エギングも楽しみたいけど、せっかくならシーバスやライトショアジギングも一本の竿で挑戦してみたい。

そんな思いから「万能エギングロッド」を探しているものの「本当に他の釣りに使えるの?」「初心者でも失敗しない最強の一本は?」など、多くの選択肢を前に悩んでいませんか。

そこでこの記事では、数ある製品の中から明確な定義に基づいて、本当に使える万能エギングロッドだけを厳選してご紹介します。

選定にあたっては、ショア(陸っぱり)からのエギングを主軸としながら、シーバスやチニング・ちょい投げといった多様な釣りに対応できることを絶対条件としました。

具体的には、長さ8フィートから8フィート9インチ、硬さがMLまたはMクラスの「エギングロッド」として販売されている製品のみを対象とし、専用のシーバスロッドなどは除外しています。

この基準に基づき、ダイワやシマノの人気モデルから選び方のポイント、代用する際の注意点まで詳しく解説しています。

この記事を読めば、きっとあなたの右腕となる、最高の一本が必ず見つかります。

この記事でわかること
  • 自分に合った万能エギングロッドを選ぶための具体的な基準
  • 人気メーカーの製品から比較検討できるおすすめロッド12選
  • シーバスやライトショアジギングなど他魚種への応用方法
  • ロッドに合わせるリールやライン、購入前に知るべき注意点

Contents

万能エギングロッドのおすすめの選び方は?

長さは「8フィート6インチ(86)」前後を選ぶ

万能性を最も重視するなら、ロッドの長さは8フィート6インチ(約2.59m)前後が最適です。

なぜなら、この長さは「遠投性能」と「操作性」という、釣竿に求められる相反する要素を最も高い次元で両立しているからです。

長すぎると風の影響を受けやすく繊細な操作が困難になり、短すぎると飛距離が不足して広範囲を探れません。

例えば、足場の高い防波堤や、遠投が必須となるサーフ(砂浜)でも十分な飛距離を確保しつつ、足元での細かな誘いや、ルアーを意のままに操るテクニカルな釣りにも対応できます。

このように、一本で様々な釣り場や状況に対応できるバランスの良さから、エギングを主軸に多様な釣りを楽しみたいアングラーにとって、8フィート6インチ前後の長さが最高の選択となるでしょう。

硬さは「M(ミディアム)」クラスを基準にする

ロッドの硬さは、M(ミディアム)クラスを選ぶのが万能性を高める鍵となります。

その理由は、エギングで最も使用頻度の高い3号や3.5号のエギを快適に扱えるパワーと、20gを超えるルアーにも対応できる汎用性を兼ね備えているからです。

ML(ミディアムライト)も人気ですが、より幅広い釣りに対応するならMクラスに分があります。

具体的には、キレのある大きなダートアクションでイカに強くアピールできるのはもちろん、20g前後のメタルジグを使ったライトショアジギングや、少し重めのプラグを投げるシーバスゲームなどでもロッドが負けることなく安心して操作できます。

