、基本的なことはこなせる。コスパ重視ならこの価格帯。 |
| 10万~15万円 | Core i5~i7 / Ryzen 5~7 メモリ16GB / SSD 512GB | 快適スペックの基準を満たすモデルが多い。ビジネスや大学生活でストレスなく使いたいならココ! |
| 15万円~ | Core i7~i9 / Ryzen 7~9 メモリ16GB~ / GPU搭載 | 動画編集、PCゲーム、クリエイティブ作業もOK。軽くて高性能なモバイルPCもこの価格帯。 |
個人的なおすすめは、10万円~15万円の価格帯ですね。このあたりが、性能と価格のバランスが一番取れていると感じます。5~10万円のモデルでも十分使えますが、「ちょっと動作がもたつくかも…」という妥協が必要な場合も。長く快適に使いたいなら、少し予算を足して10万円以上のモデルを選ぶのが吉です。
価格に関する注意点
これらの価格やスペックは、あくまで一般的な目安です。セール時期やメーカーによって大きく変動します。特に、動画編集やゲームに必要な「GPU(グラフィックボード)」を搭載したモデルや、AppleのMacBookなどは、これより高価になる傾向があります。
メーカーごとの特徴とサポート体制
「どこのメーカーがいいの?」というのもよくある悩み。国内メーカーと海外メーカーでざっくり特徴が分かれます。
国内メーカー(富士通、NEC、Dynabookなど)
- メリット: なんといってもサポート体制の手厚さ。電話サポートが繋がりやすかったり、初心者向けの解説書が充実していたりします。パソコンに不慣れな方には安心感が大きいですね。品質も安定しています。
- デメリット: 海外メーカーの同等スペック品と比べると、価格が割高になりがちです。
海外メーカー(Dell, HP, Lenovo, ASUSなど)
- メリット: コストパフォーマンスが非常に高いです。同じ価格でも、国内メーカーよりワンランク上のスペックが狙えることも。デザインもスタイリッシュなモデルが多いです。
- デメリット: サポートは国内メーカーに比べるとビジネスライク(メールやチャットがメイン)な場合があります。とはいえ、最近は品質もサポートも向上しているので、大きな心配はいらないかなと思います。
Apple (MacBook)
独自のmacOSを搭載したMacBook。デザイン性、ブランド力は抜群。iPhone/iPadとの連携も完璧です。動画編集や音楽制作などクリエイティブ用途に強いですが、価格は高め。Windowsソフトが動かない(対策はありますが)ので、仕事や学校でWindows指定がある場合は注意が必要です。
僕自身は、コスパ重視で海外メーカー(DellやLenovo)を選ぶことが多いですね。でも、パソコンが苦手な両親には、サポートが手厚い国内メーカーのものを勧めました。これも「誰が使うか」で変わってきますね。
用途で変わるノートパソコン選び方のコツ
さて、ここからはもっと具体的に、「こういう使い方をしたい人」向けの選び方のコツを深掘りしていきます。基本スペックに加えて、どんなポイントを重視すべきか、チェックしていきましょう!