したがって、エギングでの快適性を確保しつつ、他のパワフルな釣りにも挑戦したいと考えるなら、Mクラスの硬さが最も信頼できる基準と言えます。

対応ルアーウェイト(g)の上限で汎用性を判断する

エギの号数表示だけでなく、グラム(g)で表記された「対応ルアーウェイト」を確認することが、真に万能な一本を見極める上で非常に重要です。

エギングロッドの多くは対応サイズが「エギ2.5~4号」のように表記されますが、これだけでは他の釣りに使えるかの判断が難しいのが実情です。

そこで注目すべきがグラム表記です。

例えば、同じMクラスのロッドでも、対応ルアーウェイトの上限が「MAX25g」のモデルと「MAX35g」のモデルでは、扱えるルアーの幅が大きく異なります。

後者であれば、ライトショアジギングで人気の30gのメタルジグも扱えるため、狙える魚種の幅が格段に広がります。

このように、自分が挑戦したい釣りに使うルアーの重さを考慮し、カタログスペックのグラム表記をしっかり確認することで、失敗のないロッド選びが可能になります。

万能エギングロッドおすすめ12選

ランキングの根拠

今回のランキングは、汎用性を最重視し、操作性・パワー・価格・レビュー評価の5項目を独自の配点比率で総合的に評価し順位付けしました。

ランキング根拠の詳細
評価項目評価基準配点比率
汎用性エギ2.5~4号への適合性を前提に、他ルアー(15~30g級のミノーやメタルジグ等)も扱いやすいレングス/パワー/ブランク特性かを重視しました。35%
操作性・感度シャクリ時のブレ低減、復元力、目感度/手感度、軽量グリップ・高感度構造(例:カーボンモノコック、スパイラルXコア等)の有無。25%
パワー・遠投性秋の数釣り~春の大型まで想定し、3.5号中心に4号もしっかり振れる反発力とキャスタビリティ。20%
価格・コスパ実売価格と搭載テクノロジー、耐久性のバランス。10%
レビュー・信頼性Amazon掲載情報・シリーズ実績を参照し、初期不良/破損レビューの偏りも確認しました。10%

それではいよいよ、おすすめの万能エギングロッドを12選ご紹介していきます。どんなエギングロッドがあるか、気になるときはぜひチェックしてみてください。

12.ダイワ (DAIWA) エギングロッド エメラルダス 86M 釣り竿

スペックと基本情報

汎用適応範囲エギ2.5~4号想定。ミノー/バイブ/30g弱のメタルジグまで流用しやすいMパワー。
操作性・感度
パワー・遠投性

ダイワ (DAIWA) エギングロッド エメラルダス 86M 釣り竿の特徴

先代スタンダードのMパワー8.6ft。3.5号中心に4号も振れる設計で、ロングキャストや大きめジャークに対応する軽量アウトガイドモデルです。シリーズとしての基本性能がしっかりしており、シーバスの小~中型プラグやライトショアジギングの軽量ジグ運用にも移行しやすい点が魅力です。現行では上位互換となる「エメラルダスX(2025)」が入手容易のため、本機は“価格が合えば狙い目”の位置付けです。

こんな人におすすめ
  • 3.5号中心のベーシック運用から他ターゲットへも広げたい方
  • 旧モデルでコスパ良くMクラスを確保したい方
  • ロングキャストと強めのシャクリを重視する方

11.テイルウォーク (Tailwalk) ロッド エギスト TZ 86ML 16299

スペックと基本情報

汎用適応範囲エギ2.5~3.5号中心、※4号は状況限定。プラグ~20g台前半のジグに好相性。
操作性・感度
パワー・遠投性

テイルウォーク (Tailwalk) ロッド エギスト TZ 86ML 16299の特徴

高反発で軽快な振り抜けを生むTZ(トルザイト)ガイド搭載機。MLでも張りと復元の速さを両立し、軽量エギのテンポよいゲームやi字・ドリフトなどの繊細操作で抜群の気持ちよさを発揮します。シーバスの小型プラグ、チニングのトップ/ミノーにも転用しやすいのが強みです。4号常用ならM推奨のため、汎用寄りのライト~ミドル帯で“軽さと感度”を最重視する方向けの順位としました。

こんな人におすすめ
  • 軽快さと高感度を最重視し、ライト寄りの汎用性を求める方
  • 小~中型プラグや20g前後のジグも幅広く扱いたい方
  • 張りのあるブランクでテンポよくシャクりたい方

10.メジャークラフト エギングロッド エギゾースト 5G 各種

スペックと基本情報

汎用適応範囲M(例:EZ5-862M)でエギ2.5~4号想定。ジグ~30g前後のライトショアジギングにも。
操作性・感度
パワー・遠投性

メジャークラフト エギングロッド エギゾースト 5G 各種の特徴

同社最新ブランク設計「5G」コンセプトで軽量・高反発を追求。Mの8.6ftは3.5号基軸に4号も視野に入るトルクで、磯・堤防の遠投ゲームや小青物の回遊時にも安定。一方で上位機に比べると超軽量・超高感度の尖りは控えめで、総合力型の立ち位置です。価格と装備のバランスに優れ、初中級者の“1本で幅広く”に応える良機。