ビジネス用ノートパソコンの条件
仕事で使うとなると、趣味で使うのとはまた違った視点が必要になります。僕もフリーランスとして、仕事道具としてのパソコンにはこだわってますよ。
重視すべきポイント
- セキュリティ: 顧客情報などを扱う場合、セキュリティは最重要。指紋認証や顔認証(Windows Hello対応)があると、素早く安全にログインできて便利です。
- Webカメラとマイク性能: 今やオンライン会議は当たり前。カメラの画質が悪い、マイクが音を拾いにくい、となると仕事に支障が出ます。カメラに物理的なシャッター(プライバシーシャッター)が付いていると、セキュリティ面でも安心ですね。
- ポート(接続端子)の種類: 意外と見落としがちなのがコレ。外出先でプロジェクターに繋ぐための「HDMI端子」や、USBメモリを挿す「USB Type-A端子」など。最近の薄型ノートPCは「USB Type-C」しかないモデルも多く、別途アダプタ(ハブ)が必要になることも。自分の仕事環境で必要な端子があるか確認しましょう。
- バッテリー持続時間: 外出先や客先で使うことが多いなら、バッテリーは超重要。最低でも実働で8時間以上持つモデルだと安心です。
- キーボードの打ちやすさ: (後述しますが)特に文字を多く打つ職種なら、キーボードは妥協しちゃダメです。
スペックは、先ほど紹介した「Core i5 / メモリ16GB / SSD 512GB」あれば、大抵の事務作業は快適にこなせます。むしろ、持ち運びの軽さやバッテリー、使い勝手の良さを重視した方が、仕事の効率は上がるかもしれません。
大学生におすすめの機種とは
大学生活4年間(あるいはそれ以上)を共にする相棒ですからね。これは慎重に選びたいところ。
まず大前提として、大学の「推奨スペック」を必ず確認してください。生協や大学のウェブサイトに載っているはずです。特に理系の学部だと、特殊なソフトを使うために高性能なスペック(時にはGPU搭載)が求められることがあります。
それを踏まえた上で、一般的な大学生におすすめの条件はこれです。
大学生向けPCのポイント
- Officeソフト搭載: レポート作成でWord、データ分析でExcel、発表でPowerPoint。これは絶対に必要です。「Microsoft Office Home & Business」搭載モデルを選びましょう。
- 軽さとバッテリー: 講義、図書館、カフェ、サークル…と、キャンパス内を持ち運ぶ機会がめちゃくちゃ多いです。重さは1.3kg以下を目安にしたいところ。バッテリーも、コンセントのない教室で1日持つくらい(実働8時間以上)は欲しいですね。
- 堅牢性(丈夫さ): 毎日カバンに入れて持ち運ぶと、どうしても衝撃が加わります。MILスペック(米国国防総省の調達基準)準拠、とまでは言わなくても、ある程度しっかりした作りのモデルが安心です。
スペックは、文系なら「Core i5 / メモリ8GB~16GB / SSD 256GB~512GB」、理系(情報系や建築系など)なら「Core i7 / メモリ16GB以上 / SSD 512GB以上」が目安になるかなと思います。詳しくは、本当に大学の推奨スペックに従ってくださいね!
中古ノートパソコン購入の注意点
新品にこだわらなければ、「中古」や「再生品(リファービッシュ)」という選択肢もあります。安く高性能なモデルが手に入る可能性もありますが、当然リスクも伴います。
もし中古を選ぶなら、以下の点は絶対にチェックしてください。
中古PCのチェックリスト
- バッテリーの劣化具合: ノートパソコンのバッテリーは消耗品です。中古だと、新品時の50%も持たない…なんてこともザラ。「バッテリーはほぼ使えない(電源接続が前提)」くらいに思っておいた方がいいかも。
- OSのバージョンとサポート: OSが古すぎないか。特にWindows 10は2025年10月にサポートが終了します。今から買うなら、必ず「Windows 11」が搭載されている(またはアップグレード可能な)モデルにしましょう。
- 保証の有無と期間: フリマアプリなどの個人売買は、基本「保証なし」なので上級者向けです。「パソコン工房」や「ソフマップ」など、中古PC専門店であれば、数ヶ月~1年の保証が付いていることが多いので、そちらを強くおすすめします。
- ストレージがHDDではないか: 古い中古PCだと、ストレージがHDDの場合があります。SSDに換装されているモデルなら良いですが、HDDのままだと起動や動作が恐ろしく遅いので、避けた方が無難です。
個人的には、初心者の人にはあまり中古はおすすめしません。トラブルが起きた時に自分で対処できる知識がないと、結局「安物買いの銭失い」になっちゃう可能性が高いからです。どうしても安く抑えたい場合は、保証がしっかりした専門店の再生品を選ぶようにしてください。
持ち運びたい人のための重さとサイズ
ノートパソコンの最大のメリットは「持ち運べること」。でも、どの程度の頻度で持ち運ぶかによって、選ぶべき重さとサイズは変わってきます。
画面サイズ(インチ)
- 13インチ前後 (12.5~14インチ): 持ち運びメインならこのサイズ。A4ノートとほぼ同じか、一回り大きいくらい。ビジネスバッグにもすっぽり入ります。画面は小さめですが、作業性と携帯性のバランスが一番良いです。
- 15インチ前後 (15.6インチ): 家や会社で据え置きで使うことが多いなら、このサイズがおすすめ。画面が広いので作業がしやすいです。テンキー(数字専用キー)が付いているモデルも多いですね。ただ、持ち運ぶには「デカい、重い」と感じる人が多いはず。
- 16インチ以上: ほぼ据え置き用。動画編集やデザインなど、広い作業領域が欲しい人向け。持ち運びは考えない方がいいです。
重さ
- ~1.0kg (超軽量): 「毎日絶対に持ち歩く」という人向け。驚くほど軽いですが、その分価格はかなり高くなります。
- ~1.3kg (軽量): 持ち運びの現実的なライン。これくらいなら、カバンに入れても「まぁ許容範囲かな」と思える重さです。13インチクラスの多くがこの範囲に収まります。
- 1.5kg~: カバンに入れて歩くと、明確に「重い」と感じます。家の中での移動(リビングから寝室へ、など)は余裕ですが、毎日の通勤・通学は結構キツいかもしれません。
僕は取材で外に持ち出すことも多いので、1.3kg以下の14インチモデルを使っています。このバランスが、作業のしやすさと持ち運びの限界点の両立かな、と感じてますね。
キーボードの操作感も確認しよう
ライターという職業柄、ここは声を大にして言いたい。
キーボードの使い心地は、作業効率に直結します!
特に文字をたくさん打つ人(ビジネスマン、大学生)は、スペックと同じくらい重要視すべきです。ネット通販のレビューだけでは、この「感覚」は絶対に分かりません。
可能であれば、必ず家電量販店などで実機を触ってみてください。
チェックポイント
- キーピッチ: キーとキーの中心間の距離。広すぎても狭すぎても打ちにくい。自分の手の大きさに合うか。
- キーストローク: キーを押し込んだ時の深さ。浅すぎると「ペチペチ」した感触で打った気がしないし、深すぎると指が疲れることも。
- キー配列: 特に「Enter」キーや「Delete」キーの大きさ、配置が変則的でないか。ここが特殊だと、慣れるまでタイプミスを連発します。
- 打鍵音: カフェや図書館など、静かな場所で使う可能性があるなら、タイピング音が静かなモデル(静音キーボード)がおすすめです。
こればっかりは個人の好み(手の大きさや筆圧)がめちゃくちゃ大きいので、「このメーカーが良い」とは断言できません。LenovoのThinkPadシリーズは伝統的に打ちやすいと評判ですが、それも人によります。ぜひ、実店舗で「試し打ち」してみてくださいね。
賢いノートパソコンの選び方まとめ
いやー、長々と語ってしまいました。でも、それだけノートパソコン選びは奥が深いってことなんですよね。
最後に、賢いノートパソコンの選び方として、これまでのポイントをまとめます。
- 「何に使うか」という目的を、紙に書き出すレベルで明確にする。 (例:大学のレポートとZoom、たまに動画視聴)
- 目的に合わせて「絶対に譲れない条件」を決める。 (例:Office必須、重さ1.3kg以下、予算12万円)
- その条件を満たすための「基本スペック」を固める。 (例:Core i5、メモリ16GB、SSD 512GB)
- メーカーのサポート体制やデザイン、キーボードの感触など、プラスアルファの要素で絞り込む。
この順番で考えていけば、店頭で店員さんに丸め込まれたり、通販サイトの「おすすめ!」に流されたりせず、自分にとって本当に必要な一台が見えてくるはずです。
高い買い物です。焦らず、じっくりと「自分のための相棒」を選んであげてください。この記事が、あなたのノートパソコン選びの助けになれば、僕もめちゃくちゃ嬉しいです!


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