こんな人におすすめ
  • 2.5~4号を季節で使い分けたい方
  • 30g前後のジグで回遊魚も狙いたい方
  • 最新設計の総合力をコスパ良く入手したい方

9.メジャークラフト 2代目ソルパラ X エギング SPX

スペックと基本情報

汎用適応範囲M番手でエギ2.5~4号想定。ML番手は上限3.5号のため4号主体ならM推奨。
操作性・感度
パワー・遠投性

メジャークラフト 2代目ソルパラ X エギング SPXの特徴

入門~ステップアップ層に人気のソルパラX。張りを持たせつつも扱いやすい調子で、3.5号を中心に春の4号まで見据えたMが“万能寄り”に最適です。価格帯を大きく超える作り込みというよりは、必要十分な基本性能と耐久性、パーツ構成で安心して酷使できる点が魅力。汎用転用も無理なく、シーバスの小~中型プラグやチニングにも対応しやすい一本です。

こんな人におすすめ
  • 1万円前後で“失敗しない”万能寄りエギングロッドが欲しい方
  • 3.5号中心に春は4号も試したい方
  • 他魚種も視野にガンガン使い倒したい方

8.シマノ (SHIMANO) ロッド 22 セフィアBB

スペックと基本情報

汎用適応範囲S86M想定でエギ2.5~4号。幅広いモデル展開で、ショアの王道レンジを網羅。
操作性・感度
パワー・遠投性

シマノ (SHIMANO) ロッド 22 セフィアBBの特徴

入門~中級の“最初の一本”として信頼の厚いセフィアBB。上位機ゆずりの設計ノウハウを反映し、ハイパワーXでネジレを抑えてブレを低減。ジャーク~ファイトの一連動作が安定します。ティップエギング専用機も別展開ですが、ショアの汎用性重視ならS86Mなどのレギュラーモデルが好適。価格を抑えつつ、年間を通じた基本性能を押さえたバランス機です。

こんな人におすすめ
  • “迷ったらコレ”の定番クラスで失敗したくない方
  • 2.5~4号運用と他ルアー転用の両立を狙う方
  • ブレ低減で快適にシャクりたい方

7.オリムピック 23 カラマレッティUX GCALUS-862M

スペックと基本情報

汎用適応範囲エギ2.5?4号 / PE0.4?1号。ミノーや小型ジグの操作も高相性。
操作性・感度
パワー・遠投性○~◎

オリムピック 23 カラマレッティUX GCALUS-862Mの特徴

「軽さと感度」の伝統をUX製法で再構築した2代目UX。3.5号を主軸に4号まで幅広く対応する“万能M”で、バランスの取れたRegular-Fast。張りすぎず、しかし戻りが速く、秋の手数勝負から春の一発までストレスなく対応します。価格は中位ながらシリーズの信頼度が高く、シーバスやチニング等へも移行しやすい芯のある設計です。

こんな人におすすめ
  • 軽さ/感度と汎用性のバランスを重視する方
  • 年間通して3.5号中心+春は4号まで視野に入れる方
  • 中価格帯で長く使える一本を選びたい方

6.メジャークラフト エギングロッド 24ソルパラ エギング 各種

スペックと基本情報

汎用適応範囲M番手でエギ2.5~4号想定。軽快なジャーク設計でプラグ/ジグも扱いやすい。
操作性・感度
パワー・遠投性

メジャークラフト エギングロッド 24ソルパラ エギング 各種の特徴

最新ソルパラは“しなやかさの中にトルク”を持たせた設計で、一日シャクリ続けても疲れにくいバランスが魅力。強すぎず弱すぎないMは、秋の数釣り~春の大型まで守備範囲が広く、シーバスの10~20g級プラグや15~30gのジグにも自然と対応。価格は控えめでも使い勝手がよく、初めての本格一本として安心感があります。

こんな人におすすめ
  • コスパ重視で“最新設計の基準値”を手にしたい方
  • 疲れにくいブランクで広く流用したい方
  • 秋~春まで幅広いシーズンに対応したい方

5.ダイワ (DAIWA) エギングロッド 21 エメラルダス MX アウトガイドモデル 各種

スペックと基本情報

汎用適応範囲M番手でエギ2.5~4号。30g級のジグ運用にも余裕。
操作性・感度○~◎
パワー・遠投性

ダイワ (DAIWA) エギングロッド 21 エメラルダス MX アウトガイドモデル 各種の特徴

軽量・高反発なブランクでシャープな振り抜けを実現する中核グレード。ロングキャスト性能と復元の速さに優れ、風や波の中でもエギ姿勢をコントロールしやすい点が強みです。汎用流用でも主導権を取りやすく、堤防~地磯まで対応。上位のAIR/EXIST系ほどの超軽量感はないものの、価格対性能のバランスは非常に高いです。

こんな人におすすめ
  • ロングキャストと復元の速さを重視する方
  • 4号運用や軽量ジグの遠投も視野に入れる方
  • 中核価格帯で長く戦える一本を求める方

4.シマノ (SHIMANO) エギングロッド 23 セフィア SS 各種

スペックと基本情報

汎用適応範囲S86M想定でエギ2.5~4号。
操作性・感度
パワー・遠投性○~◎

シマノ (SHIMANO) エギングロッド 23 セフィア SS 各種の特徴

ハイパワーXでネジリに強く、ブレを抑えた操作性の高さが魅力。大型のジェット噴射も受け止めるバットと、エギを安定して動かせるティップ~ベリーのバランスにより、秋の手数勝負から春の一発まで快適にこなします。XRほどの超高感度ではない一方、価格を抑えつつ上位直系の使い心地が得られる“完成度の高い実戦機”です。

こんな人におすすめ
  • 上位直系の操作性をお手頃価格で得たい方
  • 風がある日でもブレを抑えて正確に操作したい方
  • 年間を通じて“Mの王道”で攻めたい方

3.ダイワ (DAIWA) エギングロッド EMERALDAS (エメラルダス) X アウトガイド/インターライン 各種 (2025年モデル)

スペックと基本情報

汎用適応範囲86Mでエギ2.5~4号、幅広いショアゲームにマッチ。
操作性・感度
パワー・遠投性

注目ポイント

  • 1.
  • 2.
  • 3.

シリーズ最新の普及機。価格を抑えながら、ブランクの張りと復元の速さ、扱いやすい重量バランスで“はじめての本格M”として鉄板の一本です。4号の遠投や強めのジャークにも余裕があり、シーバスの20g級ミノー、30g前後のジグにも素直に対応。同価格帯ではトップクラスの総合力で、汎用性評価が非常に高く、この順位としました。

こんな人におすすめ
  • 予算1.3万円前後で“王道のM×8.6ft”を取りたい方
  • 4号遠投やライトショアジギングも視野に入れる方
  • 入門~中級まで長く使えるベース機を探す方

2.シマノ (SHIMANO) エギングロッド セフィア XR 各種

スペックと基本情報

汎用適応範囲S86Mでエギ2.5~4号。多魚種流用でも主導権を握りやすい高剛性×高感度。
操作性・感度
パワー・遠投性

シマノ (SHIMANO) エギングロッド セフィア XR 各種の特徴

スパイラルXコア×カーボンモノコック×Xガイドを搭載し、軽量かつ高強度・高感度を実現。ネジレ/つぶれ強度の大幅向上により、ブレの少ないシャクリと遠投精度、遠距離の操作レスポンスに優れます。シーバスやチニングへ転用しても一段上の感度と主導権を発揮。価格は中上位帯ですが、性能の伸び幅が大きく、長期的満足度は非常に高いです。

こんな人におすすめ
  • 高感度×高剛性で一段上のゲームを目指したい方
  • 風や波の中でも操作精度と飛距離を落としたくない方
  • 他魚種でも主導権を握れる一本が欲しい方

1.ヤマガブランクス エギングロッド カリスタ86M/PF

スペックと基本情報

汎用適応範囲エギ2.5~4号 / PE0.4~1号。プラグや20~30g級ジグ操作でも高レスポンス。
操作性・感度
パワー・遠投性

ヤマガブランクス エギングロッド カリスタ86M/PFの特徴

86Mの常識を刷新する「Power & Finesse」設計。遠投時でもエギ姿勢をキビキビ制御できるハイレスポンスと、繊細さ・感度を高い次元で両立します。ブランクは新規再構築され、反発と粘りを備えつつ、軽量98gで一日中のジャークも疲れにくい。エギ2.5~4号と守備範囲が広く、プラグ/ジグ操作でも入力がダイレクトに反映されるため、汎用流用でも圧倒的に快適。価格は高めですが、性能・完成度で首位評価としました。

こんな人におすすめ
  • 2.5~4号を高レスポンスで操作し、遠距離の主導権も取りたい方
  • シーバス/チニング/ライトショアジギングへも最高の操作性で流用したい方
  • 長期運用を前提に“最上位の一本”を選びたい方

万能エギングロッドのおすすめの使い方は?

シーバスゲームでの活用法

万能エギングロッドは、港湾部や小中規模の河川におけるシーバスゲームでその能力を発揮します。

主に10グラムから20グラム程度のミノーやシンキングペンシル、バイブレーションといったルアーを快適に操作できます。

エギを機敏に動かすために設計された張りのある穂先は、ルアーにキレのあるアクションを与える際に役立ちます。

ただし、シーバス特有の吸い込むような小さなアタリを弾いてしまわないよう、リールのドラグ設定は少し緩めにしておくのがコツです。

アワセは即座に行うのではなく、魚の重みが竿に乗るのを感じてから、ロッドのしなりを活かしてゆっくりと合わせることで、フッキングの成功率を高めることができます。

ライトショアジギングでの活用法

20グラムから30グラム程度のメタルジグを使用した、小型から中型の青物を狙うライトショアジギングにも対応可能です。

サバやワカシ、ショゴといった回遊魚をターゲットにする際に、エギングロッドのシャープな振り抜き性能と高い感度が有利に働きます。

特に、ジグが海底に着底した瞬間や、潮の流れの変化、魚がじゃれつくような微細なアタリを明確に手元に伝えてくれるため、水中でのルアーの状態をイメージしやすくなります。

本格的なショアジギングロッドほどの強靭なパワーはないため、根が荒い場所や大型魚との強引なやり取りは避けるべきですが、防波堤や足場の良い砂浜で楽しむには十分な性能を備えています。

チニングでの活用法

海底の地形やクロダイの繊細なアタリを感知する能力が求められるチニングにおいて、万能エギングロッドは非常に高い適性を示します。

5グラムから15グラム程度のフリーリグや専用ジグヘッドを使い、海底をズル引きしたり、リフトアンドフォールさせたりする釣りに最適です。

エギングロッドならではの高感度なティップが、ボトムの質の違いや障害物、そしてクロダイ特有のついばむようなアタリを逃さず捉えます。

また、硬い口周りを持つクロダイにしっかりとフッキングを決めるための、竿の根本部分のパワーも十分に備わっており、専用ロッドと比べても遜色ない使用感で楽しむことができます。

ちょい投げ釣りでの活用法

ルアーフィッシングだけでなく、エサを使った手軽なちょい投げ釣りにも最適です。

5号から8号程度の軽い天秤と仕掛けを組み合わせ、キスやハゼ、カレイといった砂底に生息する魚を狙うことができます。

一般的な投げ竿に比べて格段に軽くて操作性に優れるため、長時間の釣りでも疲れにくく、女性や子供でも扱いやすいのが魅力です。

ルアーロッドならではの高い感度は、魚のブルブルという明確なアタリをダイレクトに手元に伝えてくれるため、釣りの醍醐味をより一層感じさせてくれます。

家族でのレジャーフィッシングの際にも、一本あると大変重宝します。

万能エギングロッドに関するよくあるQ&A

なぜエギングロッドは他の釣りにも使えるのですか?
エギングロッドが万能と呼ばれる理由は、現代のルアーフィッシングに求められる「適度な長さ」「適度な硬さ」「高い感度」という3つの要素を高いレベルで満たしているためです。8フィート台という長さは遠投性能と操作性のバランスに優れ、様々な釣り場で扱いやすいです。また、MLやMといった硬さは、エギだけでなく多種多様なルアーの重量に対応できます。そして最も重要なのが、イカの小さな触りを感知するために設計された高感度なティップ(穂先)が、他の釣りにおいても水中の地形変化や魚の繊細なアタリを捉えるのに大きく貢献するからです。
シーバスロッドなど他の竿との違いは何ですか?
最も大きな違いは、ロッドの調子、特にティップ(穂先)の硬さにあります。エギングロッドは、エギを意のままにキビキビと動かす(シャクる)ために、ティップから胴にかけて比較的、張りのある設計になっています。一方、シーバスロッドは、シーバスがルアーを吸い込むアタリを弾かずに乗せるため、よりしなやかで食い込みの良いティップを持つモデルが主流です。このため、シーバスロッドでエギを操作すると動きが緩慢になりやすく、逆にエギングロッドでシーバスを狙うとアタリを弾きやすい傾向があります。
硬さはMLとM、どちらがより万能ですか?
どちらも万能ロッドとしての適性がありますが、どのような釣りを優先するかで選択が変わります。ML(ミディアムライト)は、より軽量なルアーの操作性に優れ、秋の小型エギを使った数釣りや、ライトな五目釣りなど繊細さが求められる状況で活躍します。M(ミディアム)は、よりパワーがあり、春の大型エギや20gを超えるメタルジグ、少し重めのルアーを扱うライトショアジギングなど、対応できる釣りの幅がさらに広がります。エギングを主軸に手軽な釣りを楽しみたいならML、他のルアーフィッシングへの展開をより重視するならMがおすすめです。
合わせるリールとラインの選び方を教えてください。
リールは、汎用性の高い2500番から3000番サイズのスピニングリールが最適です。自重が軽く、長時間の釣りでも疲れにくいモデルを選びましょう。ラインは、感度と強度、飛距離に優れたPEラインが基本となり、太さは0.6号から0.8号が最もバランスが良いとされています。そして、PEラインの先には、根ズレ(海底や障害物での摩擦)からラインを守るために、フロロカーボン素材のリーダーを結びます。リーダーの太さは、PEラインに合わせて7ポンドから12ポンド(1.75号〜3号)を1メートルほど接続するのが一般的です。
万能エギングロッドにデメリットはありますか?
はい、あります。万能ロッドの最大のデメリットは、全ての釣りにおいて「専用ロッド」には敵わないという点です。いわば「器用貧乏」な側面があり、それぞれの釣りを高いレベルで快適に行うことはできません。例えば、本格的なショアジギングにはパワーが不足し、1グラム以下のジグヘッドを扱うようなアジングには硬すぎて操作が困難です。あくまでエギングを快適に行えることを基本とし、その他の釣りも「こなせる」「楽しめる」という位置づけのロッドだと理解しておくことが重要です。特定の釣りに深くのめり込んだ際には、専用ロッドの購入を検討するのが良いでしょう。

まとめ

この記事では、後悔しない万能エギングロッドの選び方として「長さ・硬さ・対応ルアーウェイト」の3つの基準を解説し、ダイワやシマノなど人気メーカーのおすすめ12選をランキングでご紹介しました。

万能ロッドは、エギングを快適に楽しめるのはもちろん、シーバスやライトショアジギング、チニングなど、1本で幅広い釣りに挑戦できるのが最大の魅力です。

今回ご紹介したロッドは、どれもその汎用性と基本性能の高さで信頼できるモデルばかりです。

ぜひこの記事を参考に、あなたのスタイルに合った最高の相棒を見つけ、様々なターゲットとの出会いを存分に楽しんでください。

おすすめの万能エギングロッドTOP3をもう一度チェックする!

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